当記事では『黒狼様の深愛なる花嫁』について各話のネタバレや最終回考察を含めて紹介させていただきます。
『黒狼様の深愛なる花嫁』は小説家になろうでも知られている編乃肌先生原作の和風ファンタジー恋愛漫画です。
編乃肌先生は小説家になろうで様々な結末を書き上げてきましたが、今作ではどのような結末が待っているのでしょうか。
同原作小説家の別の作品もアニメ化が決定し、そちらの最終回も気になっていたところ、新連載も始まり多くの人が読んでみる前にチラリとネタバレをみて様子を見たいと気持ちは共感できます。
現在までに出版されたお話を振り返りつつ、ご一緒に鉄末について考察をしてみましょう。
黒狼様の深愛なる花嫁の原作は小説家になろう?
上記で述べましたが、本作の原案は小説家になろうでも知られる編乃肌先生です。
編乃肌先生原案の『傷だらけ聖女より報復をこめて』は2025年にアニメ化が決定されており、先生の作品は今ノリに乗っていると言えます。
そんな中本作である『黒狼様の深愛なる花嫁』は漫画連載用に書き下ろされた完全新作の為、残念ながら小説家になろうでは読む事はできません。
本作はコミックシーモアで先行独占配信されていますので、気になりましたら是非読んでみてください。
現在は1話が無料で読む事が出来ます。
黒狼様の深愛なる花嫁ネタバレ全話!
考察するにあたって、本作の全体的なあらすじと各話のネタバレを見ていきましょう!
黒狼様の深愛なる花嫁のあらすじ
少し昔の日本、通力を持つ政府公認の退魔師は人間の邪気から生まれる妖魔と戦っています。
その中でも式の名を冠した名門の四つの家は四彩家と呼ばれ、平安時代から長く続いていた。
主人公ツユリは春宮家本家の長女だったが、四年前に家族が強力な妖魔である鬼々王に襲われ、両親を亡くします。
更に、弟の雪緒を庇い妖魔に飛び掛かったツユリは怪我を負い、忌み嫌われる爪痕持ちとなりました。
目を覚ましたツユリに最初に話しかけたのは従妹の菜子でした。
菜子から雪緒が重傷で入院していると知らされたツユリは弟の治療費を稼ぐ為に菜子の犬として非道な扱いをされるようになりました。
菜子の両親が家長を務める分家に乗っ取られた形となった春宮家で菜子の小間使いのようにツユリは勤めます。
分家の者には虐げられ、家中の者には爪痕持ちとして避けられてしまい、ツユリには支えは遠くの病院にいる弟だけです。
仕事の中でも特に重要視されていたものは破魔具と呼ばれる妖魔と戦うためには必要な道具の作成です。
ツユリは通力を込めた破魔具をたくさん作らされ、それを売ったお金がその分家の資産になり、一部が雪緒の治療費に割かれていました。
この破魔具の質が高く評価されており、菜子が作っていると偽って名声を得ていました。
更に、ツユリの立場が変わってしまった事をいいことに元々は春宮家の下男だった利太郎という男に言い寄られるようになります。
この男はツユリの身分が変わってから菜子に取り入り、無遠慮に小百合の身体を触るなどする卑怯者です。
ツユリが不当な扱いを受けていた中、陰から黒い影がツユリを眺めていて...
