『嘘月姫の嫁入り~捨てられた私が狼神様に寵愛されるまで~』は、厳しい運命に翻弄される少女・うめと、村の守護者として孤立した存在である狼神・生真との絆を描いた物語です。
異なる次元に生きる二人が、どのようにして惹かれ合い、愛を育んでいくのでしょうか。
人間と神という異なる存在の切なくも美しい物語が、心を深く揺さぶります。
今回は、『嘘月姫の嫁入り~捨てられた私が狼神様に寵愛されるまで~』の1話、2話のネタバレ、最終回結末や今後の展開予想を交えながら、最終回に向けた考察をお届けします。
神秘的な世界観と、二人の関係の行方に注目しながら、詳しく解説していきます。
嘘月姫の嫁入りネタバレ全話!
主人公・うめが嫁ぎ先から追い出され、故郷の村に戻るところから始まります。
村を守るために神に生贄を捧げる習わしがあり、うめは自らその生贄に名乗り出ます。
そこで出会ったのが、村を守る大口真神・生真でした。
二人の間には最初から不思議な絆が芽生え、物語は急速に動き出します。
次の章では、そんな二人の関係がどのように進展していくのか、物語の最終回はどうなっていくのか予想しながら詳しく見ていきましょう!
嘘月姫の嫁入りネタバレ1話
物語の始まりは、主人公・うめが嫁ぎ先から「子供が産めない女」として追い出されます。
ボロボロになったうめは神社で少しだけ雨宿りをします。
そこで、見ず知らずの男に声をかけられます。
その男は、うめに対し、傷の手当てをしてくれます。
心配する男に、彼女は嘘を言って明るく気丈に振る舞います。
残念ながら、嫁いだ際は、彼女を含め、嘘だらけの人たちばかり、、、。
それでも追い出されるその日まで頑張ってきたうめに、一筋の光が見え始めます。
その男が包帯を腕に巻いてくれたところに何か文字が書かれていました。
そこは偶然にもうめの故郷『月無村』。
2年ぶりに村に帰り、両親が元気にしているか気になる彼女。
しかし、衝撃の事実を村の人から聞きます。
流行り病になってしまい亡くなってしまったと、、、。
うめはショックを受けます。
てっきり嫁いだ先でも両親が生活に困らないように守ってくれていたかとずっと思い込んでいました。
しかし、追い出された嫁ぎ先ではうめの両親を守るどころか、両親二人だけで一生懸命生きていたとのこと。
そんな時、月無村では、長年月が昇らず、村人たちは大口真神に生贄を捧げることで村を守っていました。
誰か生贄として差し出さなくてはいけないと一人の村の娘が、、、。
嫌がって泣いていた娘の声を聞き、うめは自ら生贄として名乗り出ます。
複雑な思いと共に大口真神の奥社に向かう彼女は、大口真神である生真と出会います。
生真は口を利かない神ですが、約束がありました。
それは、「嘘をつかないこと。」
今まで嘘だらけの生活に疲れ果てていたうめ。
生真と接するうちに、うめは次第に彼に心惹かれていき、親しい間柄になります。
二人の出会いが、運命の歯車を動かし始めます。
うめは思い切って自分から生贄となりますが、生真に出会って幸せになれるといいですね。
嘘月姫の嫁入りネタバレ2話
うめと生真が心の距離を縮める中で、自分が抱えてきた秘密を隠し通すことができずにいました。
彼女は、勇気を出して真実を打ち明けることにします。
それは、うめは処女ではないことを、、、。
うめにとってとてもつらい告白でした。
自分は神様の捧げものとしていったのだから、もしかしたら殺されてしまうかもしれないと。
涙ながらに話すうめに対し、生真はたった一言「許せ」とだけ伝えます。
はっきりと「許す」とも言われず、「許さない」とも言われないため、彼の気持ちがつかめません。
それでも、生真は最後には静かに彼女を抱きしめます。
次の日、朝から2人に穏やかな時間が流れます。
生真は滝で体を清めてから朝の光を浴びます。
火が嫌いだという生真に対し、うめは自分で火を起こし、朝食の準備を始めます。
しかし、生真は神様が故に食べないと伝えると、うめは生真が食べられるものを探します。
そんな中で、生真が微笑む姿を見て、うめの心はじんわりと温かくなり、小さな幸せを感じます。
この後、思いがけない展開が起きます。
突然「ヨゲンノトリ」という可愛い鳥に会い、なぜか人間の言葉でうめと話します。
街へ降りたいときや今住んでいる御山のことで聞きたいことがあれば、ヨゲンドリのヨゲンに聞けばお手伝いしてくれるとのこと。
だんだん話していくうちに、生真は神社のある社から離れられない身であることを知ります。
そして、口輪をつけている理由も、、、。
生真は人間が嫌いなのです。
その理由として、人間によって封じてきた妖が嫌な思いをしたことがあり、生真は守っているのだと。
うめはその言葉が引っかかったまま、彼のところに戻ります。
前から気になっていたことを思い切って生真に聞きます。
『この御山の月光を遮る霧は生真の力によるものなのか』と。
