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十億のアレネタバレ全話!最終回結末で明日風は吉原を去り糀谷と結ばれる?

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十億のアレネタバレ全話!最終回結末で明日風は吉原を去り糀谷と結ばれる?

宇月あい先生が描く『十億のアレ。~吉原いちの花魁~』は、現代に蘇った吉原を舞台に、過酷な人生を自力で生き抜く遊女たちの儚くも力強い姿や、彼女たちの恋事情を描いた花魁物語です。

本作は主人公の明日風(アザミ)が育ての親に裏切られて10億円で吉原に売られてしまうという衝撃的な展開から始まります。

そんな悲運の彼女が過酷な環境の中で花魁として成長し自由を求めて奮闘していく姿が、本作では丁寧に描かれていて、つい読み入ってしまう作品に仕上がっています。

そんな本作の結末として読者の多くが気になっているのが、明日風が最終的にどの男性と恋仲になるのかという点についてでしょう。

最終的に明日風が恋仲になるのは、彼女が水揚げ前に恋をしてしまった糀谷というお得意様なのか、それともいつもそばで見守ってくれている用心棒の三倉なのか……。

この糀谷という男が曲者で、物語が進むにつれて悪人なのかそうじゃないのかだんだんわからなくなってくる、始終気になるキャラクターなんですよね。

本記事では、最終的に明日風と糀谷が結ばれるか、あるいはほかの男性と結ばれるのかに焦点を置きながら、全話ネタバレや最終回の結末に関する考察を含めて、あらすじを紹介していきます。

ここから先は『十億のアレ。~吉原いちの花魁~』のネタバレを含んだ全話のあらすじ紹介や最終回の結末予想が書かれているので、閲覧にご注意ください。

目次

十億のアレの漫画は完結してる?

「十億のアレ。~吉原いちの花魁~」は、まだ完結していません

現在、コミックスは9巻まで発売されていて、単話版の最新巻は72巻です。

物語は現在も続いており、主人公の明日風(アザミ)の両親に対する復讐が成就するのか、三倉や糀谷との関係の変化について多くの読者から注目が集まっています。

まだ完結していないからこそ、これからの展開がとても気になるところですよね。

アザミが吉原から自由になれるのか、そして誰と結ばれるのかなど、まだまだ様々な謎が残されています。

引き続き、アザミの激動の人生を見守っていきたいです!

十億のアレネタバレあらすじ全話!

ここからは、各巻の詳しいネタバレあらすじを紹介していきます。

第1巻から衝撃の展開を迎えるとともに、アザミの精神面での急激な成長を早々に拝むことができます。

本作はストーリーのテンポはいいのに、アザミの心理描写や周りを取り巻く状況の表現に関して丁寧に描かれているので、物語に没入しやすいのが特徴です。

それではさっそく物語の全体像を把握して、アザミの成長と恋愛関係の変化に追っていきましょう。

十億のアレ1巻ネタバレ(1話~8話)

物語は、19歳の清川 明日風(きよかわ あすか)が育ての親の借金を返すために、現代に作られた「吉原」に売られてしまうところから始まります。

彼女は何も知らないまま、なんと10億円という驚愕の値段で廓に買われてしまい、女郎として厳しい教育を受けることになるのです。

明日風は「アザミ」という源氏名をもらい、吉原のトップである花魁を目指すことになります。

しかし、両親からは芸能事務所に入所すると聞かされていただけだったアザミ。

最初は吉原がどんな場所かわからず、男性に体を売るために売られたことを知って廓から逃げ出そうとしました。

しかし、現吉原は日本一セキュリティが強固と言っても過言ではなく、逃げ出すことは到底不可能だったのです。

さらに、育ての親に最初から売られる目的で育てられていたという事実まで知ってしまったアザミは、ショックを隠せません。

しかしこの悲劇すぎる事実は、逆に親に復讐を果たすというアザミの反骨精神に火つけることになりました。

花魁を目指すことに前向きなったアザミでしたが、その一方では現花魁の一番の馴染み客である糀谷に本気で惚れこんでしまう序盤から不安な展開に陥ります。

第1巻から女郎たちの恋事情に波乱の予感です。

そんな中、アザミの彼女の初めてのお客さん(水揚げの相手)が糀谷に決定してします。

しかし、もちろん山吹花魁はこのことに猛反対して……。

十億のアレ2巻ネタバレ(9話~16話)

アザミが、密かに思いを寄せ続けていた糀谷に「水揚げ」される日を迎えます。

ちなみに吉原で「水揚げ」とは、遊女が初めてお客さんと寝る大事な日のことを指します。

しかし事態は予想外の展開を迎えました!

