この記事では『私が選ぶ理想の結婚』7話のストーリーをネタバレしていきます。
これまでの展開で婚約者尚孝への不信感を募らせてきた主人公はるひですが、今回はさらに深刻な状況に陥ることになります。
長い交際期間を経て婚約に至ったにも関わらず、秘密を隠し続ける尚孝に対するはるひの心は限界に近づいていました。
そんな中、親友夫婦の完璧とも言える夫婦関係を間近で見ることになり、自分たちとの決定的な違いを痛感する展開が待ち受けているのです。
今回は『私が選ぶ理想の結婚』7話の詳細なネタバレと、実際に読んだ感想を包み隠さずお届けします。
『私が選ぶ理想の結婚』ネタバレ7話
第7話では、はるひと婚約者の尚孝の間にある大きな溝がはっきりと見えてきます。
親友夫婦の理想的な関係を見て、自分たちとの違いに気づくはるひの心の変化が描かれています。
結婚の意味を問い直すはるひ
キッチンで一人立つはるひは、「こんな始まりの結婚に未来があるのかな」と心の中で呟いていました。
疑い合って傷つけ合う関係に、幸せな未来なんてあるのだろうかと不安に思っていたのです。
そんな時、吉武を送ってきた尚孝が帰宅してきました。
秘密を打ち明けない尚孝
帰ってきた尚孝は「俺と吉武は何もないから誤解しないで欲しい」と言いました。
さらに「彼女は複雑な悩みがあって・・だから相談に乗ってるんだ。」と曖昧な説明をしてきます。
はるひが「何の相談?」と聞いても、「他人には話さないって約束してるから」と頑なに拒否したのです。
特に「他人」という言葉に、はるひは深く傷つきました。
長年付き合って結婚の約束まで交わした相手から「他人」と言われるなんて・・・
尚孝は慌てて「そういう意味じゃない。他人のプライベートの事は言えないからさ」と言い訳します。
それを聞いたはるひは、「やっぱり仕事の悩みというのは嘘だったのね」と落胆。
「本当の事を何一つ言わない人をそうすれば信じられるの?」言い、涙を流してしまいました。
理想の夫婦を目の当たりにする
翌朝、最悪の気分で会社に行くと、親友の香住が佐竹さんに抱きかかえられて現れました。
佐竹さんは香住の夫で元上司、包容力であってとても優しい人物です。
喉を傷めでしゃべれなくなった香住の通訳として付き添っており、はるひにあるお願いをしてきます。
それは体調を崩した香住の代わりに取引先のクリスマスパーティーに出席して欲しいということでした。
香住は佐竹さんの耳元でモゴモゴ何かを言っていますが、はるひには全く聞き取れません。
しかし、彼はそれを全て理解し、ロッカーにドレスや靴などが入っていること、その鍵は萌子さんに預けてあるといったことを全て代弁しました。
さらに行けなくて悔しそうにする香住に対し、佐竹さんは「ドレスアップした香住さんを他の男に見せなくてホッとしてるよ!」と恥ずかしくなくような発言もします。
はるひは、香住が言いたい事を正確に伝え、彼女のことを本当に理解している佐竹さんは、職場でも家庭でも理想のパートナーなんだなと感じたのでした。
現実を突きつけられる瞬間
クリスマスパーティーに間宮と一緒に出席することになったはるひ。
同僚の萌子がヘアメイクを手伝いながら「間宮さんとクリスマスパーティーなんていいですね」と言ってきます。
はるひは「どうみても見劣りするし、荷が重いわよ」と答えますが、「先輩はスタイルいいし、34歳でも十分綺麗なんですから自信もってください」とフォローする萌子。
悪気はないものの、年齢のことを言われ、地味にダメージを食らってしまいました。
さらに萌子は「イブなのに彼氏と予定はなかったんですか?」とはるひに質問。
尚孝と顔も合わせなくない状況のはるひは、「彼も忙しいみたい」と口を濁します。
そしてヘアメイクが終わり、「はるひ先輩が代打で良かった。これが若い子だったらみんな穏やかじゃいられない」と話す萌子。
はるひは自分が「安全枠のおばさん」として見られている現実を知ってしまうのでした。
圧倒的な間宮の存在感
傷ついた心でパーティー会場に向かうと、完璧なスーツ姿の間宮が待っていました。
圧倒的なオーラを放つ間宮を前に、はるひは「隣に並びたくないかも」と自信をなくしてしまいます。
きらびやかなクリスマスパーティーという新たな舞台で、はるひの運命はどう動いていくのでしょうか。
『私が選ぶ理想の結婚』7話を読んだ感想
『私が選ぶ理想の結婚』第7話を読んで、はるひの置かれた状況の切なさが胸に迫りました。
尚孝の「他人には話せない」という言葉は、本当にひどいと思います。
長い交際期間と婚約という約束があっても、結局のところ彼女を「他人」扱いしてしまう。
言葉の選び方に無神経さが表れていて、はるひが涙を流すのも当然でしょう。
尚孝は慌てて言い訳していましたが、一度口にした言葉の重さを理解していないように見えます。
信頼関係を築くどころか、どんどん溝を深めてしまっている状況に歯がゆさを感じました。
対照的に描かれた香住と佐竹さんの関係性には、本物の夫婦の絆を感じます。
声が出ない香住の気持ちを瞬時に理解し、正確に代弁する佐竹さんの姿は感動的でした。
職場という公の場でも「ドレスアップした香住さんを他の男に見せなくてホッとしてる」なんて恥ずかしげもなく言えるのは、心から愛しているからこそでしょう。
このような理想的な関係を目の当たりにしたはるひの心境を思うと、自分の現状との違いに愕然としたに違いありません。
萌子の何気ない発言も心に刺さりました。
「34歳でも十分綺麗」といった言葉は、悪意がないだけに余計に残酷です。
社会が女性の年齢をどう見ているかを突きつけられる瞬間で、はるひの複雑な心境がよく表現されていると思います
クリスマスイブに恋人と過ごせない現実も含めて、彼女の人生に対する不安が積み重なっているのが分かります。
パーティーに合わせ、完璧に仕上げてきた間宮の存在感も気になります。
圧倒的なオーラを放つ彼と並ぶことに躊躇するはるひの心境から、彼女の自信の無さが伝わってきました。
しかし、この出会いが彼女の人生を変える転機になるのではないかという期待感もあります。
きらびやかなクリスマスパーティーという舞台設定も、何かドラマチックな展開を予感させますね。
まとめ
『私が選ぶ理想の結婚』7話のネタバレと感想をお送りしてきました。
『私が選ぶ理想の結婚』7話は、はるひの心境の変化を丁寧に描いた重要な回でしたね。
尚孝との関係の行き詰まりと、香住夫婦の理想的な関係との対比が印象的で、はるひが本当の幸せとは何かを考えるきっかけとなる内容でした。
アラサーいう年齢による社会的な立ち位置の変化や、婚約者との信頼関係の破綻など、現代女性が抱える様々な問題がリアルに描かれています。
間宮とのクリスマスパーティーがはるひの人生にどのような変化をもたらすのか、次回の展開に期待しましょう。
「私が選ぶ理想の結婚7話ネタバレ&感想を詳しくご紹介」でした。