この記事は「藍沢響は笑わないネタバレ全話!原作小説の最終回結末はどうなる?」と題してお送りしていきます。
ホラーと恋愛が絶妙に組み合わさった話題の漫画『藍沢響は笑わない』
物語の主人公は、長年の夢を叶えて看護師になった椎名ひなの。
彼女は幼い頃から「幽霊が視える」という秘密を抱えており、病院内で幽霊に遭遇しながらも、その能力を周囲に悟られないよう日々を過ごしていました。
そんな彼女が、ある日、同じ病棟に勤める医師、藍沢響に幽霊と遭遇しているところを目撃されてしまいます。
実は藍沢もまた幽霊が視える能力を持っており、この出会いが二人の運命を大きく動かすことになるのです。
二人の関係性の変化、そして現れる幽霊たちの謎も深まっていき、一度読み始めると手が止まらなくなってしまいますよ!
この記事ではこの魅力的な物語のネタバレ全話と最終回結末がどうなるのかについて詳しく解説していきます。
『藍沢響は笑わない』の作品情報
題名 | 藍沢響は笑わない |
作者 | 橘しづき/cojomo |
出版社 | 日本文芸社 |
ジャンル | ホラー、ラブコメディ |
配信開始 | 2025年1月 |
『藍沢響は笑わない』は橘しづき氏とcojomo氏がコンビを組んで制作した女性向け漫画です。
恐怖要素とときめき要素が絶妙にブレンドされており、「オカルティック・ゾクキュンストーリー」という独特のキャッチフレーズが付いているのが特徴です。
作品の舞台は病院で、幽霊が見える能力を持つ主人公たちが織りなす、怖くて甘い物語が展開されます。
『藍沢響は笑わない』の原作はなろう小説でなくエブリスタで公開中?
近年、ウェブ漫画は「小説家になろう」などで配信されている小説が原作の作品が非常に多いです。
そこで、『藍沢響は笑わない』にも原作小説があるのか調査してみました。
その結果、本作の原作は橘しづき先生によって書かれた小説で、小説投稿サイト「エブリスタ」で公開されていることが判明しました。
「エブリスタ」は「小説家になろう」と同様、投稿された作品を全てタダで読むことが可能です。
原作の題名も漫画版と同じで、『藍沢響は笑わない』となっています。
検索すればすぐに出てきますので、興味がある方は読んでみてください!
『藍沢響は笑わない』の原作小説は完結してる?
「エブリスタ」で公開されている『藍沢響は笑わない』ですが、原作小説はすでに完結しています。
ページ数は全273ページとなっていますが、1ページ辺りの文字数はそこまで多くないので、さらっと読めてしまいますよ。
そして興味深い点があります。
この原作には『続・藍沢響は笑わない』という続編も存在するということです。
ただし、こちらはまだ完結しておらず、現在休載中となっています。
漫画版では、『続・藍沢響は笑わない』の内容まで描かれるのかにも注目ですね!
『藍沢響は笑わない』ネタバレあらすじ全話!
ここからは漫画『藍沢響は笑わない』のストーリー全話をネタバレしていきたいと思います。
できるだけわかりやすくネタバレしていきますので、お楽しみください。
『藍沢響は笑わない』ネタバレ1話
ネタバレ1話要約:幽霊が見える看護師が病院でその力を隠しながら働く中、無口なイケメンドクターと不思議な関わりが始まっていきます。
長年の夢だった看護師になる事ができた主人公・椎名ひなの。
消化器内科総合心療内科配属となり、日々仕事に仕事に勤しんでいました。
しかし、彼女には誰にも言えない大きな秘密が・・・
それは、幼い頃から「幽霊が見える」という特殊な能力を持っていることです!
