今回は、無能の鷹ネタバレ最終回結末!原作はどんな話かご紹介をテーマにお送りいたします。
「無能の鷹」は、テレビ番組や芸能人からも面白いと名前が上がるほどの話題作です。
実際にテレビ番組や芸能人達のコメントを見て、読まれた方も多いのではないでしょうか?
2024年10月、菜々緒さん主演でドラマが放送されたことでさらに話題となりました。
ドラマを観た方は、原作やストーリーを詳しく知りたい方もいるでしょう。
- 無能の鷹の原作はどんな話?
- 無能の鷹の最終回結末ネタバレ
- 無能の鷹の原作の全巻あらすじネタバレ
これから「無能の鷹」を読まれる方も、もう既に読まれている方も、是非ともお楽しみください。
「無能の鷹」原作はどんな話
ドラマ化された「無能の鷹」の原作は、KISSで連載されていた漫画「無能の鷹」(はんざき朝未作)です。
気の弱い主人公鶸田が、見た目出来るオーラを纏い有能そうな鷹野ツメ子と就活であい、同じ会社、同じ部署に配属されることから始まります。
実は鷹野は見かけ倒しで、エクセルも使えないし、漢字も読めない、物覚えは悪いと全くの無能。
期待されて入社しますが、月日が流れ、既に社内ニート状態。
一方で鶸田は有能なのに、気の弱さと自信のなさが災いして、中々結果を出すことができませんでした。
そんな鶸田と鷹野がタッグを組むことで、お互いの弱点を補い合って、IT業界を舞台に次々と商談をまとめていく様が面白いです。
本当に見事なまで化学反応で感服します。
鷹野は仕事は出来ないのに、凛として堂々としているので、その風貌はまるで鴨田の上司。
さらに鷹野がはちゃめちゃな言動をしても、その風貌から周りが勝手に良い解釈をし、結果うまくいく。
鴨田は鷹野のことをヒヤヒヤしたりすることもありますが、結果がついてくるし、何より、鷹野の人を惹きつける才能を一番先に見出し、営業向と判断したのは鶸田でした。
鷹野が無能であるのか、有能であるのか、賛否両論かも。
ただ私は、鷹野はどちらかというと、カリスマと評するのがしっくりくるかなと思います。
この作品の登場人物は、鶸田と鷹野をはじめ、身近にこういう人いるなあという様な人ばかりで親しみを感じるキャラばかり。
さらにIT業界で業界用語も多いですが、社会人経験のある人なら、分かると感じるエピソードも多いので共感出来、読みやすいのも特徴です。
私も以前働いていた頃に、性格がものすごく良くて仕事のできない人と性格がものすごく悪くて仕事ができる人、どっちがいいだろうなんて思ったこともありました。
でもこの作品を読んで、人それぞれ長所があり、短所もあるといった風に少しだけ余裕が持てるようになりました。
特に仕事で行き詰まった時や疲れてしまった時には、鷹野のポジティブシンキングに救われるので、是非とも読んでもらいたい作品です。
「無能の鷹」は完結してる?
