この記事では『私が選ぶ理想の結婚』第6話のネタバレをお送りしていきます。
6話では、はるひと尚孝の関係に再び大きな波乱が訪れます。
前話で仲直りしたはるひ達でしたが、吉武の突然の訪問により、はるひは苦しい立場に追い込まれることに。
今回は、恋愛関係における第三者の存在がもたらす複雑な心境を丁寧に描いた注目の回をご紹介します。
それでは『私が選ぶ理想の結婚』ネタバレ6話をみていきましょう。
『私が選ぶ理想の結婚』ネタバレ6話
久しぶりのデートを楽しんだはるひと尚孝でしたが、第6話では再び大きな試練が待ち受けています。
吉武が自宅前に現れたことで、はるひは苦しい立場に追い込まれることになりました。
吉武の突然の訪問
楽しかったデート帰り、自宅前に姿を現した吉武。
涙を浮かべながら「お休みの日に申し訳ありません」と謝る彼女は、考えて込んで散歩してたら偶然、田中先輩の自宅の近くに来てしまったと言います。
しかし、はるひはこの偶然という言葉を信じませんでした。
しかもこの場所を知っているということは、「前にも来たことがあるのではないか?この子を家に入れたことがある?」と考えます。
そして、はるひは「私たちは一緒に住んでるの!」と言うと、彼女はそれを知らなかったような表情に。
それを見たはるひは、「さすがに家には入れていないか」と安心しました。
すると、吉武は「田中先輩しか頼れる人はいなくて、つい・・野間口さんに嫌な思いをさせてしまったかもしれません」と気遣いを見せます。
けれども、はるひにはこの態度が全て演技だとすぐにわかりました。
吉武をかばい続ける尚孝
弱々しい態度をとる吉武に対し、尚孝は「彼女は今仕事で悩んでいて・・」とフォローしますが、はるひは黙って我慢することができませんでした。
「お仕事の相談なら会社でするべきじゃないですか」「どうして相談相手が尚孝じゃないといけないんですか」と吉武をまくしたてます。
吉武は何も答えず、涙を流すと、「彼女に事情があるから理解して欲しい」と再び吉武のことをかばう尚孝。
全てあざとい計算なのになぜ気づかないのかと怒りが収まらないはるひは「たとえ事情があっても休みの日に上司の家に来るなんて非常識だし、婚約してる人にはなおさら気をつかうでしょ」と反論。
しかし、尚孝は「これ以上、彼女を追い詰めないで欲しい」と言いました。
尚孝が倉沢を慰めている光景を見て、はるひは愕然。
「なんなのこの状況」「まるで私が悪者で彼女が被害者みたいじゃない」と心の中で叫びます。
幸せな一日を台無しにされたのは自分なのに、なぜか自分が責められている現実に耐えられませんでした。
そして、吉武は「私は帰らせていただきます」と言って、その場から立ち去ろうとします。
しかし、去り際にわざとよろけて、尚孝の胸に倒れ込んでしまいました。
はるひにはその姿が、あの忘年会で目撃したシーンとかぶって見えてしまうのでした。
一人での帰宅
「彼女の家は近くだから追ってくる。悪いけど先に帰ってて!」と言う尚孝。
はるひはその発言から、「彼女の家がどこだか知ってる?」「家に行ったことがあるの?」と考えてしまいます。
そして、尚孝はデート中に購入したプレゼントをはるひに渡すと、吉武の肩を抱きかかえながら行ってしまいました。
一人で家に戻ったはるひは、リビングで放心状態に・・・
風呂に入ったり、ジャムの缶詰したりして彼を待っていましたが、どんなに待っても戻ってきません。
頭の中では「吉武さんの部屋に上がりこんでるかもしれない」という最悪の想像が広がっていきました。
結婚への疑問
はるひは自分たちの関係について深く考え始めました。
「私たちは体の関係もほとんどない」「新鮮さもなくて同居人のような関係」
そんな状況で若い女性に言い寄られたら、尚孝は簡単に心を動かされてしまうかもしれない。
「婚約なんて何の効果もない」「人の気持ちは縛ることができない」「結局は紙に書いた約束でしかない」
そしてはるひは、「だったら結婚にはどんな意味があるの?」という疑問にたどり着きます。
『私が選ぶ理想の結婚』6話を読んだ感想
この6話は、恋愛関係における「善意の第三者」がいかに関係を複雑にするかを巧妙に描いた回だと感じました。
吉武という女性の行動は、表面的には「困った部下が上司に相談」という形をとっていますが、実際には非常に計算された行動であることが透けて見えます。
はるひが吉武の演技を見抜いているのに、尚孝がまったく気づかないという構図が最も心に残りました。
これは現実でもよくある男女の認識の違いを表していて、男性は相手の言葉を額面通りに受け取りがちで、女性は相手の真意や計算を読み取る能力に長けているという傾向を反映しているように思えます。
はるひの心境の変化も非常にリアルでした。
楽しいデートの後の幸せな気分が一気に崩れ去り、自分が悪者扱いされている現実に直面する。
そして「結婚の意味とは何か」という根本的な疑問にたどり着く流れは、多くの読者が共感できる心理描写だと思います。
吉武のわざとらしい「よろける」演出には、作者の構成力の高さを感じました。
忘年会のシーンとリンクさせることで、彼女の行動がパターン化された計算であることを効果的に示していました。
尚孝の「彼女の家は近くだから」という何気ない発言も、はるひの不安を煽る巧妙な演出でした。
読者としては、尚孝の鈍感さにもどかしさを感じつつも、このような状況では男性がどう行動すべきなのか考えさせられる複雑な心境になりました。
まとめ
『私が選ぶ理想の結婚』の6話ネタバレはどうでしたでしょうか?
『私が選ぶ理想の結婚』6話は、恋愛関係における三角関係の複雑さと、男女の心理の違いを見事に描いた印象深い回でした。
吉武の巧妙な演技と尚孝の鈍感さ、そしてはるひの苦悩がリアルに描かれ、読者は登場人物それぞれの立場に感情移入できる内容となっています。
はるひがたどり着いた「結婚の意味とは何か」という疑問は、現代の恋愛関係に悩む多くの人にとって普遍的なテーマです。
次話では、この問題にどのような答えが示されるのか、注目したいところです。
「私が選ぶ理想の結婚6話ネタバレ&感想を詳しくご紹介」でした。