実は、糀谷には意地悪な裏の顔があることが判明したのです。

なんと糀谷はプライドの高い女を金の力で言いなりにする歪んだ性癖を持っていて、アザミを身請けして一生オモチャにするつもりでいたのでした。

山吹花魁がアザミの水揚げの相手が糀谷になるのを猛反対していた理由は、嫉妬ではなく糀谷からアザミを守るためだったようです……。

山吹花魁は本当は優しい姉女郎だったんですね。

糀谷はアザミを20億円で引き取ろうとしますが、アザミはこれをきっぱりと拒否!

想いを寄せていた相手に裏切られる形となったアザミでしたが、水揚げの日をそんなに先に先延ばしにすることもできずに、早々に次の相手として宮柳という男が登場します。

アザミは男性が苦手でしたが、宮柳は無理強いしない優しい男のようで、それほど苦手意識が芽生えませんでした。

第2巻では、用心棒としてアザミを気にかけている三倉のつらい過去も詳しく語られ、アザミを取り巻く登場人物たちの背景も徐々に明らかになっていきます。

実は三倉は、汐織という女性の足抜けを援助したことがあるのですが、その末に汐織が死んでしまった事実を知り、自責の念に駆られ続けて生きていたのです。

ここにきて急激に用心棒の三倉にスポットが当たり、アザミと三倉の関係がどうなるのか気になる展開を迎えていきます。

十億のアレ3巻ネタバレ(17話~24話)

三倉は死んでしまった汐織の借金の肩代わりをし、落とし前として片目を潰された過去を持っていました。

以降は花扇の用心棒をする傍らで汐織が残した借金の返済すると共に、吉原の抜け道を封じる役目を担う事で、償いの人生を歩んでいたのです。

三倉は、自分が足抜けを援助しなければ、汐織が命を落とさなかったと悔いています。

そんな彼はアザミに対して、遊女は自分の力で自分を救う必要があるのだと力強く説きました。

要するに、足抜けではなく正式な身請けによって吉原を出ていく必要があると説いているのです。

一見すると突き放すような言葉に見えますが、これまでの流れから三倉がアザミを大切に想っているが故の発言であることがわかります。

一方では、山吹が実はアザミに対して尊敬の念を抱いている意外な事実が明らかに。

糀谷に抗ったアザミの姿は、権力と金に屈しざるを得なかった山吹にとって、まさに理想の姿だったようです。

山吹花魁も人に話せないつらい背景を持っているようですね。

そんな中、ついにアザミの水揚げが無事に済み、そのせいで自身の中に芽吹いている三倉への気持ちをはっきりと自覚することなります。

しかし、吉原ではお店の従業員と遊女が恋愛することは禁じられているため、二人の関係はより複雑になっていきました。

アザミは三倉を思いながら、他の男性客との夜を乗り越えていく日々を送ることになります。

さらに、アザミは遊女としてだけでなく、女優としても活動を始めることになり、アザミを取り巻く環境は目まぐるしく変わっていきました。

それにあたって糀谷が再びアザミにちょっかいをかけてくるのです。

本性が腹黒い男であることも明らかになった糀谷ですが、その後も彼はアザミのことを自分のものにしようと、業界に顔の利く自分の立場を利用していろいろとずる賢いことをしてきます。

十億のアレ4巻ネタバレ(25話~32話)

アザミは大御所俳優の大志田の言葉に励まされ、映画に出ることに挑戦します。

しかし、これは実は糀谷の仕組んだ罠でした。

どうやら糀谷は小細工を仕掛けて何とかアザミと自分の繋がりを保とうとしているようです。

今更正面からアザミにアプローチをしても降られるのが目に見えているため、汚いやり口でアザミに近づくしかないのは理解できますね。

まさに、手段を択ばないといった感じです!