無能の鷹はKissにて2019年6月25日から 2024年9月25日まで連載されていました。
2024年9月25日に発売されたKISS11月号で無能の鷹が最終回を迎え、完結しています。
そして10月11日に発売される8巻で単行本も完結となりました。
プチキスとの違いを検索する人もいらっしゃるようですが単話版がプチキスで通常版が単行本っていう感じですね。
内容はどちらも同じです。
アイツが渡米するのには驚きでしたが、やっぱり彼女は彼女でした(笑)
「無能の鷹」原作の最終回結末までの全巻あらすじネタバレ
ここからは、さらに詳しく「無能の鷹」の原作1巻から最終巻までネタバレしていきます。
漫画はドラマとどのような違いがあるのかについても確認してみてくださいね。
「無能の鷹」1巻ネタバレ
就活で緊張している、元来気の弱い、鶸田はできる人オーラを放っている鷹野と出会います。
そして、鶸田は鷹野を見て、優秀な人なんだと思ったようです。
でも、絵的にも鷹野出来る女なので、最初、私も騙されましたし、鶸田の気持ちがわかります。
二人とも合格し、同じ会社の同じ部署に配属されます。
そして見た目できる女の鷹野は、エクセル使えない、コピーもできない無能ぶりを発揮し、すっかり社内ニートへ。
一方で鶸田は有能ですが、元来の気の弱さが災いして思うように営業先で立ち回れず、悩んでいました。
そんな時、無能と言われようが、凛とし、堂々としている鷹野はもしかしたら、営業に向きなのではと考え、鷹野に取引先に同行することを提案します。
もちろん鷹野の教育係鳩山をはじめ、周囲は当然反対。
しかもあまりにも無能な鷹野を首にしようという、話まで出ているというのです。
その噂は、鷹野の耳にも入りますが、鷹野は「私が会社を必要としているから。」と気にも留めていない様子でした。
鶸田は鷹野を連れて、取引先にいきます。
ここからが鷹野のミラクルの始まりです。
一見できる女の鷹野の見た目に、取引先はすっかり騙され、場の空気も穏やかに。
また、鷹野が「彼は私なんかより優秀です。」と持ち上げる事で、鶸田に対する見る目も変わり、商談がスムーズにまとまります。
さらに、TOEIC800点の高得点で英語ペラペラな鶸田がものおじして、英語はThis is a penレベルなのに発音がネイティブな鷹野が持ち前のできるオーラと合わせて、意味なく言った、Appleの一言に深い意味を待たせたりなどなど、ユニークなエピソードが多々あります。
とにかく、鷹野の意味不明な言動や行動が、とっても良い様に解釈されていくんです。
そこがとっても笑えます。
鷹野の入社の動機が「オフィス街で社員証をかっこよく使いたかったから」だったのは私個人的にも入社動悸が同じだったので親近感が湧きましたね。
鷹野の魅力にハマっていく、そんな1巻でした。
「無能の鷹」2巻ネタバレ
2巻でも鷹野ワールドが炸裂します。
ここでの見どころは、ズバリWEB会議でしょう。
ある日、電車で鶸田は鷹野と一緒になります。
鶸田はこの日、重要な商談をまとめるため、朝から製菓会社へ向かっていました。
鶸田は電車の中でも、資料を読むことに夢中。
どこか浮かれた様子でお菓子を勧めてくる鷹野に、遠足気分だなと違和感を覚えつつもそのまま資料に集中。
そしてここからが、鶸田の受難の始まりでした。
何とついた先は、観光地「東武ワールドスクエア」でした。
実は、鷹野は有給中だったため鶸田も同じだと思い込んでしまったようです。
大事な商談があるのに、鶸田は唖然。
なんとか、会社に連絡して、WEB会議に変更してもらえましたが、WEB会議が苦手な鶸田は狼狽えます。
さらにカフェに移動する時間がなく、そのまま鷹野にパソコン持たせて会議に望むことに。
まさにアクシデント続きの鶸田でした。
鶸田の説明は分かりやすく受け入れられましたが、画面越しでは相手の社長はイマイチ信頼に欠けると思うのでした。
そこへ鷹野が不意に屈んで、パソコンの角度が変わり、東武ワールドスクエアのコロッセオが画面に映り込みます。
ここからが、鷹野マジックの始まり。
そのコロッセオを見た、社長は鶸田がイタリアにいるため、急遽WEB会議になったのかと解釈します。