病院では「見えてはいけない存在」の数がその他の場所よりも多く、通路でもよくすれ違います。
しかし、成仏させるような力を持っていないため、見ないふりをして、関わらないようにしていました。
この能力が周りにバレないよう、病院で遭遇する幽霊たちをやり過ごしながら働いていました。
そんな彼女の務める病院には、藍沢響という超イケメンドクターが在籍していました。
看護師たちからの人気も絶大でしたが、無口で愛想がないため、彼のプライベートは謎に包まれているようです。
そんなある日、仕事を終えたひなのはエレベーター前で、藍沢響と遭遇。
2人は同じエレベーターに乗ることになりますが、目の前で血まみれのオジサン(霊)が手を振っていたため、彼女は開くボタンを押してしまいました。
慌てて閉めるボタンを押しますが、その様子を見た響が声をかけてきます。
しかし、何かを言いかけようところで躊躇し、帰ってしまいました。
ひなのは説教でもされるのかと思いましたが、真意がわからずモヤモヤしたまま帰宅することに。
翌日、彼女は末期の食堂ガンを患っている入院患者・山中さんと接していました。
彼は嘆く様子もなく、昔、20歳年下の女性と交際していて、その子がひなのに似ているという話をしてきます。

山中さんは昔の交際相手に未練はないと語っていたけど、心残りがありそうな感じがするね!
その後、通路を歩いているひなのの元に響が声をかけてきます。
そして「2人だけで話したことがあるから、帰りに北口で待ってて」と言ってくるのでした・・



やっぱり幽霊の件なのかな・・
『藍沢響は笑わない』ネタバレ2話
ネタバレ2話要約:同じく幽霊が視える藍沢先生と秘密を共有することになったひなのだが、その直後に親しくなった患者が急変してしまう。
勤務が終わり、病院の北口で「ライン交換しない?」「彼氏いるの?」とか聞かれたらどうしようと妄想しながらソワソワし、響を待つひなの。
そこに山中さんが現れ、彼女の肩を触ってこようとします。
どうやら、ひなのの肩に髪の毛が落ちていたようで、それを取ってくれました。
すると、山中さんは車に乗ってこっちの方を見ている響に気づきます。
彼は、「藍沢先生と椎名さんってそういう関係なの・・」と言いますが、彼女は大慌て。
看護師たちに変な噂が広まったらマズイと感じ、上手くごまかして、車へと急いで向かいます。
車へ乗り込むと、響はここだと人目が気になると言い、少し離れた所まで車を走らせました。
そして車を停めると、彼は「君、視える人だよね?」と発言。
ひなのは、ようやく同じ能力を持つ人に出会えたという喜びを感じますが、君と馴れ合うるもりはないと冷たい態度を取られてしまいます。
さらに、霊に関わったりしないように、視えることを仕事仲間にも内緒にしておくようにと忠告。
ひなのは、なぜそのような忠告を自分にしてきたのか質問してみます。
それに対し、彼は「霊が受け持っていた患者の姿をしていると、同情して関ろうとしてしまう。それによって業務に支障をきたすことがある」と語りました。
ひなのは忠告に感謝を伝えると、響の肩についていた糸くずを取ってあげることに。
彼は、ビクンッとして「ひょっ!」という変な声を出してしまいます。
実は、響は女性が苦手だったのです。
ひなのは、普段モテモテな藍沢先生とのギャップに驚くとともに、このことを内緒にすると約束。
そして、誰にもバレてないから大丈夫ですと励まし、「これまで通りよろしくお願いします」と言って、車を降りました。
すると、ペンを落としていることに気づいた響が彼女を呼び止めます。
ひなのは「わざと落として先生と会う口実にしようとはしてませんから」と慌てますが、彼は「大丈夫!君はそういう事しなそうだから」と言ってくれました。
翌日、ひなのが病院に向かうと、看護師仲間から昨晩急変があり、山中さんが心停止してしまったことを聞かされるのでした



ひなのは車に落としたペンに見覚えがないと言っていたけど、何かの伏線なのかな?
『藍沢響は笑わない』ネタバレ3話
ネタバレ3話要約:山中さんの霊に付きまとわれ恐怖に襲われる中、藍沢先生が駆けつけて守ってくれる展開になります。
山中さんが亡くなった後、ひなのは落ち込んでいました。
配膳を手伝っていると、看護師の宇佐美先輩が藍沢先生を飲み会に誘う場面に出くわします。
宇佐美先輩が藍沢先生に触れようとした瞬間、ひなのは「患者さんを診てください」と咄嗟に響を呼び出しました。
離れた場所で、響がその患者について尋ねると、ひなのは余計なお節介だったと謝罪します。
しかし、響はフォローしてくれたことに感謝を示しました。



女性が苦手だという響を助けてあげたんだね!