彼はコクリと頷きます。
その瞬間、うめはなんとも言えぬ衝撃を受け、梅の実を探しに行ってくると、その場を逃げ出します。
うめはどうして人間である自分に優しく接してくれるのかと気持ちの整理をするため、考えながら前向きに生きていく決意をしていきます。
そんな中、山の中から銃声が聞こえ、うめは驚きます。
しかし、運悪く月無村の男衆に見つかってしまい、彼女は山から逃げようとしていると勘違いされてしまいます。
うめは違うと必死に答えますが、村の男衆には聞き入れてもらえません。
そして、男衆が持っていた銃口が彼女に向けられてしまいます。
うめの運命はいかに、、、。
どうなってしまうのでしょうか。
これまでにも謎めいていた生真の性格や、彼が心の奥に抱えている葛藤が少しずつ明らかになっていきます。
二人の絆がどんどん深まっていきますね。
嘘月姫の嫁入りネタバレ3話
うめを狙う男は容赦なく銃の引き金を引きました。
弾丸は梅に当たることなく、目の前で生真が素手で受け止めます。
男たちに彼の姿は見えていないようで、弾丸が何もないところで弾けたように見えようです。
神の怒りかもしれないと逃げていく男たち。
生真はうめに怪我はないかと心配をした後、その場を去っていきました。
その後、生真が怪我をしてから数日経ってもうめは彼に会えていない日々が続きます。
心配するうめに対してヨゲンは気分転換に街に下りてみては?
と人の姿になって彼女の不安な気持ちを取り除こうとしますが、うめはそれよりも血を止める薬草がないか聞くのでした。
本来なら人間が使う銃の弾丸など簡単に止めることができるのにも関わらず、素手で受け止めたのは、わざと傷つくことで人間に対する復讐の念を抑えたそうです。
そして、うめの目の前で人間を傷つける自分の姿を見せたくなかったから。
ヨゲンに今まで来た生贄と生真はどうなったのか聞くうめ。
どうやら今まで生贄にやってきた女性は、誰1人も生真に会うことなく街へ逃されたようです。
彼が生贄の目の前には現れたのはうめが一番最初であり初めて。
彼にとってうめは生贄ではなくただ1人の嫁なんだとヨゲンは伝えます。
その晩、うめは生真の事を心から慕っていることに気づき、会いたい・声を聞きたいと涙を流しながら眠るのでした。
ふと目を覚ますと目の前に生真がいること、昼間に灯りのために捕まえたホタルがいないことに気づき驚きます。
灯りが嫌いな生真が逃したのだと思った彼女は、また彼に嫌な思いをさせてしまったと反省しつつ、ホタルの灯りが彼の目に入らないように優しく目を手で覆いました。
生真は平気だと筆談しながらうめを抱きしめます。
彼への想いが高まるうめは、彼自身に悦んでもらうために奉仕させて欲しいと言います。
お互いの身体を重ねる2人でしたが、その拍子に生真の口輪が外れ、彼の綺麗な顔があらわに…
嘘月姫の嫁入りネタバレ4話
生真の口輪が外れ「うめ」と自分の名前を初めて声に出して呼んでもらえた事に驚くうめ。
彼が口輪をつけようとすると必死にそれを拒み、今晩で嫁のお試し期間が1ヶ月だからと話を続ける彼女。
口を利いてくれないということは嫁失格だということは感じている、ただ自分の前からあなたが消えてしまうことが怖い、でも守ってくれたことは嬉しくて、、
と、感情のままに生真に言葉を伝えます。
「嫁失格」と言ってくれれば諦めると言った瞬間、生真は羽衣を優しくうめに掛け、口付けをしました。
ネタバレ:生真は大口真神(おおくちのまがみ)なので人に対して言った言葉は全て本当になってしまう。
嘘も真実に変えてしまう力があるので、敢えて言葉を発しないようにしていた。
彼の力のことを彼女の伝えた後、口輪を改めてつけて筆談を続けました。
この山一帯を月が見ない暗い土地にした人間から疎まれた存在であり、愛し方も知らない自分の嫁に本当になる気はあるのかと生真は聞きます。
それに対し、何があってもそばにいると伝え、神様より早く死んでしまうけど嫁の座は誰にも譲りませんよと笑いかけるうめ。
我が嫁はうめだけだと、もう2度と離れぬと生真は言いながら2人は激しく愛し合うのでした。
明け方、2人は口輪を外した状態で本音で語り合います。
ホタルを逃した理由、それは灯りが嫌いなのではなく、その晩はホタルたちが一斉に飛び立ち消えてしまう日だったから。
死んでしまったホタルを目の当たりにしたらうめが泣いてしまうと生真は思ったようです。
そして、わざと手を怪我した理由は不意にうめを襲って抱いてしまわないように自分を戒めるためだったと伝えます。
それほどうめのことが大切なんだという言葉に彼女は顔を赤らめるのでした。
そして2人はめでたく結婚、山の妖たちにも伝えられ、うめは正式にお嫁さんになりました。
祝いの席に現れたのは1話でうめに声をかけた綺麗な男性、彼は生真の弟でした。
名前は「生琉」
彼と生真は兄弟として仲が良いのでしょうか…?
