「残された余命を楽しんだだけなのに」はピッコマで配信されている漫画です。
「残された余命を楽しんだだけなのに」は、小児がんを患い闘病の末短い人生を終えた主人公が、生前何度も読んでいた小説の世界の登場人物「イザベル・ヴィロティアン」として転生する場面から始まります。
しかし、イザベルとして転生した直後、主人公は「21歳で亡くなる」という余命宣告を受けてしまいます。
せっかく転生した先でも余命を宣告されてしまうなんて、誰しもが絶望してしまいそうですが、主人公は「21歳までは健康で幸せに暮らせるってこと」と明るく受け止めています。
前世では不幸な境遇だった主人公が今世ではどのような人生を送るのか、小説の知識を生かして見事死亡フラグを回避することができるのか、最終回の結末がとても気になりますよね!
さて、「残された余命を楽しんだだけなのに」の原作は実は韓国で人気の小説です。
転生と言えばなろう系小説ですが、韓国の小説が原作だなんて驚きですね!
この記事では、漫画「残された余命を楽しんだだけなのに」のあらすじネタバレを一挙お届けします。
更に、韓国の原作小説での最終回の結末も徹底解説いたします!
それでは、「残された余命を楽しんだだけなのに」のネタバレを最後までお楽しみください!
『残された余命を楽しんだだけなのに』原作はなろうでなく韓国小説?
『残された余命を楽しんだだけなのに』は「小説家になろう」にあるようなタイトル名になっていますが、原作は韓国小説です。
そのため、エブリスタや小説家になろうでは読む事ができないので注意してください。
韓国版の原作小説を読めるサイトは豊富で、「NAVER SERIES」「RIDIBOOKS」「kakaopage」などで読む事ができます。
まだピッコマ等で、日本語版ノベルは配信されていないため、韓国語でしか読めないのが残念ですね。
『残された余命を楽しんだだけなのに』の原作は完結してる?
『残された余命を楽しんだだけなのに』の原作はすでに完結済みです。
本編は全200話となっており、その後は外伝が連載されました。
韓国小説は基本的に本編終了後に外伝が連載されるのが一般的のようですね。
『残された余命を楽しんだだけなのに』ネタバレあらすじ全話
「残された余命を楽しんだだけなのに」の各話のストーリーをネタバレしていきます。
本作を読んでいる方は物語のおさらいとして活用いただければと思います。
残された余命を楽しんだだけなのにネタバレ1話~5話
物語は、皇家ヴィロティアン家に女の子の赤ちゃんイザベルが誕生するシーンから始まります。
何よりも強さを求める家系であるヴィロティアン家にとって女の子の誕生とは呪いのようなもので、皇帝はイザベルを見て「使い道のないものが生まれてきたようだな」と吐き捨てました。
更にイザベルの身体には、21年しか生きられないという印である「ナルビタルの刻印」がありました。
皇后は、不幸な境遇の我が子を不憫に思い泣き謝りますが、主人公は全く平気な様子です。
なぜならここは主人公が17回も読んだ小説「短命悪女が息を引き取れば」の物語の中だからです!
主人公は、前世では両親もおらず、更には小児がんを患い孤独な入院生活を過ごしていました。
短い人生を終えた主人公でしたが、生前何度も読み返すほど好きだった小説の登場人物イザベルとして転生したのです。
イザベルの運命はとても不幸なものに思えますが、主人公は「21歳までは健康で幸せに暮らせるってこと」と明るく受け止めます。
さて、生まれたばかりのイザベルに、さっそく「選択の儀」と呼ばれる儀式が待ち受けます。
これは、ヴィロティアン城内の中心に皇家を象徴する剣「荒波」を、その周りに平凡な剣を並べ、剣を選ぶという儀式で、代々の息子たちはみな荒波を選んできました。
主人公は、ここで荒波を選んでしまうと暗殺者に狙われてしまうことを小説で読んで知っていたので、荒波でもその他の剣でもなく、パパである皇帝を選んだのです。
イザベルの予想外の選択を見て、暗殺組織も諦めた様子です。
こうして選択の儀が無事に終わりました。
「選択の儀」から数か月が経ったある日、ママと乳母に愛されすくすくと育っていた主人公の下に、突然パパがやってきました。
パパは子供には無関心でしたが、実はママにはベタ惚れでした。
小説「短命悪女が息を引き取れば」の中では、パパは男主人公に引けを取らないほど強いのですが、ママの死後憔悴しきってしまい男主人公に敗れ帝国は滅亡したのだそうです。
さて、久しぶりにパパの顔を見た主人公は、パパに向かって「だいしゅき」と伝えます。
パパは怖い顔でこちらを睨んできますが、ママ曰くただの照れ隠しだそうです。
パパは、ママだけでなくイザベルにも愛情を抱き始めている様子です。
残された余命を楽しんだだけなのにネタバレ6話~10話
時は流れ、3歳になったイザベルは勉強を始めることになりました。
小説の中ではイザベルの先生はモリア卿でしたが、なぜか今回は皇帝の腹心であるビアトン卿が教えることになりました。
ビアトン卿は、やり取りの中で、イザベルが自分の命は長くないと理解していることを知ります。
また、生まれたときに皇帝に「使い道がない」と言われたことも知ります。
ビアトン卿が皇帝にそのことを咎めると、皇帝もまたその発言を後悔している様子でした。
さて、イザベルがビアトン卿の下で熱心に勉強に励んでいると、イザベルに魔導工学の素質があることが明らかになります。
そして、ミロテル魔法連邦の魔法使いカリンをイザベルの先生として迎えることになりました。
カリンはとても美しい女性ですが、なんと小説の中では狡猾な悪役だったそうです。
小説の中でカリンは剣術帝国の皇帝になった男主人公アルンと敵対し、女主人公にナルビダルの呪いをかけました。