さらに、休憩明けで再入室した際、今度は鷹野とピラミッドが映り込んでいました。
鷹野はまたあの飄々とした態度で、鶸田が自分のせいでそちらへ行けなくなった事を詫び、観光のつもりが仕事になったと告げるのでした。
それを社長が勝手に世界を股にかけ仕事をしていると思い込み、極め付けは、鷹野の
「失敗?んーしても覚えていないので、それに確かに広いですけど充分歩いてまわれる距離ですよ、このワールドは。」
言葉に感銘を受けます。
その後、鷹野のカメラが再び鶸田に変わり、そこには鶸田が外国人と話している様子が。
これを見た社長はまたまた、自分達のお菓子がイタリア人に受けたと誤解。
訳のわからないままの鶸田をよそに、商談は無事に成立。
鶸田はその後、このロケじゃなかった、WEB会議に比べればとWEB会議の苦手意識が薄れるので、何もかもが結果オーライですね。
まあ、観光地でWEB会議をすることはないでしょうけど。
またこの2巻では、開発部に所属する女性社員、鵙尾が登場します。
鵙尾は誰もが効率的に簡単にこなせる経費精算ソフトの開発に挑戦していました。
そこで鷹野をテストユーザーへ。
鵙尾は素晴らしい経費精算ソフトを開発しますが、鷹野に楽だけど飽きたと一蹴されてしまうんですね。
鵙尾、ドンマイと思わず応援したくなる、エピソードもあり面白かったです。
鷹野はよくも悪くも無自覚に人を振り回す、憎めないけど罪な奴です。
「無能の鷹」3巻ネタバレ
3巻の見どころは、ズバリ鷹野の人心掌握術です。
鶸田はペット用品を取り扱っている会社へ商談に行くため、相手方の右腕となる右京とやりとりを重ねていました。
右京とのやりとりは手応えがあり、先方は社長も同席。
この時点で鶸田には、商談が成立する自信がありました。
しかし、商談の練習のためロープレをした際、社長役の雉谷から、
「君と直接会えば、もっとこうワクワクさせてくれると思ったんだけどな。」
と言われ、すっかり鶸田は自信喪失。
結局、鷹野を同席させることになりました。
先方に行ったら、愛猫を喪失しすっかり心を閉ざしている、社長がいました。
その姿を見て感情を揺さぶるプレゼンはやめようと鷹野にジェスチャーで送りますが、当然鷹野に伝わる訳がありません。
鷹野は、「感情を持って仕事しましょう。」
と真逆の事を言います。
慌てて鶸田はまたまたジェスチャーで待って、もっと思いやりをと送りますが、やはり伝わらず、
「同情してもらいたいのですか?」
と詰め寄ります。
鶸田と鷹野のやりとりがめちゃくちゃなため、鷹野の言動もやはりおかしく、脈略のないものへ。
そんな様子を見た社長ですが、戸惑いますが自分の愛猫、ルゥちゃんと似ていると思い始め、鷹野をイタコだと思い始めます。
また、久しぶりに感情的になった社長の姿に、右京達は鷹野をセラピストと称賛します。
社長は鷹野に、楽しく仕事するためにどうすればいいか尋ねます。
この問いに対して鷹野は、その答えは鶸田のプレゼンにあると伝え、商談は難なく成立します。
この間には、鳩山の親心から鷹野にAI診断をさせ、AIは鷹野を正しく無能と判断したのにも関わらず、AIの技能がまだまだと判断される話や、パソコンのスペックの見方を尋ねただけなのに、鷹野を介することで、何故か厨房で料理をしていく展開に進んだりと、鷹野の無茶振りが全開な3巻です。
人は見かけに騙されますが、AIは冷静にデータだけで正しく判断できるんですね。
「無能の鷹」4巻ネタバレ
見どころは、ズバリ、ラップでプレゼンです。
ラップでプレゼンってどういう事だろう?
鶸田の次の訪問先は、営業もスーツ、ジャケットやめました、とするような自由度の高い会社です。
この会社はメディアでも自由な社風で話題の会社でした。
鶸田は一瞬どんな服装で行くか、悩みます。
ラフな方が仕事ができる様に見える時があるなど、周りの意見はさまざまでした。
まあ、見た目が重視されるってのは、鷹野が証明しているしね。
そんな時、鷹野はスーツからヒップホップファッションに着替えて、ネックスピーカーまで。
スーツとヒップホップという、妙な二人で先方に行くのでした。
ですが、先方も自由度の高い社風で有名なだけあって、スーツ姿の方が悪目立ちしてしまいます。
先方の社長は、フレンドリーに装ってはいたものの、鷹野を見るその目は笑っていませんでした。
