この記事では「壊職代行ネタバレ全話!最終回結末がどうなるのかも徹底解説」と題してお届け!
コミックシーモアで独占配信中の人気漫画『壊職代行』
不動産営業会社【フマホーム】で営業マンとして勤務する鈴木貴広は、営業成績の悪さからひどいパワハラを受けていました。
精神的に追い込まれ会社への憎しみが募った時、彼の元に退職代行ならぬ『壊職代行』の案内が届きました。
果たして鈴木が受けた苦痛は晴らされるのか、ネタバレが気になっちゃう作品です。
そこで今回は現在配信されている漫画全話のネタバレと最終回結末を徹底解説していきたいと思います。
ぜひ最後までお読みください!
『壊職代行』の作品情報
作品名 | 壊職代行 |
作者 | もちづきひいろ/田田田田 |
出版社 | シーモアコミックス |
ジャンル | 復讐・アングラ |
配信開始 | 2025年2月 |
『壊職代行』は、もちづきひいろ氏が作画を担当し、田田田田氏がネーム協力を行ったコミックシーモアオリジナル作品です。
分冊版だけでなく、複数巻をまとめた特装版も存在し、そちらでは作者描き下ろしのおまけが収録されています。
作品のジャンルは人間ドラマ、サスペンス、裏社会、探偵といった複数の要素を含んでおり、単純な復讐劇に留まらない奥行きのある内容となっています。
『壊職代行』の登場人物一覧
『壊職代行』をより楽しむため、ネタバレ前に登場人物に関する情報をまとめておきました。
鈴木貴広(すずき たかひろ): 本作の主人公。ブラック企業「フマホーム」で働く25歳の営業社員。母親のために過酷な労働に耐えていたが、会社の策略で退職を妨害され、多額の賠償金を背負わされてしまう。
火室静香(ひむろ しずか): 「壊職代行」のエージェント。黒髪で謎めいた雰囲気を持つ女性。冷静沈着で、巧妙な手口で悪質な会社や上司を追い詰めていく。
鬼塚(おにづか):「壊職代行」のエージェント。様々な姿に変装し、火室をサポートする男性。
中宮健也(なかみや けんや): 「フマホーム」の営業主任。パワハラを繰り返す悪質な上司で、貴広を陥れる中心的な存在。
三木姫華(みき ひめか): 「フマホーム」の社員で、社長の愛人という噂がある女性。陰湿な嫌がらせや策略で貴広を追い詰めていく。
間々田楓馬(ままだ ふうま): 「フマホーム」の社長。会社の利益のためなら手段を選ばない冷酷な経営者。貴広を罠にかけて多額の賠償金を請求した張本人。
『壊職代行』の全話ネタバレあらすじ
漫画『壊職代行』はまだ連載が続いています。
現時点で配信されている各話を詳しくネタバレしてきますね!!
壊職代行1話ネタバレ
ぼさぼさの髪に疲れ切った表情の鈴木貴広は、電車が迫る線路を見つめながら「飛び込めば会社に行かなくてもよくなるかな?」と考えている所を一人の女性に止められます。
思い直した鈴木は無事、始業時間前に会社へ到着。
すると、「遅い!!定時出社なんぞヌルい事言ってないで、もっと早く来い」と営業主任・中宮健也み怒鳴りつけられてしまいます。
鈴木は不動産営業会社【株式会社フマホーム】で営業として勤務していますが、口下手な彼は営業成績は下の方です。
そのため上司からの当たりは強く、昼休憩にお昼ご飯を食べているだけでも仕事を強要されていました。
そんな中、「朝起きれませんでした~」と優雅に出勤してきたのは同僚の三木姫華です。
三木は遅刻してきたにも関わらず、席につくなり携帯を触り始める始末。
なぜ、彼女がこんなに自由でも許されるのか…それは彼女が社長の愛人だという噂があるからでした。
上司も強く言えないその状況に。三木も味を占めていてやりたい放題です。
契約間近の鈴木の案件を横取りしようとし、反抗するとセクハラで訴えようかな~と嫌な笑みを浮かべます。
やりたい放題の三木、そしてパワハラばかりの中宮に、鈴木はもはやパンク寸前でした。
それでも仕事を辞めない理由は1つ。
女手一つで育ててくれた母の期待に応えるため鈴木はこの地獄のような毎日に耐えていたのです。

母親想いの優しい青年なことがわかります
鈴木が耐え忍んでいる所に、社長である間々田楓馬が登場。
今夜の接待に来るよう命じられました。
CLUBで接待としてお酒の一気飲みを強要されますが、飲めません。
場が盛り下がると、間々田が用意したのは『フレイムカクテル』という酒に火をつけグラスから炎が燃え上がっているお酒でした。
これをイッキ飲みするよう言いますが、躊躇して手が動かない鈴木。
すると、間々田は無理やりグラスを顔に押し当て、鈴木は顔を火傷してしまいました。