黒狼様の深愛なる花嫁ネタバレ1話
菜子は四彩家の中でも特に恐れられている『血塗れの黒狼』玄冬院刀夜に提供する破魔具を通力を殆ど使い尽くしたツユリに要求します。
疲れ果てたツユリが力が足りないと訴えると褒美として四年ぶりに弟との面会を約束し、発破をかけます。
雪緒の顔を一目でも見れるとツユリは喜び、力を振り絞って仕事に取り掛かります。
そんな矢先に利太郎が現れ、求婚をしてきます。
この時に強く断ったツユリに後悔するぞと不穏な一言を残す利太郎でした。
その夜、作成した破魔具を菜子に届ける為に屋敷を歩いていたツユリは声を聞きます。
菜子とその両親が話し込んでいるが、なんと雪緒は既に死んでいることが事が明かされます。
その後、立ち聞きがバレたツユリは地下で一生破魔具を作成する事を強制され、利太郎の好きにされてしまうと告げられたツユリは万事休すの状況に追い込まれます。
その時、黒い狼が部屋に飛び込んできました。
その狼は姿を変え、黒髪の男が現れます。
彼は、ツユリを番だといい守ると宣言します。
黒狼様の深愛なる花嫁ネタバレ2話
突如現れた男が玄冬院当主の玄冬院刀夜であることが判明します。
彼は初対面のはずのツユリを名前で呼び、番であると発言します。
そして刀夜は今まで提供されていた破魔具がツユリが作ったものだと見抜いていたことを明かし、その功績を奪っていた菜子を罵倒します。
刀夜は狼に変身する通力の影響もあるのか通力の臭いを嗅ぎ分ける事ができるらしく、最初から破魔具がツユリが作ったものだと気付いていたらしく、一話で遠くからツユリを見守っていた影は刀夜でした。
今の春宮家にはツユリを置いておけないと判断した刀夜はツユリをそのままさらって行きます。
今後ツユリに近づいたら敵対するとみなすとも釘を刺して、刀夜はツユリを玄冬院家に連れ帰ります。
この時、刀夜はある事実をツユリに伝えます。
それは雪緒が実は生きていたという事です。
玄冬院家に到着した二人は使用人に迎えられ、ツユリは世話用に式神を就けられもてなされます。
久々にゆっくりと風呂につかることができたツユリは思考を巡らせ、雪緒の事まで調べてくれた刀夜についていこうと思うようになりました。
その頃、ツユリに幼いころに恩があった刀夜は彼女を守ると誓っていました。
黒狼様の深愛なる花嫁ネタバレ3話
風呂から上がったツユリは玄冬院家から着物を頂いていました。
優しい使用人は嬉しそうにツユリを奇麗だと褒めますが、ツユリは否定してしまいます。
ツユリは爪痕持ちの自分には良質な着物は似合わないと思い込み、暗い気持ちになってしまいます。
しかし、否定されたことも暗い表情の気付かずか、逆に気を使ってか、使用人の女性はにこやかにツユリを励まします。
ここだけでもとても暖かいやり取りです。
そしてそのまま刀夜の部屋に通されるツユリ。
刀夜はまず雪緒の所在についてツユリに話します。
弟は政府が直接運営する白魔隊に所属していると明かされます。
白魔隊は退魔組織であり、4年前の事件では雪緒は白魔隊に救助され、そのまま所属するようになったとの事です。
白魔隊に所属したものは基本的に家族に会うことはできない掟があるようです。
しかし、刀夜に協力すれば、合える可能性があると言います。
それて刀夜はツユリを番にする契約をしたいと言います。
一方、ツユリの通力を込めた退魔具の取引に頼りきりになっていた春宮分家は既に暴落が目前に迫っていました。
破魔具を取引する条件で菜子との縁談が進んでいた秋御門家の次男からも婚約が取りやめになってしまいます。
今までツユリに頼りきりだったことを棚に上げ、逆上する菜子はツユリを奪い返し、破魔具を作り続けさせることを決意します。
黒狼様の深愛なる花嫁ネタバレ4話
場面は玄冬院家に戻り、ツユリと刀夜は床についていました。
玄冬家の通力である獣憑きは制御が難しく、暴走すれば人間に戻れなくなるそうです。
その暴走がないように獣の血を安定させる事が出来るのは番の契約だけとの事です。
通力を持つ人間が常に側にいる必要があり、これが伴侶であればさらに動きやすいです。
刀夜がなぜ自分を選んだのかをツユリが尋ねると、刀夜は刀に込められた通力を感じた時から決めていたと明かします。
ツユリは特別な通力を持つ自分を、その力を得る為だけに選んだと暗い思い込みます。
しかし、刀夜はその通力をそれ以前に感じていたからツユリを選んでいました。
それは幼い頃に狼の姿のままだったにも関わらす、救ってくれた当時のツユリを覚えていたからでした。
二人はすれ違ったまま、番の契約を交わします。
番である印として、ツユリの肩にある妖魔の爪痕の上から刀夜は神跡を残しました。
四話では現在の雪緒も登場し、見所が盛りだくさんとなっています。
黒狼様の深愛なる花嫁ネタバレ最終回結末予想!