しかもそんなタイミングでネックスピーカーから、音楽が鳴りだしました。
社長は音楽を止めるようにやっんわりと促しますが、鷹野は、
「無理ですね、止め方など知りませんから。」
と言いどんどんボリュームも大きくなり、彼女はこのままプレゼンを進めることを提案。
DJ鷹野の始まりでした。
本当にネックスピーカーの操作を知らないだけですが、社長はその姿を見て、昔の自分と重ね、力もなく、自由を求める若者を見るとイラつくと思うのでした。
成果も出さずに自由を求めるのはただの怠慢だと思い知らせようと、そのままプレゼンが開始。
鶸田は、音楽に声をかき消されないように、声を張り上げて話しますが、曲調につられてラップ調になってしまいます。
流石にラップでプレゼンは不自然だと思い、社長が音楽を止めようとしますが、今度は鷹野のパーカーに入っていた、音楽プレーヤーが暴走し、社長の声を録音。
それがリピートされ何度も流され、まるでサンプリングしてループさせたかのようになるのでした。
最後まで、口調も身振りまでもラップでプレゼンをしました。
社長は呆気に取られつつも、なぜかラップでしかプレゼンできない鶸田のため、ラップでプレゼンさせたと解釈し、自分の自由が自由ではなくなっていたと反省。
しかも今後は公用語にラップを受け入れようと。
この会社の未来が心配になるお話でした。
ラップでしか説明できないと勘違いされてしまい、その後もラップを求められる様になり、すっかりこの会社が苦手になったんでした。
恐るべし、鷹野&鶸田にとっては災難でしたね。
この他、鷹野のはちゃめちゃな行動が巻き起こし、結果オーライなお話が数話あります。
特に私は名刺のお話が好きで、肩書きアルバイトになっていて、鷹野マジックでまたまた先方が肩書きなんて関係ないと思い込んでく様が笑えました。
本当に読めば読むほど、彼女にハマってしまいますね。
「無能の鷹」5巻ネタバレ
鷹野は上司の朱雀と二人で居残りをすることに。
朱雀は、「ITなんてただのツールにすぎません。パソコン仕事なんて部下にやらせたらいいんです。」が常々が常々口癖でした。
鷹野のパソコンは「修復に失敗しました。」と表示されており、それを眺めていました。
そんな時、朱雀は電話中、ファイルを開くつもりが、OSをアップデートするボタンを間違ってクリックしてしまったので、無理やりタスクを閉じた結果パソコンがフリーズ。
その後、試行錯誤しながら、色々試しますが改善されず、最終的に「重大なエラーが発生した。」と表示されたんでした。
何もしていないのにパソコンが壊れたとパソコンのせいにし、やはりITは性に合わないと感じ、最近のデジタル化の社会に対しても嘆くのでした。
なんでIT会社に入ったんだろう?
ついに、自分の手に負えないと感じ、ITに強い白鳥を呼ぶように言いますが、彼女が連絡した先は、いきつけのスナックのしらとりママでした。
ここからが、彼女ならではの劇場の始まりです。
部下の白鳥に電話をしているものと思っている、朱雀は、
「IT機器およびパソコンの不可避的に生じた故障について、、、、。」
と続けますが、彼女がそんな難しいフレーズを覚えられるわけではなく、
「アイなんとかについて。」
とママに伝え、ママは恋愛相談だと思い込むのでした。
続けてママに「(パソコンの画面が)ブルーになって何もできない。」と言います。
恋愛相談だと思っているママは、
「わかるわ、それが恋っていうの。」
と答え、彼女が「こい?」と言えば、朱雀が恋→故意と受け止めます。
本当に全く噛み合ってないまま話が進みます。
しまいには恋愛相談とパソコンの故障、全く違う次元の会話ですが、話の成り行きでパソコンをキレイにしたり、パソコンを抱きしめたり、最終的にITへの敬意といった具合で、パソコンも正常化し幕をおろすのです。
次の日、朱雀は何にも知らない部下白鳥に
「昨日はありがとう。パソコン、いや彼女を大切にするよ。」
とお礼を言い、白い目で見られたんです。
鷹野、相変わらず、最強すぎ。
そして、この巻では彼女独特のパワー炸裂物語がまだまだ存在します。
雑談という話で相手方が彼女と自分が似ていると自己投影するシーンがあり、相手方が立ち直るんですね。