女主人公は弱っていくものの、実は彼女の正体が全魔法の創始者である竜だということがわかり、カリンにかけられた呪いに打ち勝つ、というストーリーだったそうです。
イザベルは、完璧な子供を演じつつカリンの様子を監視することに決めました。
しかしカリンは可憐でとても優しく、イザベルの「ナルビタルの刻印」のことを可哀想に思い、涙を流すほど心の清らかな女性でした。
とても小説の中の悪役カリンと同一人物には思えません。
さて、カリンの魔法の授業を受け始めてから半年が経ち、イザベルはマナを扱えるようになりました。
イザベルは魔法の習得が人よりもかなり早いようです。
小説の中でのイザベルは魔法を習わなかったので、少しずつ未来が変わっていきそうな予感がします。
残された余命を楽しんだだけなのにネタバレ11話~15話
時は流れイザベルは4歳に成長、今もなおカリンによる魔法の授業は続いています。
相変わらずカリンには悪役としての片鱗は全く見られず、それどころかイザベルの可愛さに日々悶絶している様子です。
実はカリンは幼少期ひどいいじめに遭い、信じていた大人からも裏切られるという辛い経験をしていました。
その経験から、カリンは復讐のためだけに生きるようになってしまいます。
しかし、愛しいイザベルとの出会いにより彼女の心は洗われ、「過酷な運命を歩む皇女様を支えてあげたい」と思うようになったのです。
さて、カリンが皇帝の部屋を訪れ、イザベルの魔法の勉強の進捗を伝えます。
「皇帝は皇女を見限った」という噂とは裏腹に、皇帝が無自覚ながらも皇女に愛情を抱いていると知り、カリンは安心します。
それから数日後、皇帝の生誕祭のため、帝都ソエルに多くの人々が集まりました。
同日、庭で遊んでいたイザベルに、いかにも怪しそうな仮面の男が「君のパパになろうと思っている」「立派な魔法使いにしてあげる」などと声を掛けます。
イザベルは、彼の正体がカリンの養父ビルヘルムだと察していて、その名を呼びました。
動揺した様子の仮面の男を背後から現われたビアトン卿が襲い、仮面の男は倒れました。
どうやら、仮面の男はビルヘルムの本体ではなかったようです。
さて、イザベルが生誕祭の会場に向かうと、会場内ではちょうどビルヘルムが皇帝に贈り物を献上しているところでした。
皇帝はビルヘルムからの贈り物には目もくれず、入り口にいるイザベルに気を取られていました。
そして、イザベルがパパのためにお花で作った指輪を受け取り、イザベルをなでてあげました。
数日後、皇帝がイザベルの部屋を訪れ、外遊のためにしばらく会えなくなる、と伝えます。
寂しがるイザベルに、「イザベルの誕生日までには帰ってくる」と約束し、額にキスをします。
和やかな雰囲気とは対照的に、「皇女を連れ去ろうとした人物はビルヘルムで間違いない」とビアトン卿が皇帝に冷たく告げます。
それから8か月が経ち、イザベルが5歳の誕生日を迎えましたが、深夜になってもパパとママは帰ってきません。
「来年こそはパパとママと一緒に過ごせますように」と祈るイザベルのもとに、血まみれの服を着た皇帝が返ってきました。
残された余命を楽しんだだけなのにネタバレ16話~20話
帰ってきたパパとママに誕生日を祝ってもらい、イザベルは「会いたかった」と号泣します。
パパは相変わらず照れて憎まれ口を叩いていますが、内心ではイザベルのことを大切に思っている様子が伺われます。
翌日、イザベルはパパに連れられて「アレナ館」へ向かいました。
アレナ館は若き皇族の御所で、5歳を迎えた皇族たちはここで暮らすのです。
アレナ館に到着したイザベルは、侍女デイルサに迎えられました。
イザベルは彼女に丁寧に挨拶をし、過去の戦いでパパを助けてくれたことに感謝を伝え、デイルサはイザベルの5歳児らしからぬ気品に感激します。
アレナ館で平和に過ごすイザベルのもとに、第3皇子のミカエルが現れ、「友達を紹介する」と言いました。
ミカエルの友達とはラーテル(イタチ科の動物、獰猛なことで知られる)のことで、ラーテルがライオン5頭と戦っていたところを助けてあげたそうです。
イザベルはラーテルがマナを放っていたことを不思議に思いカリンに尋ね、ラーテルについて研究することになりました。
相変わらずイザベルはカリンのことを悪人だと疑っていますが、カリンは心の底からイザベルのことを大切に思っています。
さて、ミカエルがラーテルに指を嚙まれているところにイザベルが現れ、ラーテルの言葉を代弁します。
ミカエルもラーテルも、イザベルが動物であるラーテルの言葉を理解したことに驚きます。
イザベルは、通訳魔法を新しく作りラーテルの心の声を文字にした、と言います。
これは単なる知識や魔法力でできることではなく、いかにイザベルが天才であるかが伺われます。
イザベルはラーテルを「ラーちゃん」と名付け可愛がります。
ミカエルに連れて帰られたラーちゃんはいつの間にか瞬間移動で姿を消してしまいました。
洞窟の前に移動したラーちゃんは、「元の姿に戻る時間よ」という声とともに光に包まれ、少年の姿に変身しました。
ラーちゃんの正体は実はアルンという名の子供の竜だったのです。
アルンの母である黒竜カデルーンは、アルンに昔話をします。
かつて、とある黒竜が退屈しのぎに町を襲撃し力を見せつけることを繰り返していたが、一人の可愛らしい人間と出会い自分の行いを深く反省し、黒竜は虐殺をやめました。
それ以降、竜は完璧でない者が完璧に近い力を持つことの愚かさを知り、子供の竜にはいろいろな動物に変身させ様々な経験を積ませなければならない、という掟ができたそうです。
『残された余命を楽しんだだけなのに』ネタバレ最終回結末!