予想外の優しい反応に「思ったより怖い人じゃない」と感じたひなのでしたが、背後に気配を感じて振り返ると、怒りの表情をした山中さん(霊)が立っていたのです。
「なぜ彼は残ってしまったんだろう?何かやり残した事があったのだろうか?」
何もできない彼女は、仕事の独り言をつぶやいて、見て見ぬフリをしました。
一週間後、山中さんが徐々にナースステーションに近づいているのがわかりましたが、響の「霊とは関わるな」という言葉を思い出し、関わらないよう心に決めます。
同僚の緑川の手伝いをしていると、山中さんがひなのを指差してきました。
意味がわからず呆然としていると、緑川の声で我に返ります。
夜中、605号室からナースコールが鳴り、ひなのが向かうと患者は眠ったまま。
目の前に現れた山中さんが再び指差し、霊が見えることがバレていると悟りました。
その後、何度もナースコールが鳴るため、再び605号室へ向かいましたが、患者はやはり眠ったまま。
ひなのは「あなたの仕業?」と山中さんに問いかけ、何もできないから眠ってほしいと話かけてしまいます。
すると山中さんが真横まで近づいてきて、「見てほしい」「見てほしい」と何度も語りかけてくるのでした。
恐怖を感じ、叫びそうになってしまうひなの。
そこに「だから関わると言ったんだ!」と言い、響が助けに来てくれます。
そして、これ以上彼女にまとわりつくなら「消す!」」と忠告するのでした。
『藍沢響は笑わない』ネタバレ4話
ネタバレ4話要約:山中さんが残した謎のメモを手がかりに病室を探すと、隠された小箱を発見することになります。
響から消すと警告された山中さんは、一度は穏やかな表情を見せて消えていきました。
しかし、完全に消え去ったわけでなく、まだ病室の扉の前に留まっていたのです。
普通の霊なら「消す」という言葉で二度と現れなくなるものですが、山中さんの場合は上手くいかなった模様。
この状況から、響はあの霊の執念深さを感じていました。
約束を破ったひなのに対し、霊との接触を避けるよう改めて注意します。
それでもひなのは、山中さんに何か伝えたいことがあるのではないかと考えていました。
その想いを聞いてあげれば、きっと成仏してくれるはずだと信じていたのです。
緑川が休憩から戻る前に除霊を済ませようと計画していた響でしたが、緑川の早い帰還により実行できませんでした。
その後、夜勤を終えたひなのが自宅に帰ると、突然呼び鈴の音が響きます。
覗き窓から確認すると、なんと山中さんが玄関前に立っていました。
恐怖で動けなくなり、その場にへたり込んでしまうひなの。
その時、響の車の中に落とした謎のペンの事を思い出しました。
持ち主が分からないそのペンは、響と出会う前に山中さんと接触していたことを考えると、彼が忍び込ませた可能性が高いと推測されます。
ペンの中からカサカサという音がするため、分解してみると小さな紙片が入っていました。
そこには長方形と正方形、そして赤い点が描かれています。
意味が分からず翌日も職場で悩み続けるひなの。
霊に関わるなと言われていたため、響には相談しづらいと思っていましたが、彼がひなのの様子を察して話を聞き出しました。
メモを見た響は、それがベッドと床頭台を表していることを見抜きます。
山中さんがいた病室の床頭台に何かが隠されているのではないかと考えたひなのは、仕事終わりに確認しに行くことを決意しました。
響も事の真相を突き止める必要があると判断し、勤務後に使用されていないスタッフ館の更衣室で待ち合わせることに。
ひなのは山中さんの病室へ向かい、まず床頭台の引き出しを調べてみましたが、何も見つからず。
裏側も確認してみると、床頭台の背面に、テープで何かが固定されているのを発見しました。
慎重に剝がしてみると、そこには小さな箱が隠されていたのです。
『藍沢響は笑わない』ネタバレ5話
ネタバレ5話要約:箱の中身はひなのへの異常な執着を示す品で、恐怖に襲われた瞬間に藍沢先生が駆けつけて救い出します。