これまでのお話でも、彼女と自分を重ねたり、似ていると思うシーンが出ていたので、彼女はぶっ飛んでいるように見えて、誰にでもある一面を持っているのかもしれませんね。
そういえば私も、笑いながら、彼女と自分が似ていると共感することがありました。
この男は、本当に興味深いです。
「無能の鷹」6巻ネタバレ
朱雀がある時、訪問先の会社が活気があることに感化され、社員同士で感謝の気持ちをポイントとしてやり取りしようというアイデアを出します。
サンクスポイント、略してサンポで、ありがとうの度にサンポをつけて、社内を活気づけようというものです。
この提案には、
「社員同士のポジティブなコミュニケーションが活発になり、働きやすい環境になる。」
などの賛成の意見と、
「会社にお膳立てされて、感謝し合うことに違和感がある。」
などの反対の意見に分かれました。
結果的に、一部の部署でお試しに導入されることになりました。
導入後、感謝の度にポイントを付与することになりましたが、SNSへのいいねをするような感覚やまた、ポイントを付与しないとありがた迷惑と思われるのでは?など、当初とはかけ離れたものになっていったんです。
そんな時、巨大ヘビが社内に現れ、女性社員が取り残されます。
それを開発部の途中入社して半年の鶏徳が助けます。
鶏徳は、お礼はいらない、歓迎会までしてくれてさらにプレゼントをくれた恩返しだからと。
そして、鶏徳は、モンゴルではお礼を言うのは無礼で恩は黙って受け止め、しかるべき時に返すのだと語ります。
そのため、鶏徳はそのモンゴルのしきたりに敬意を払い、ずっとお礼は言わなかたと。
そんな鶏徳ですが、鷹野にサンポを送り、彼女が意味なくサンポを返すというサンポラリーになっていたんです。
その話を聞いて、このシステムに矛盾を感じ、サンポ計画は全員一致で廃止となりました。
やはり何かの結果の裏にはこの男ありですね。
また、鶸田がミスして先方に謝罪をしに行く話があります。
鶸田は社内でアドバイスをもらったとおり、先方に謝罪するんですが、あんまりの先方のいいように頭に来て、逆ギレ。
それを見ていたアイツは止めるどころか、煽ります(笑)
鶸田は一瞬スッキリしますが、少し冷静になり、先方に意見します。
その意見は先方にも心当たりがあり、打ち解けるきっかけとなり、最終的に鶸田は先方に心から謝罪し、丸く治りました。
またもや彼女の行動により二人は和解できたのだからすごいですね。
今回は感謝や謝罪といった、社会生活においても大切なことを改めて、学んだ気がします。
ここまでくると、彼女のカリスマはすごいですね。
「無能の鷹」7巻ネタバレ
ここで初めて恋愛要素が出てきます。
なんと、彼女惚れる男性が現れるのです。
ある日、歩いていると、男性が一人、
「隠れるところはないですか?」
と現れます。
その男性こそ、投資家で有名な朱鷺田だったんですが、当然彼女はそんなことは知りません。
「投資手伝いましょうか?」
と彼女にいうと、彼女はあろうことか投資を透視と受け取り、占い師のところまで連れて行くのでした。
それが結果的に朱鷺田を助けることになります。
朱鷺田は株を予想する時には全裸になり無心にならないといけないという変わった人でした。
そのため、街中で全裸になったのでSPや警察官に追われていたんですね。
彼女に逃げている所を救われた事がきっかけで朱鷺田は彼女に興味を持ち、惹かれていきます。
朱鷺田は投資の天才で不思議な能力がありますが、実はそれは朱鷺田が無心でいれば発揮される能力であり、無心でなくなるとその能力は発揮されません。
しかも、朱鷺田には株に関する能力以外は、ほぼ無能なのです。
恋をしてしまった朱鷺田はことごとく株が当たらなくなり、朱鷺田を信じた人も損をしていきます。
朱鷺田のことを信じて投資していた彼女達の会社も倒産の危機に。
そこで鶸田が朱鷺田を呼び出し、話をすることになりました。
鶸田は会社のために話しますが、朱鷺田は鶸田も彼女が好きなのだと思い込み、
「君も(鷹野を)愛しているのか?」と問います。
鶸田は会社を愛している?気持ち悪いとは思いますが、これまでの日々を思い返し、