ここからは皆さんが特に気になるであろう「残された余命を楽しんだだけなのに」最終回結末についてのネタバレを解説していきますよ。
イザベルがどのような運命をたどるのか、まだまだ続きが気になりますね!
完結している原作の韓国小説を元にまとめてみました。
残された余命を楽しんだだけなのに最終回結末①皇家ヴィロティアン家の運命
ヴィロティアン家は古より「強さこそすべて」という信念に支えられてきました。
そのため、女であるイザベルは生まれた当初皇帝に「使い道のないものが生まれてきた」と見限られてしまいます。
しかしイザベルは厳しい境遇にも負けず、剣術こそ出来ないものの、魔法の才能に恵まれその能力をどんどん伸ばしていきます。
次第にイザベルの存在は皇家にとっての希望となり、イザベルもまた、自分の残された余命を皇家や国家のために使うことを決心しました。
イザベルは、魔法の力と前世の知識を生かし、文化的な発展や魔法の改良に努めました。
こうして、イザベルの尽力により、皇家ヴィロティアン家は「強いだけの皇室」から「最高の皇室」へと変革していったのです。
残された余命を楽しんだだけなのに最終回結末②周囲の人々の心の変化
イザベルの優しく天真爛漫な性格は、周囲の人々に心境の変化をもたらしました。
転生前の小説の世界ではイザベルと敵対していたキャラクターも、イザベルと打ち解けあうことで変わっていきました。
特に、カリンは小説ではラスボス級の悪役でしたが、この世界ではイザベルの魔法の先生になりました。
カリンは、イザベルの純粋な心に触れたことによりつらい過去を乗り越え、「命に代えてでもイザベル様を守る」と誓うほどの深い愛情を抱くようになったのです。
こうして、イザベルはその明るく優しい性格により周囲の人に良い影響を与え、小説では敵対していたキャラクターまで味方につけたのです。
残された余命を楽しんだだけなのに最終回結末③イザベルの寿命
イザベルの身体には「ナルビタルの刻印」があり、これは21歳で寿命を迎えるということを表しています。
イザベルはそのことを知りつつも明るく優しく育ち、周囲の人もまた彼女に深い愛情を持って接します。
そんな中、イザベルと翻訳魔法により意思を通じ合った竜のアルンが、イザベルに「結婚してください」と愛の告白をします。
しかしイザベルは、自分が余命僅かであることを理由に告白を断ります。
それでもアルンは諦めず、「ドラゴンの心臓を持ってきて君を救う」と宣言し、彼女を救うために命がけで旅立ちました。
ついにイザベルが運命の日を迎えました。
イザベルは自分が死ぬことを覚悟し、周囲に別れの手紙を残します。
そして、まさにイザベルが意識を失ったその瞬間、アルンがドラゴンの心臓を持って帰ってきました。
アルンはイザベルの身体にドラゴンの心臓を移植し、イザベルは奇跡的に息を吹き返しました。
こうしてイザベルとアルンは愛の力により呪いに打ち勝ち、やがて人々の希望の象徴になったのです。
イザベルは生まれたときは忌み嫌われ、もしくは憐れまれる対象でしたが、物語の最後では誰もが彼女の幸せを願うようになりました。
まとめ
今回は「残された余命を楽しんだだけなのに」のあらすじネタバレと、最終回の結末をお届けしました!
転生モノの作品ですが、原作はなろう系小説ではなく韓国小説の作品でした。
イザベルが過酷な運命に打ち勝ち、真実の愛を手にする結末には感動しました!
転生モノならではのコミカルな場面も非常に面白かったです。
まだまだ漫画は連載中なので、引き続きそちらも楽しんでいきましょう!