小さな箱を発見したひなのでしたが、そこへ宇佐美先輩が現れます。
なぜこのような場所にいるのかと問われたひなのは、慌てて忘れてしまったメモ帳をようやく見つけたのだと説明し、先輩を納得させることができました。
その後、響と落ち合うことになっていた更衣室へ。
人の気配がない更衣室で、また彼と二人だけの時間を過ごすことになると考えると、心臓の鼓動が早くなってしまいました。
箱の中身を調べたらすぐに帰るはずだと言い聞かせ、響との間に適度な距離を保てるような場所を慎重に選びます。
彼を待っている間、小箱への好奇心が募っていくひなの。
小箱の包装紙を剥がしてみると、蓋に「生まれ変わったら今度こそ君と」という山中さんの切ない想いが記されていることを発見。
その瞬間、彼女は山中さんが生きていた頃に20歳以上年下の恋人がいると話していたことを思い出しました。
この品物は、きっとその相手に向けたもので、恋人のことを聞いていた自分にこれを託したんだと考えたひなの。
箱をその人に届けることで、山中さんも安心して眠れるはず。
意を決して蓋を開けてみると、中から出てきたのは、ひなのの写真と彼女の髪の毛を巻いたへその緒!



箱の中身が怖すぎる!
ひなののストーカーじゃん・・
ゾクッとし怯えるひなのに、背後から山中さんが近づいてきました。
手を握りしがみついてくると、「今度こそ一緒にいよう」と言い、笑顔を見せます。
連れていかれると思ったひなのが「助けて」と叫んだ瞬間、「離れろ」という声と共に響が登場。
山中さんを引き離し、彼の顔に何かを吹きかけ、「生まれ変わりたければ一人で逝け」と叫ぶのでした。
『藍沢響は笑わない』ネタバレ6話
ネタバレ6話要約:危険な霊騒動を乗り越えた2人は連絡先を交換することになり、不器用ながら少しずつ距離が縮まっていきます。
吹きかけた液に除霊の効果があったのか、山中さんは消えていきました。
この光景を目の当たりにしたひなのは、恐怖のあまり涙を流してしまいます。
ひなのがハンカチを取り出そうとカバンを探していると、響が代わりに取ってくれました。
お礼を言うひなのに対し、彼は「自分の私物なのに何故俺にお礼を言う?」とつぶやきます。
彼女も「確かにそうですね」と笑い、その笑顔を見た響は思わず顔を逸らしてしまいました。
そして、ひなのは吹きかけた液体が何だったのか気になり、彼に質問。
液体は手指消毒用アルコールで、なぜか響が使用すると霊に効果を発揮するようです。
響はペンに隠されていたメモについて、山中さんは発見されることを前提としていなかったと推測していました。
「君と共有したかったんだ。自分と好きな人を絡ませた気味悪い物の在りかを」
「椎名さんが何も知らないままペンを持って働くことに、快感を得ていたんだろう」と。
しかし、予定よりも早く自分が亡くなったことで、ひなのに自分の恋心を認識させたいと思い、訴えてきたと彼は言います。
二度も助けてもらったひなのは、響が本当は優しい人なのではないかと思い始めました。
響は霊に対して無防備すぎる彼女を心配し、念のため連絡先を交換することにします。
ひなのは自分の連絡先が響の携帯に入ることを気にしていましたが、彼は「君なら他の女性のように近づいて来ないから大丈夫」だと説明。



ひなのは彼に惹かれつつあったから、これを言われるとショックだよね・・
好意を抱いてはいけない、期待を裏切ることになると自分に言い聞かせ、今まで通りの接し方を続けようと心に決めました。
別れ際、響は霊に気をつけるよう忠告し、「人間は生きていても死んでいても恐ろしい存在だ」と付け加えます。
ひなのは「過去に霊に関する事で嫌な思いをしたんですか?女性が苦手なのもそれが原因とか・・」と尋ねると、彼は鋭い視線を向けてきました。
余計なことを聞いてしまったとひなのは後悔します。
帰宅後、助けてくれた響きの姿を思い出し、かっこよかったと振り返りました。
