この記事では『私が選ぶ理想の結婚』5話のネタバレを紹介していきます。
恋愛漫画『私が選ぶ理想の結婚』の第5話が公開されました。
前回、尚孝の浮気相手と思われる吉武と運命的な出会いを果たしたはるひ。
今回は彼女との心理戦、尚孝との束の間の幸せ、そしてデート後に待ち受ける新たな衝撃が描かれています。
主人公の感情が激しく揺さぶられる展開となっており、読者の心も大きく動かされる内容となっています。
それでは、第5話のネタバレと感想をお届けします。
私が選ぶ理想の結婚ネタバレ5話
職場で偶然出会った吉武の正体を確信したはるひ。
一方で尚孝は関係修復のため積極的にアプローチを仕掛けてきます。
しかし、幸せな時間の裏では新たな問題が静かに進行していました。
婚約が会社(間宮)にバレそうになるはるひ
吉武があの時、尚孝と抱き合っている女性だと確信したはるひはその場で固まってしまいます。
「どうかしましたか?」と倉沢に言われてしまいますが、はるひは「部署異動したばかりで名刺がなくて・・」といってごまかしました。
倉沢は営業部に異動したことをまだ知らなかったようですが、「野間口さんなら営業部でも即戦力ですね!」と太鼓判を押します。
そのやり取りをみた間宮は、「野間口さんとは古いお知り合いなんですか?」と質問。
倉沢は「そうなんです。実はうちの田中と野間口さんは・・・」と言いかけたタイミングで、間宮の元に仕事の電話がかかってきます。
はるひは、香住から結婚の話は内緒にするよう言われていたため、冷や汗をかきますが、電話のおかげで助かりました。
間宮が去ったあと、倉沢は改めて「結婚おめでとうございます」とはるひを祝福すると、隣にいた吉武は知らなかったようで、驚いた様子を見せます。
そして彼女も笑顔で祝福しますが、その後はずっとはるひを睨みつけていました。
はるひは、結婚の件はバタバタしていて上司に報告できていないので、内密にしておいて欲しいと倉沢たちに念を押します。
それを聞いた吉武は不気味な笑顔をみせ、帰り際に「こんな人と婚約するなんて、田中先輩がかわいそう!」と言い残し、去っていきます。
敵意を丸だしにしてきた彼女の態度に、はるひは「やっぱり尚孝と何かある」と思ってしまうのでした。
尚孝との幸せな日常
忘年会の夜の喧嘩以降、はるひと尚孝はその件には触れずに過ごしていました。
別れ話を切り出したからなのか、尚孝は朝食を作ってくれたり、ジャム作りを手伝ってくれたりと優しい対応をみせてくれます。
そしてジャム作りが終わったら「買い物して、映画に行って、イルミネーションを見に行こう」と久しぶりにデートに誘ってきました。
モヤモヤが晴れたわけではないですが、彼が必死に繋ぎ止めようとしている熱意を感じたはるひ。
「尚孝がこんな風に真剣に向き合ってくれて、穏やかで優しい時間が過ごせるなら不満なんてそのうち消えていく」
「忘年会の夜の出来事は何かの間違い、吉武さんに関しても向こうが一方的に好意を寄せてるだけ」
と考え、尚孝の別れたくないという言葉を信じるようにしました。
楽しかったデート後に起きた悲劇
ジャム作りを終えた後はクリスマスデートへ。
宣言通り、映画、イルミネーションを見て、プレゼント交換と、久しぶりのデートを思う存分満喫します。
はるひは「一昨年は居酒屋、去年は配達ピザ、この前の誕生日は忘れられていたけど・・」と愚痴をこぼす一幕もありましたが、尚孝はしっかりと謝り反省している様子。
そしてデート終わりに、尚孝ははるひをある場所へと連れていきます。
そこはジュエリーショップで、「婚約指輪を見せてください」と店員に声をかけた尚孝。
今日は下見とのことでしたが、指輪を試着させてもらったはるひは、心から嬉しくなりました。
その後、手を繋ぎながら帰宅の途につき、帰り道も会話で盛り上がるはるひ達。
しかし、悲劇が待っていました。
自宅前につくと、「先輩!」と涙を流している女性の姿が・・・
それは吉武で、尚孝は彼女を見た瞬間、繋いでいた手を離し、彼女の方へ向かっていってしまったのです。
あの日の不安や自分たちが抱えている問題も、甘い時間で蓋をしただけで、何も解決していなかったのです。
『私が選ぶ理想の結婚』5話を読んだ感想
この5話は、はるひの感情の波が激しく揺れ動く様子が手に取るように伝わってきて、読んでいて息苦しくなるほどでした。
吉武との職場での遭遇シーンでは、彼女の不気味な笑顔と「田中先輩がかわいそう」という言葉が妙に印象に残ります。
この一言だけで、彼女が尚孝との関係を知っていることが明らかになり、はるひの疑念が確信に変わる瞬間が巧妙に描かれていました。
職場という公の場での心理戦という設定も、緊張感を高める効果的な演出だと思います。
中盤の尚孝との甘い時間は、読んでいて複雑な気持ちになりました。朝食作りやジャム作りを手伝う彼の優しさ、久しぶりのデートでの気遣いなど、確かに愛情を感じさせる行動ばかりです。
しかし、これらが全て「別れたくない」という焦りから生まれた行動だと思うと、純粋に喜べませんでした。
はるひが「不満なんてそのうち消えていく」と自分に言い聞かせる場面では、彼女の必死さが切なく感じられます。
婚約指輪を見に行くシーンは、本来なら幸せな瞬間のはずなのに、読んでいる側は「これで終わりではないだろう」という不安を抱えながら読み進めることになります。
作者の心理的な駆け引きが見事だと感じました。
そして自宅前で起きた衝撃の展開。
涙を流している吉武を見た尚孝が、はるひの手を離して彼女の元に駆け寄る場面は、読んでいて胸が痛くなりました。
この「手を離す」という単純な動作に、尚孝の本当の気持ちが表れているように思えます。
一日中手を繋いでいた相手よりも、泣いている別の女性を優先してしまう。
この瞬間に、はるひが感じた絶望感は想像に難くありません。
物語全体を通して感じるのは、恋愛における「見たくない現実」と「信じたい理想」のギャップの残酷さです。
はるひは何度も自分を納得させようと努力しますが、現実は容赦なく彼女の前に立ちはだかります。
この心理的なリアリティが、この作品の魅力の一つだと思います。
次話では、ついに真実が明らかになるのでしょうか。
はるひがどのような選択をするのか、非常に気になるところです。
まとめ
今回は『私が選ぶ理想の結婚』5話のストーリーをネタバレしてきました。
『私が選ぶ理想の結婚』第5話は、恋愛関係の複雑さと人間心理の繊細さを見事に描いた回でした。
はるひが自分に言い聞かせながらも抱える不安、尚孝の優しさの裏にある焦り、そして吉武の存在が投げかける影。
これらの要素が絡み合い、恋愛の理想と現実のギャップを痛いほど描き出しています。
次回、ついに吉武と尚孝の関係が明らかになるのか、そしてはるひはどのような決断を下すのか。
続きが待ち遠しい展開となっています。
次回のネタバレも公開していきますので、ぜひまた読みにきてください。