アザミはマネージャーの木南を少し疑うようになりますが、最後にはアザミらしい強い答えを導き出し、自身の信念を貫いていきます。

しかし一方でアザミは、自分を捨てた育ての親にまだ愛されたいという複雑な気持ちを抱いており、その胸の内を三倉に打ち明けます。

この巻では、アザミの心の奥底にある孤独感や愛情への渇望が描かれ、読者の心は大きく揺さぶられました。

十億のアレ5巻ネタバレ(33話~40話)

依然として作中では吉原のきらびやかな見た目とは裏腹に、女性たちが消費される厳しい現実が描かれていました。

花魁として人気が出てきたアザミも、彼女自身の心はまだ成長についていけず、迷いが生じています。

そんなアザミを、楼主や山吹花魁、同期のつくしちゃんが、その時々で胸に響くような言葉をかけて助けてくれていました。

アザミには確実に信頼できる仲間が出来つつあります!

糀谷は変わらずアザミに執着していますが、以前とはまるで様子が違いました。

本気でアザミに惚れこんで普通の客として会いに来ているような素振りすら見受けられるのです。

三倉と結ばれるルートに進むのかと思いきや、糀谷ルートも否定できない展開になりつつあります。

しかし、三倉側もいかつての想い人である汐織の登場や、そして安楽という意地の悪い権力者との間で、物語はさらに複雑になっていきました。

この巻では、吉原で働く女性たちの絆と支え合いが美しく描かれ、希望を感じられる内容となっています。

十億のアレ6巻ネタバレ(41話~48話)

三倉のかつての想い人である汐織が吉原に現れる衝撃の展開を迎えました。

汐織の声と姿は当時のままではあるものの、雰囲気は遊女とはかけ離れています。

すでに遊女とは別の人生を歩んでいることが容易に想像できるほど、自信に満ちた表情をしていたのです。

三倉はそんな汐織との再会に、ただただ呆然としていました。

汐織が吉原に戻ってきた理由、それは、自分が立ち上げたブランドの商品を吉原で売り込んでほしいという商談のためでした。

普通に考えればそんな汐織のお願いは安楽に一蹴されそうなところですが、実は汐織は安楽のある弱味を握っていたのです。

展開が複雑になっていく中、安楽のずる賢い策略がさらに進み、物語はさらに危険な雰囲気を孕み始めます。

また、再会した瞬間は呆然としていた三倉でしたが、時間が経つにつれて汐織との再会に現実味を感じるようになっていきました。

そんな三倉の気持ちはすでに決まっている様子ですが、果たして三倉の決断とは?

三倉×アザミルートがここで潰える可能性もでてきました。

第6巻は三倉がなぜ今のようになってしまったのかという過去も詳しく明かされ、吉原の残酷さが伝わってくる巻でした。

一方でアザミ側にも大きな変化が訪れています。

辻井という純粋な青年がアザミの味方になってくれそうな新展開を迎えるのです。

遊女として頭角を現し始めているアザミではあるものの、感情が顔に出やすい性格が裏目にでて失敗することも多々ありました。

そもそも遊女の仕事には向いていないと、自分も周りも思うことすらあります。

しかし、それが彼女の魅力でもあるのです。

他の遊女とは一風変わったアイデンティティを武器に、アザミの花魁街道は続きます。

十億のアレ7巻ネタバレ(49話~56話)

汐織が吉原に戻った本当の理由が明かされます。

彼女の目的は商談でも吉原でも復讐でもなく、三倉と共に吉原から逃げることだったのでした。

しかし、本人ももはやその恋が叶わぬ願いであることは重々承知のようです。

三倉にしっかり振られることでけじめをつけたかったのかもしれませんね。

序盤では、そんな汐織の切なすぎる乙女心が繊細に描かれています。

一方では安楽の異常なほどの執念深さと残酷さが描かれ、過激さが増していきました。

さらに、糀谷もアザミを何としてでも自分のものにしようと、巧妙で手の込んだ悪事を仕掛けてきます。

今となっては糀谷のアザミに対する想いも究極の純愛と受け取ることができますが、吉原という厳しい場所だからこそ、それが叶わないのだと思い知らされますね。

アザミが貫き続ける信念と深い考えが、吉原の中で生きる遊女の1つの正しいあり方なのではないかと思わされるほど、アザミの存在感はより一層際立っていきます。

この巻では、男性社会での女性の支配や搾取、人権問題など、重いテーマがピックアップされて描かれていました。

取り扱うテーマは思いのですが、芯の通った登場人物たちが多いために、物語はそれほど重くなりすぎず進んでいくので、非常に読みやすかったです。

吉原という色を売る女たちの巣窟が舞台になっているにも関わらず、女性同士のドロドロした争いが少ないのは、この漫画の最大の魅力のひとつなのかもしれません。

十億のアレ8巻ネタバレ(57話~64話)