お礼のメッセージを30分もかけて作成し、送信。
すぐに返事が来なかったため入浴していると、しばらくし彼から可愛いパンダのスタンプが送られてくるのでした。
『藍沢響は笑わない』ネタバレ7話
ネタバレ7話要約:病気を隠されていた患者が亡くなり、霊となって真実を知ったことで強い怒りと悲しみをぶつけてきます。
響は、山中さん残した箱の中身やペンを処分したことをひなのへ報告しました。
病院で働く二人は、患者の家族が抱える深刻な悩みに直面することになります。
末期の胃がんを患う夫を持つ森さんという女性は、夫に病状の真実を伝えるべきか深く悩んでいました。
森さんの家族は話し合いの末、夫が絶望してしまうより希望を持ったまま過ごしてもらいたいという思いから、病気のことを伝えない選択をします。
しかし森さんの夫は突然この世を去ってしまいました。霊となった彼は、自分に何が起こったのか全く理解できずに混乱します。
娘たちが「お父さんには内緒にしていて良かった。最後まで楽しく過ごせたから」と話すと、この会話を聞いた夫の霊は激しく怒り出しました。
自分だけが真実を知らされていなかったことに、深い憤りを感じたのです。
響は遺族にお悔やみの言葉をかけていましたが、その最中も森さんの夫の霊は怒鳴り続けていました。
その光景を見たひなのは、もし自分がその立場だったら耐えられないだろうと感じます。
仕事が終わる時間になり、ひなのは響を心配しますが、響は「気にしても仕方がない。慣れなければ自分が壊れてしまう」と淡々と答えました。
その後、29歳の久保さんという男性患者の妻が、ひなのに相談を持ちかけてきます。
久保さんも末期の胃がんを患っており、妻は夫に病状を告げるかどうかで悩んでいました。
ひなのは、家族を思って頑張っている気持ちはきっと夫にも伝わっているはずだと励まします。
しかし久保さんも急変して亡くなってしまいました。
霊となった久保さんは、看護師たちに必死に自分の死因を尋ね、看護師たちの会話から妻が病気を隠していた事実を知ってしまいます。
『藍沢響は笑わない』ネタバレ8話
ネタバレ8話要約:霊が見えていることを久保さんに知られてしまい、さらに入院患者に異変が起きるという不穏な展開になります。
久保さんの霊は家族と一緒に病院を去ったように見えましたが、ひなのが出勤すると再びそこにいました。
ナース長がスタッフを集めて報告をしている最中、久保さんは看護師たちに一人ずつ近づいて「視えてますか?」と聞き始めます。
ひなのは内心焦りながらも、反応せずにまっすぐ前を向き続けました。
その後、事務作業をしていると「すみませ〜ん!看護師さん?」という声が聞こえ、彼女は反射的に反応してしまいます。
そばでニヤニヤしている久保さんを見て、霊が見えることがバレたと気づきました。
帰宅後、ひなのは響にメールすると、電話がかかってきて「今回はしょうがない。相手が賢かったんだ」と説明してくれました。
彼は久保さんが留まる理由を、自分の存在を認めてもらいたい、もしくは未告知を受け入れた病院を恨んでいるかだと分析しました。
霊は彷徨う時間が長いほど悪霊化する可能性があるため、水曜日の夜勤の休憩時間に霊を消すことを決意。
電話の最後の「おやすみ」という言葉に、ひなのは心が温かくなりました。
予想通り、久保さんはひなのにつきまといましたが、彼女は完全に無視を決め込みます。
すると、普段はナースコールを使わない吉沢さんからコールがあり、駆けつけると吉沢さんは喉を詰まらせており、その横で久保さんが不気味に笑っていました。
『藍沢響は笑わない』ネタバレ9話
ネタバレ9話要約:次々と患者にトラブルが発生し、藍沢先生の様子がおかしくなります。
吉沢さんは食べ物を喉に詰まらせてチアノーゼを起こしていましたが、医師や看護師たちの協力で助けることができました。
しかし、なぜ久保さんがあの場にいて笑っていたのか、ひなのには理解できませんでした。
夜勤中、今度は別の病室の患者からナースコールが鳴ります。