黒狼様の深愛なる花嫁は原作のないオリジナル作品のため、最終回、結末が明らかになっていません。
ここでは、結末の展開について考察していきたいと思います。
夏の四彩家
ツユリの家族である春宮家は四彩家という四季の名前を冠した四つの名門に所属しています。
刀夜がいる玄冬院家と菜子が婚姻する予定だった秋御門家が判明しています。
今後は夏の名前を冠した家も登場するでしょう。
四彩家の中でも玄冬院家が圧倒的な強さがあると言及されていますが、もしも残りの三家が結託してツユリと刀夜を襲えば危険である可能性は大いにあります。
秋御門家は縁談が白紙になったとは言え春宮分家寄りであることが考えられる為、夏の名家が味方に付くのか気になります。
鬼々王襲来の真相
そもそものツユリの家族を急に襲った悪鬼の親玉・鬼々王の存在が不可解でした。
上位の妖魔が突如退魔の守りが堅いであろう名門を襲うのは不自然ではないでしょうか。
漫画を見て頂くと、ツユリの回想で登場する鬼々王は体中にお札が貼ってあり、そもそも四年前の幼いツユリが詳しい情報を知っているのを鑑みると元々は封印されていたのではないでしょうか。
鬼々王の封印を解いて春宮家を襲わせた場合、得をするものがいると考えれば、一つ思い当たる事がないでしょうか。
個人的には春宮分家が犯人だと予想します。
特別な通力を持つツユリが手に入り、雪緒は白魔隊に厄介払いし、春宮家を効率よく乗っ取れると考えたらしっくりきます。
真相解明も本作の楽しみですね。
春宮分家との決着
春宮家分家、特に菜子はツユリからツユリが作る破魔具から得られる名声に依存しています。
菜子がツユリを奪い返す事を決意していましたので、対峙は避けられないでしょう。
しかし、番の契約したツユリと刀夜であれば返り討ちは容易でしょう。
特に刀夜は番の契約をしたことにより、今までは人間戻れなくなるかもしれないリスクがある為、力を全力で振えなかったので、今まで以上にパワーアップした姿を見せてくれるかもしれません。
ツユリも四年前には短刀一つで悪鬼の親玉に飛び込む肝っ玉姉さんなので、カッコいい所を見せてくれるかもしれません。
雪緒との再会
雪緒は家族に会えない掟がある政府機関の白魔隊にいる為、簡単には再開できないと予想されます。
しかし、最前線で戦える戦闘力のある玄冬院家であれば、戦場で会うことは可能かもしれません。
番の契約でより獣憑きの力を安全に開放できるようになった刀夜がツユリと共に戦果を挙げ続ければ、同じ現場に居合わすことがあるかもしれません。
この要素に関しては展開によっては意外と早く実現するかもしれません。
しかし、白魔隊の掟の厳しさを見ると再開はできてもまた近くで暮らすことは難しいでしょう。
こちらもどのような結末になるのかが楽しみですね。
ツユリと刀夜のすれ違いと恋愛の行方
自然界でも一生同じ番を貫き通す動物は多く、深い愛を示す言葉です。
しかし、現時点ではその愛はアンバランスなすれ違いをしたまま、形だけの状態とも言えるでしょう。
最終回周辺では、刀夜の想いがツユリに届くと思います。
そうすれば二人の愛はより強くなるでしょう。
作中でも妖魔は人間のネガティブな感情から生まれたり、刀夜が愛する者の臭いを何年あいてもすぐに気づけたように、二人の愛が誤解のない真実の愛になればすごい通力が使えるかもしれません。
少年漫画的な発想ですが、二人が合体技を鬼々王に放ったりしたら熱いですね!
今後の展開が気になるところです。
まとめ
本記事では『黒狼様の深愛なる花嫁』のネタバレ最終回結末を予想してみました。
いかがだったでしょうか?
小説家になろうで有名な作者原作の本作ですが、今後どんな結末を迎えるのか、気になりますよね。
現在までのネタバレを交えながら最終回周辺の予想をしていますが、新連載なのでまだどうなるかは確かではありません。
『黒狼様の深愛なる花嫁』は書き下ろしの原案なので、原作が小説家になろうで予習できるわけではありません。
妖魔や家同士の戦い、雪緒の行方も見所ですが、やはりメインのツユリと刀夜のすれ違う想いの動きが一番気になるところですね。
二人は想い合うポテンシャルが高いのに中々重要ポイントについて話さないのがじれったい限りですが、退魔のスキルとのギャップもあるのか、どちらもいじらしく感じて可愛らしいと思います。
気になる二人の物語の続きは独占配信中のシーモアで読みましょう!