ドラマ出演を経て、アザミの知名度と人気は急上昇していました。

女優業も女郎としても成功を収め始めているアザミの新規の客の予約は、1年先までいっぱいに埋まっています。

それと比例するように、糀谷がアザミを自分のものにしようとする執着心は更に加速しているように見えました。

母親の死によって肩の荷が下りた糀谷は、ただ純粋にアザミを求め始めているように思えます。

ただし、アプローチの仕方が姑息で非人道的なのは、彼がこれまで歪んだ家庭環境に身を置き続けてきたことが原因だと見受けられ、切ない気持ちにもなりました。

純粋な愛のアプローチの仕方が本当に分からないのでしょうね。

汐織と決別し、アザミを想う自分の本心を大切にする決意をした三倉でしたが、この2人はお互いに想い合っているにもかかわらず、なかなか進まないもどかしい関係が続いていました。

どちらかが素直になる日は訪れるのでしょうか?

そうでなければ最終的にはアザミが糀谷のものにされてしまう結末も十分に考えられますね。

十億のアレ9巻ネタバレ(65話~72話)

三倉は相変わらず遊郭の用心棒をする傍らで吉原全体の見守りの仕事に従事しています。

仕事はしっかりこなすものの、どことなくやるせなさを感じている様子の三倉です。

一方では、楼主たちが、吉原の行く末について語り合うシーンもありました。

彼らは吉原を切り盛りする傍らで、男の理想や欲望を満たすために女たちが虐げられている吉原の側面を深刻に考えていました。

いずれは吉原が無くなっていくと、楼主たちは考えているようです。

そんな中、アザミを身請けしたがっている人物の話が浮上します。

果たしてアザミの身請けを考えている権力者とは、一体誰なのでしょうか?

また、アザミの育ての親に関する重要な情報が何者かの手によって送りつけられてくる緊迫の展開も迎えます!

母親の登場により、アザミは今一度自分がどうしたいのか考えさせられることになりそうです。

当初、アザミは両親に復讐することを目的に花魁を目指していたはずでしたよね。

しかし、今のアザミの心には自分を裏切った両親のことなんて、さほど重要な存在ではなくなっているような気がしてなりません。

それほどアザミの人生は過去を振り返らずに前に進み続けなければやっていられないような激動の人生だったのです。

アザミが吉原から自由になるための具体的な方法が見つかるのか、それとも新たな困難が待ち受けているのか、今後も見守っていきたいと思わせる第9巻でした。

十億のアレネタバレ最終回結末!明日風は吉原を去り糀谷と結ばれる?

「十億のアレ。~吉原いちの花魁~」はまだ完結していないため、正確な最終回結末をお伝えすることはできません。

しかし、これまでの物語の流れから、いくつかの可能性を予想することができます。

この先は、当サイトの考察や感想を含んだ最終回の結末予想になります。

十億のアレネタバレ最終回結末①:明日風は吉原を去り自由を勝ち取る

物語の最初から、明日風(アザミ)は吉原から自由になりたいと強く願っていましたよね。

彼女が花魁として頑張るのも、芸能活動をするのも、すべては自由を勝ち取るためでした。

最初こそ頼りない雰囲気のあったアザミですが、今となっては女優としても女郎としても頭角を現して、周りに対してもそれなりの影響力を持っています。

アザミは悲劇の中でも常に前向きで、困難に立ち向かう強さを持っているということですね。

そしてそんなアザミの力強い姿に共感し、彼女を手助けしてくれる仲間の存在があることも確かです。

彼女なら、最終的には吉原を出て、自分の力で生きていく道を選ぶ可能性が高いでしょう。

最終回では、明日風が自分の意志で吉原を去り、新しい人生を歩み始める姿が描かれるかもしれません。

芯の強いアザミなら、最終回では誰とも結ばれずに1人で吉原を出ていくと言う可能性もありますね!