患者の部屋に向かうと、久保さんが先に到着しており、患者が電気コードを首に巻きつけて危険な状態になっていました。
響も現れましたが、その光景を見て顔が真っ青になってしまいます。
一晩で二度も患者の急変が発生し、上司も困惑していました。
更衣室で響から電話があり、ひなのは久保さんについて相談します。
彼は、久保さんが病気の告知を受けていなかったことを恨んで復讐しようとしているのではないかと推測しました。
そして突然、久保さんと直接話すべきだと提案。
人格が変わったように訳のわからない話をし始めたことで、ひなのは「自分の知っている藍沢先生じゃない」と動揺します。
そんな時、そこへ「いいな~生きてて」という声と共に何者かの霊が登場。
鞄の中から手が出現し、ひなのは腕を掴まれてしまうのでした・・・



藍沢先生は誰かに憑りつかれてる?それとも二重人格?
腕を掴んできた霊の正体は?
急に謎が増えてきた!!
『藍沢響は笑わない』ネタバレ10話
ネタバレ10話要約:久保さんの霊を消そうと計画を立てるも、久保さんが謝罪し、藍沢先生から予想外の発言が・・
腕を引っ張られたひなのは意識を失いましたが、電話の響の声で目が覚めます。
今度はいつもの響で、ひなのはほっと胸をなでおろしました。
響は以前のように「霊と関わってもろくな目に遭わない、とにかく無視し続けるんだ」と言い、夜勤があるにも関わらず家まで送りたいという優しい言葉をかけます。
ひなのはキュンとしてしまいました。
翌日のカンファレンスで久保さんを消す作戦が決まり、ひなのは緊張が高まります。
カンファレンスは昼間に看護師が集まって患者の情報を共有する時間のこと。
人の出入りが少なくなる隙に、久保さんを別の部屋へ誘導して消す作戦でした。
後日、久保さんの奥さんが子供を連れてお礼を言いに来ます。
奥さんは夫の葬儀後に日記を発見し、病気を告知しなかったことが正しかったのか悩み続けていました。
ひなのは、夫にも奥さんの大切な気持ちは伝わっているはずだと励まします。
しかし久保さんは奥さんの元へ行こうともせず、相変わらずひなのの後をついて回るだけでした。
ひなのは怒りが込み上げ、作戦決行の時間に誘導した部屋で、我慢できずに久保さんへ怒りをぶつけます。
奥さんの所へも行かず、一体何をしているのかと問い詰めると、久保さんは優しいオーラで「怖がらせてごめんなさい」と謝りました。
そこへ響がかけつけ、「どうやら勘違いをしていたようだ」と言ったのです。
久保さんの本当の目的とは一体何だったのでしょうか。
『藍沢響は笑わない』ネタバレ11話
11話は配信され次第、ネタバレを執筆していきます。
『藍沢響は笑わない』ネタバレ最終回結末!
『藍沢響は笑わない』の漫画版は現在も連載中ですが、原作小説は完結を迎えています。
そこで、ここでは小説版『藍沢響は笑わない』の最終回結末について詳しくネタバレしていきます。
『藍沢響は笑わない』ネタバレ最終回結末①:藍沢の過去と晴子の存在
原作小説の最終話では、病院で起きた患者の自殺事件を解決した後、お互いを認め合う場面が描かれています。
藍沢は、患者とその家族に寄り添うひなのに「本当によく泣くな」と軽口を叩くんです。
実は、藍沢には過去に交際していた看護師の女性、晴子がいました。
晴子も霊感を持っていましたが、すべての患者に寄り添おうとした結果、藍沢との関係を妬まれ、命を絶ってしまったんです。
その事件のあとから笑わなくなり、毎日晴子に会いたいとだけ思い続けてました。



これが笑わない理由だったんですね。
この過去の出来事により、藍沢がひなのに対して複雑な感情を抱いていることが明らかになります。
晴子と似た能力を持つ彼女を見ることで、過去の痛みを思い出すと同時に、彼女を守りたいという気持ちも生まれているのです。
『藍沢響は笑わない』ネタバレ最終回結末②:晴子の霊との再会
ついに藍沢の願いが叶うことになりました!