続きが気になりますね!
嘘月姫の嫁入りネタバレ最終回結末!うめと生真の関係はどうなる?
物語のクライマックスに向けて、うめと生真の関係はさらなる試練に直面します。
嘘をつく生活に疲れ果ててしまってうめが、生真と出会い、二人の関係がどのように発展していくのでしょうか。
そして、最終的にどのような結末を迎えるのか、1日でも早く読みたくなりますよね。
生真がうめに示した「許せ」という言葉の意味や、村と生真の因縁、他の神々の存在など、謎が次々と解かれていきます。
では、具体的にどのような展開が予想されるのか、一つずつ見ていきましょう。
生真の「許せ」の意味とは?
物語の重要な要素である、生真がうめに書いた「許せ。」
この言葉の意味はどのような意味が込められているのでしょうか。
「許せ」という言葉には様々な解釈が考えられます。
一つの可能性として、生真がうめをもとから自身の嫁として運命付けられた存在だと感じていたこと。
そして過去に犯した過ちや彼女に対する無力感への謝罪が込められているのではないかと予想されます。
この「許せ」が物語全体のキーとなり、二人の関係がより深いものになるための象徴的な言葉であると考えられます。
月無村と生真の因縁
大口真神である生真と月無村の関係は、物語の核心に関わる重要な要素です。
なぜ村に月が昇らないのか気になりませんか?
そして、生真は孤独な神となったのか、その答えは物語の後半で明らかに、、、。
過去に生真と村との間に何らかの因縁があり、その因縁が解かれることで、村に再び月が昇るのではないかと予想されます。
うめ自身がこの因縁の鍵を握っている可能性はありそうです。
もしかすると彼女は過去の出来事に関わっていた、もしくは誰かの生まれ変わりである可能性もあります。
うめと生真が夫婦になったその後は?
4話で無事に夫婦となったうめと生真。
2人の姿は素敵でしたね。
ここで話が終わってしまってはもったいないですから、その後どうなるのかが気になりますよね。
神と結婚したわけですから、うめに特殊な力が宿っても不思議ではありません。
子供を産めない体として嫁ぎ先を追い出されたうめでしたが、本当に彼女の体の問題があったのでしょうか?
子供が出来ない理由は女性側だけとも限りませんよね。
嫁いだ夫の方に問題がある可能性もあります。
うめと生真が愛し合うシーンはとても神秘的で綺麗ですよね。
本当はうめはちゃんが子供が産める体で、ちゃんと生真との間に子供が産まれてくれたら嬉しいと思います。
そして近隣の村からの因縁が解け、生真も人間を許すことができ、恐れられる神ではなく、慕われる神へとうめと共に成長していくのではないでしょうか?
まとめ
『嘘月姫の嫁入りネタバレ最終回結末!うめと生真の関係はどうなる?』いかがでしたか?
このストーリーは、神と人間という異なる存在が織りなす切なくも美しいラブファンタジーです。
嘘から始まったうめと生真の関係が、最後にどのような結末を迎えるのか、物語の行方が非常に気になります。
生真の「許せ」の本当の意味、村と彼の関係、他の神々の存在など、多くの謎が解き明かされる最終回が待ち遠しいです。
うめと生真が真実の愛を掴み、試練を乗り越えて本当の夫婦になる日が来るといいですね。
以上『嘘月姫の嫁入りネタバレ最終回結末!うめと生真の関係はどうなる?』でした!