十億のアレネタバレ最終回結末②:明日風と糀谷の関係の行方

一時は「アザミと三倉が結ばれる」のか、意外にも「アザミと糀谷が結ばれるのか」読者の間でも論争が起きた時期がありました。

しかしこれまでの物語を振り返ると、アザミと糀谷が結ばれる可能性は低いと考えられます。

理由は、糀谷はアザミを自分のものにしようと、ずる賢い手を使ったり周りの人を操ったりする悪い面が強く描かれているからです。

芯の通ったアザミがそんな糀谷に惚れ直すわけがありませんよね。

アザミも糀谷の性悪さにとっくに気づいており、彼にトキメク瞬間はあったとしても心を許しているわけではありません

アザミは本当の愛や信頼を求めているため、不誠実だった糀谷と結ばれる可能性は低いでしょう。

ただし、物語が意外な方向に進むことも漫画ではよくあるので、全くないとは言い切れません。

今となっては糀谷も完全な悪人には見えないので、難しいところです。

十億のアレネタバレ最終回結末③:明日風と三倉の真の愛の成就

物語の中で、アザミは用心棒の三倉に特別な気持ちを抱いています。

三倉もアザミのことを心配し、陰ながら支えてきたので情が移っているのは確実です。

二人の間には、お互いを思いやる深い愛情がありますが、それが男女の関係に自然な形で結びつくのかと聞かれれば、話はそう簡単ではないでしょう。

理由は、吉原のルールや三倉の過去の出来事(汐織との関係など)が邪魔をして、なかなか前に進めない背景があるためです。

もしアザミが吉原から自由になれたら、三倉と一緒に外の世界で幸せになるという展開も期待できるかもしれませんが、吉原にいるうちはこの2人が恋人同士になる可能性は低いと考えられます。

それでも多くの読者が、この二人の愛の成就を心から願っていることだけは確かです。

十億のアレを読んでみた感想

「十億のアレ。~吉原いちの花魁~」は、現代に吉原という場所が復活するという、とてもユニークな設定の漫画です。

この設定に引き込まれる読者も多く、主人公のアザミが何も知らないまま吉原に売られるという形で物語がスタートするため、主人公に感情移入しやすい導入になっています。

また、本作は絵がとても綺麗で、登場する男性キャラクターもイケメンが多く目の保養になります。

物語の展開もスリリングで、次がどうなるのか気になって読む手が止まらなくなりますね。

女性が支配される重いテーマを扱いながらも、ドロドロしすぎず読みやすい工夫がされている点は、まさに物語構成が秀逸であるためと言わざるを得ません。

アザミは読み手が感情移入しやすいウブな性格をしているものの、それでいて芯の通った強さを兼ねそろえているポテンシャルの高い主人公です。

作中にはそんな彼女に惹かれて成長を応援してくれる人がたくさんいるので、まわりの大人に対して希望を感じられるという点も読んでいて心地がいいですね。

一方で、「現代に吉原が復活する」という設定があまりに現実離れしていて、ついていけないと感じる読者もいるかもしれません。

アザミの世間知らずな部分や、ときどき感情的に行動する姿に、読んでいてイライラするという感想が全くないわけではないようです。

それでも全体的な総評はかなり高く、華やかで厳しい吉原の世界で一人の少女が自由と本当の幸せを求めて成長していく姿が魅力的に描かれた作品といえるでしょう。

まとめ

漫画「十億のアレ。~吉原いちの花魁~」の考察やネタバレを含んだあらすじ紹介や、最終回の結末の予想についてまとめましたが、いかがでしたか?

本作は、現代に蘇った吉原という独特な舞台で、少女・明日風(アザミ)が花魁として成長しながら、自由を求めて奮闘する物語です。

現在も連載中で、コミックスは9巻まで発売されており、今後の展開がますます期待されています。

全話を通じて、アザミの成長と恋愛関係の変化が丁寧に描かれており、読者を飽きさせません。

アザミは、用心棒の三倉に惹かれながらも、吉原の厳しいルールや、彼女を支配しようとする糀谷といった様々な困難に立ち向かいます。

最も気になる点は、アザミが吉原から自由を勝ち取り、本当に愛する人と結ばれるのかという点でしょう。

最終回の結末では、吉原を去り、新しい人生を歩むことになるのか、それとも予想外の展開が待っているのか見物です。

ここまで不幸や悲劇が続いたアザミには、最後には愛する人と結ばれるハッピーエンドを迎えてほしいですね。

「十億のアレ。~吉原いちの花魁~」は現在も連載中で、その美しい絵とスリリングな展開で多くの読者を魅了し続けています。

本記事でおおまかなネタバレやあらすじ紹介を読んだだけで満足せずに、ぜひ漫画そのものを購入して全話を堪能してみてください。

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