原作の最終話では、晴子の霊は病院ではなく、ひなのの住むマンションにいたことが分かり、ひなのは再会する二人を見守ることに。
晴子は藍沢に名前を呼ばれてようやく泣き止み、「部屋の鍵がないの」と話します。
彼女の様子から、晴子が”自身が死んだことに気づいていない”と分かりました。
「大丈夫だよ、オレが持ってる」
優しい笑顔で晴子に答えました。



ついに藍沢先生の笑顔が見れるんです!
それを見て安心した晴子は「ごめんね」という言葉を残して成仏します。
やっと過去のしがらみから解放されることになりました。
『藍沢響は笑わない』ネタバレ最終回結末③:ひなのの決意とハッピーエンド
遺された藍沢の沈痛な表情を見たひなのは「自分じゃとてもかなわないや」と悟ります。
しかし、決して諦めることなく、「まずは自分にできることを精いっぱいやろう!」と前を向くシーンで原作は完結しています。
藍沢&ひなのが結ばれる事を期待していた方にとっては少し残念な終わり方ですよね。
ですが、『藍沢響は笑わない』の原作には続編となる『続・藍沢響は笑わない』があるんです。
続編では二人が最終的に結ばれるハッピーエンドが描かれることを期待しましょう。
恐ろしい出来事に巻き込まれながらも、互いに支え合っていったふたりには特別な絆が生まれているはず。
互いに惹かれ合い、最終的には幸せな結末を迎えてほしいと思います。
『藍沢響は笑わない』を読んだ感想
この作品の最大の魅力は、ホラー要素とロマンス要素の絶妙なバランスにあると感じました。
単なる怖い話でも、単純な恋愛物語でもない、独特の世界観が読者を引き込む力を持っています。
特に印象深いのは、幽霊を単なる恐怖の対象として描くのではなく、生前の人間関係や感情を引きずった存在として丁寧に描写している点です。
山中さんのストーカー的行動や、春子の混乱した状態など、霊的現象を通じて人間の心の複雑さを表現する手法は非常に巧妙だと思います。
登場人物の心理描写も秀逸で、特に藍沢の過去のトラウマと現在の行動の関連性は、読者の共感を呼ぶものがあります。
表面的には冷たく見える彼の行動の背後にある優しさや痛みが、物語を通じて少しずつ明かされていく構成は見事でした。
ひなのの成長物語としても読み応えがあり、単に恋愛に夢中になるだけでなく、自分自身と向き合い、成熟していく姿は多くの読者の心に響くのではないでしょうか。
まとめ
今回は「藍沢響は笑わないネタバレ全話!原作小説の最終回結末はどうなる?」と題してお送りしてきました。
『藍沢響は笑わない』は、ホラーとロマンスという異色の組み合わせ斬新で魅力的な作品です。
幽霊が見える能力を持つ主人公たちの物語は、表面的な恐怖や甘さだけでなく、人間の心の深い部分を探求する重厚なテーマを含んでいます。
山中さんの問題から始まり、藍沢の過去の秘密まで、様々な霊的現象を通じて描かれる人間ドラマは、読者に深い印象を残すことでしょう。
最終的には恋愛関係以上の深い絆で結ばれる主人公たちの姿は、多くの人の心に温かな感動をもたらすはずです。
ホラー要素に苦手意識のある方でも、この作品の人間的な温かさと丁寧な心理描写に触れれば、きっと物語の魅力に引き込まれていくこと間違いなし。
恋愛漫画の新しい可能性を示した傑作として、長く愛され続ける作品になりそうです。
「藍沢響は笑わないネタバレ全話!原作小説の最終回結末はどうなる?」でした。