コミックシーモアで連載中の漫画『私が選ぶ理想の結婚』
大人の女性が直面する恋愛や結婚について描かれた作品で、多くの女性読者から共感の声が寄せられています。
この記事では、物語の始まりである1話のストーリーを詳しくネタバレ解説していきます。
主人公はるひが体験する衝撃的な出来事と、そこから始まる新しい物語の展開をお楽しみください。
それではさっそく『私が選ぶ理想の結婚』1話ネタバレとその感想についてみていきましょう!
『私が選ぶ理想の結婚』ネタバレ1話
主人公は34歳のOL・野間口はるひ。
彼女は6年間付き合っている恋人の田中尚孝と4年間同棲生活を送っている状況です。
物語は、揺れる電車の中で、はるひが窓ガラスに映る自分を見つめている所からスタート。
「なぜこんな状況になってしまったのか」と自問自答しながら、握りしめたバッグを持つ手が震えています。
本来であれば恋人と一緒に帰宅する予定だったのに、なぜか一人きりで電車に乗っているのです。
この日の朝、いつものように尚孝がなかなか起きてくれませんでした。
はるひが何度も声をかけてやっと起きた尚孝は、「どうしてもっと早く起こしてくれないんだ」と文句を言います。
それだけでなく、「着替えるスーツを用意して」と身の回りのことを全部はるひに頼んできます。
はるひは心の中で「なんでも私に任せきりで」と思いながらも、今から喧嘩をしても時間がもったいないので我慢していました。
尚孝は穴の開いた靴下や高校生の頃のジャージを着ているなど、身だしなみにも無頓着な人物。
職場の人たちからは「ラブラブですね」と言われることもありますが、はるひの正直な気持ちは違いました。
ずっと一緒に住んでいると家族のような関係になってしまい、恋人同士らしいときめきを感じることはほとんどなくなってたいたのです。
それでもはるひが尚孝との関係を続けているのには、大切な理由がありました。
つい先日の誕生日に、尚孝がプロポーズをしてくれたのです。
「結婚しよう」という言葉が、はるひの支えになっていました。
その日の夜は、はるひ、尚孝ともに会社の忘年会でした。
一緒に帰る約束をしていて、カフェで彼を待っていました。
すると外に尚孝の姿が見えましたが、隣には知らない若い女性の姿が・・
尚孝はその女性に対して、はるひには最近見せたことのないような優しい笑顔を向けています。
さらに、その女性の頭を愛おしそうに撫でていたのです。
この光景を見てショックを受けているはるひのところに、尚孝からメッセージが届きます。
「ごめん、はるひちゃん。二次会に行くから遅くなる。先に帰っててね」という内容でした。
目の前で他の女性と仲良くしているにも関わらず、平気で嘘をつく尚孝の行動にはるひは言葉を失いました。
ここで冒頭のシーンに戻ります!
大きなショックを受けたはるひは、一人で電車に乗って家に帰ることにしました。
電車の中で「どうしてこんなことになってしまったんだろう」と考えながら、バッグを握る手が震えて止まりませんでした。
先ほど見た尚孝の楽しそうな表情が頭から離れず、「あの女性は私のことを見ていた。わざと見せつけたのかな」という疑いの気持ちが湧いてきました。
そんな時、はるひは目の前に立つ男性が具合い悪そうにしているのに気づき、席を譲ろうとします。
しかし、男性は我慢できずに嘔吐してしまい、コートやブーツにゲロがかかってしまいます。
それでもはるひは「ハンカチを使って」と優しく男性に接しました。
さらに動けなくなってしまった彼を電車から運び出そうとしますが、重くて持ち上がりません。
そんな時、同じ車両に乗っていたイケメン男性が「手伝います」と言って登場。
彼は、はるひが知っている人物で、同じ会社の営業部のエース・間宮樹だったのです。
『私が選ぶ理想の結婚』1話を読んだ感想
この1話を読んで、まず強く感じたのは主人公はるひの状況があまりにもリアルで切ないということでした。
6年間という長い交際期間と4年間の同棲生活という設定が、多くの女性にとって身近に感じられる状況だと思います。
特に印象的だったのは、朝の日常シーンです。
起きない恋人を起こし、身の回りの世話をし、文句を言われる…この描写は非常にリアルで、長年付き合っているカップルの「慣れ」や「甘え」がよく表現されていました。
はるひが心の中で不満を感じながらも、言葉を飲み込んでしまう様子には、多くの女性が共感するのではないでしょうか。
そして物語の核心である浮気の発覚シーン。
カフェで待っていても連絡はこず、目の前で恋人が他の女性と親密にしている姿を見てしまうという展開は、読んでいて本当に胸が痛くなりました。
この残酷な対比が、はるひの絶望感を非常に効果的に表現していたと思います。
プロポーズという希望の光があったからこそ、その裏切りがより深く刺さる構成も巧妙でした。
34歳という年齢設定も、結婚への焦りや将来への不安を抱える女性の心境をリアルに描いている要素だと感じます。
1話の終わりのシーンで登場した間宮樹という人物は、絶望の中にある一筋の光のように感じられました。はるひに手を差し伸べる彼の優しさは、尚孝との対比でより際立って見えます。
この1話だけで、主人公の置かれた状況と心境がしっかりと描かれており、今後の展開がとても気になる内容でした
間宮樹との出会いが、はるひの人生にどのような変化をもたらすのか、そしてタイトルの「理想の結婚」が、彼女にとってどのような形で実現されるのか、続きが非常に楽しみです。
まとめ
今回は『私が選ぶ理想の結婚』の始まりとなる第1話のストーリーについてネタバレしてきました。
『私が選ぶ理想の結婚』1話では、長年の交際で生まれる倦怠期や不満、そして結婚への期待と不安など、リアルな女性の心境が丁寧に描かれていました。
主人公はるひが体験する婚約者の裏切りという衝撃的な出来事から始まり、新たな出会いへとつながる展開は、今後の波乱を予感させます。
間宮樹という新しい存在がどのように関わってくるのか次回も目が離せませんね!
「私が選ぶ理想の結婚1話ネタバレ&感想を詳しくご紹介」でした。