「仕事じゃなけりゃ関わらない人と出会って、仕事について考えをぶつけ合って、失敗を曝け出し、成功を分かち合って、そうやって一緒に仕事をして深めた絆だから、これが愛かどうかわからないが、ここは通さない。」
と朱鷺田が彼女の元へ行くことを拒みます。
朱鷺田はその姿に心を打たれ、再び株の世界に戻るという流れでした。
ラストシーンでは彼女がビルの窓から全裸のままヘリで飛んでいく朱鷺田を見つけるのですが、会社の人間にそんな馬鹿みたいなこと言ってないで会社の倒産の危機をどうにかしろと怒られる姿が描かれています。
また、生真面目な鳩山の日常生活がAIによって導かれていて、それを変えようと彼女をメンターにしたり、新入社員の鷺沼のバーベキューの歓迎会がみんなと打ち解けるエピソードがあったりと盛り沢山でした。
「無能の鷹」8巻ネタバレ(最終回結末)
ITコンサルティング会社タロンは大きな転機を迎えていました。
それはITのコンサルティングを完全AI化するという企画の推進で、鶸田達は通告から60日後、事実上のリストラをされることになります。
鷹野はその事実を伝えられる前にアメリカの大手IT会社『ビッグテック』にヘッドハンティングされ渡米しており、無能のはずがITエンジニアの高みへと登っていました。
彼女がいないことで契約が取れる時は取れるし、取れない時は取れないという日常を送っている鶸田。
彼女がいた時の思い違いから生まれる謎の展開も起きないせいか、日々の仕事のやり甲斐のようなものを失いかけてしまいました。
コンサルティング部廃止によるリストラのため、転職活動をするんですが、自分がやりたい事が明確にわからない彼はリストラ当日まで次の就職先を見つけることができませんでした。
無職になって2ヶ月、減っていく貯金とやる気の無さに無職ってエコだなと思ってしまうほど現実逃避する始末。
そんな時に会社の同僚から同窓会の連絡が来ます。
その同窓会の最中、ボヤ騒ぎが起きてしまいますが鶸田は冷静に同僚たちを避難させようとしました。
彼は日頃から避難経路を確認してから建物に入る癖があったようで、そこで同僚たちに「防災」がぴったりの仕事なのではとアドバイスを受けます。
郊外の防災にITを取り入れたい会社へ面接するのですが印象はあまり良くなく不採用になりそうだった所、アイツの言葉である、
「御社は私を必要としていないかもしれないけど私がここで働くことを必要としている」
を言った所、まさかの採用。
職場へ入った部屋にはなんとアメリカに行ったはずの彼女の姿がありました。
彼女は渡米してすぐにクビになったようです。
しばらくクビになったことにすら気づかず出社していた彼女。
再会に喜ぶ鶸田は「さぁ仕事だ」と防災用のドローンを鷹野と試験飛行させるのでした。
もちろん彼女はそれを眺めるだけ。
「無能の鷹」のドラマは売り切りだった?
ヤフーなどで「無能の鷹」を検索すると、「無能の鷹 打ち切り」というKWが出ていたので、本作のドラマは打ち切りだったのかについても調査してみました。
その一番の原因としては、話数でしょう。
一般的にドラマで一番多いのは10話完結です。
それに比べて、「無能の鷹」は8話という少ない話数で完結してしまったため、「打ち切り」なのではという声が多く挙がったのだと思います。
本作は深夜ドラマだったため、視聴率は低めでしたが、TVerの見逃し配信の再生数も非常に高く、総合ランキングで1位を獲得するほどの作品でした。
それに打ち切りだった場合は、批判的な感じの記事がニュースサイトでも取り上げられますが、そういった事も全くありません。
不評なドラマでなく、むしろ高評価を得ている作品ですので、打ち切りではないでしょう。
まとめ
ここまで、無能の鷹ネタバレ最終回結末!原作はどんな話かご紹介についてご紹介してきました。
この記事を読めば、
・無能の鷹の原作はどんな話?
・無能の鷹の最終回結末ネタバレ
・無能の鷹の原作あらすじネタバレ
がお分かりいただけたと思います。
とっても斬新でユニークな作品となっていますし、ドラマも素晴らしかったです。
菜々緒さんの鷹野も期待以上に感じました。
まだ漫画やドラマをみていいないという方は是非、チェックしてみてくださいね。
以上、「無能の鷹」の最終回や結末のネタバレ、原作はどんな話かご紹介でした。