最低ですね!!
次の日、鈴木は退職願いを提出しますが、間々田から退職を認める代わりに、3か月は残って欲しいと言われてしまいます。
3か月は耐えようと承諾する鈴木ですが、彼に任された新しい仕事は「対応係」という、いわばクレーム処理係でした。
毎日のように謝罪する案件が発生し、さらに三木から事務仕事まで依頼されてしまいます。
徹夜で対応し、フラフラになった彼に、中宮が片付けておけと書類を渡しました。
シュレッダーにかけた所で、その書類が重要な契約書類であると教えられます。
契約書をシュレッダーにかけたとなると会社の信用はがた落ち。
損害である200億円を身元引受人である母親に払ってもらう必要があると、間々田は言い出します。
そして、三木が鈴木の実家まで押しかけていて、テレビ通話の向こう側には震えながら土下座する母の姿が映し出されました。
鈴木は、賠償金を支払うまで退職しない事にしますが、帰宅中に病院から電話が・・・
母が自殺未遂を行い、病院に搬送されてしまったそうです。
母の姿にショックを受けた鈴木は、病院の屋上で、死んだら楽になれるのかと考えます。
すると一通のメッセージが届きました。
『壊職代行』と書かれた内容に、思わず対象者に彼らの名前を記入し送信。
「悪戯メールに何してんだ」と落胆していると、背後から謎の女性が登場。
『火室静香』と書かれた名刺を差し出し、退職代行ではなくブラック企業を代わりに壊す『壊職代行サービス』だと自己紹介します。



冒頭で、電車から飛び降りるのを助けたのが火室さんだったんだ!
壊職代行2話ネタバレ
2話ネタバレ要約:契約書は上司と社長の罠だったと知り、制裁を決意した鈴木により、三木は“セレブ婚活サロン”詐欺にまんまと引っかかっていきます。
壊職対象は【フマホーム】、おススメは社会的抹殺コースで料金は…
と説明を始める静香に、鈴木は会社に損害を与えてしまった自分が悪いからと制止します。
すると、同じ壊職代行人だという男性(鬼塚)が現れ、ボイスレコーダーを再生しました。
ボイスレコーダーからは中宮主任と社長の会話が流れてきます。
内容は鈴木がシュレッダーにかけた書類について。
なんと破棄した契約書はフェイクで、見せしめ&鈴木を退職させないために2人が仕組んだことでした。



なんて卑怯な!本当に腹が立ちます!
真相を知った鈴木は膝から崩れ落ち、制裁を加えることを決意しました。
最初のターゲットは三木姫華。
パパ活相手と連絡を取りながら歩いている彼女に、一人の女性がぶつかります。
持っていた飲み物がこぼれて服が汚れたと怒る三木は、クリーニング代を支払うという女性に慰謝料も請求します。
そこに見るからにセレブそうな男性が現れ、連れが失礼した…と数十枚の万札を渡してきました。
その男性はクリーニング代と迷惑料だと言い、女性と共に去っていきますが、三木は開いた口が塞がりません。



なんとこの女性は静香だったのです!
一連の流れを見ていた鈴木は、これでは三木が得をしただけではないかと不安になりますが、これは撒き餌だと言う静香。
翌日、昨日の出来事で味を占めた三木は、パパ活をやめて当たり屋をすれば楽に稼げるのではと考えます。
するとぶつかった女性、静香が三木に接触。
昨日の非礼を詫びる彼女に、三木は一緒に居た男性について聞き出します。
彼は有名企業の社長で、セレブ限定の完全紹介制婚活サロンで知り合ったといい、なんと男性は年収億単位でないと登録できないと説明。
女性も入会金に一千万かかるが、成婚すると半額キャッシュバックされ、五百万でセレブ妻になれまるよと言い、お詫びにこの婚活サロンに紹介したいと話します。
「一千万なんて払えるわけがない!」と言う三木ですが、静香の羽振りの良さに心が揺れている様子。
そこに昨日の男性が登場し、背中を押しました。
今がチャンスだという言葉に、三木は入会を決め一千万円を用意。



入会金を支払う様子は鈴木にも共有されているよ!
まんまと騙された三木は、年収五億円だと言うイケメン男性・伊集院に食いつき、早速紹介してもらいます。
食事をして結婚を前提にお付き合いして欲しいという言葉に、セレブ妻になれると信じて疑いません。
翌朝、ホテルで目覚めた三木は一夜を共にした彼に満足し、勝ち組確定だと嬉しそうにしています。
しかし、隣に伊集院の姿はなく、スマホの通知音だけがなり続けていました。
スマホを確認するとSNSに沢山のコメントが…!
壊職代行3話ネタバレ
3話ネタバレ要約:セレブ婚活詐欺に騙され、SNSで過去の秘密も暴かれた三木は、借金まみれで転落していきます。
沢山のコメントとリツイート数、バズッた!と喜ぶ三木ですが、間々田社長から怒りの電話が。
何故怒っているのかわからない三木に、間々田はSNSの投稿を確認するように言います。
言われた通り見てみると、なんと投稿した覚えのないパパ活の詳細がつぶやかれていました。
フマホームで勤務している等の個人情報も記載されていて、こんな社員が働いているなんて会社のイメージはダダ下がりです。
怒り心頭の間々田ですが、三木は伊集院と結婚してセレブ妻になるからと適当にあしらいます。



後先を考えないタイプの女性なことがわかります!
電話を切ると、伊集院に連絡を取りますが、音信不通。
騙されたかもと焦った彼女は、婚活サロンに出向くと、そこはもぬけの殻になっていました。
さらに追い打ちをかけるかのように、伊集院とのハメ撮り動画が拡散されており、絶望する三木。
そして、嘔吐までしてしてしまうほどヤバい状況に陥った彼女の前に、婚活サロンを紹介した女性(静香)が姿を現しました。
怒り狂った三木は、静香に詰め寄りますが、後ろにはパパ活相手の奥様達がおり、慰謝料として合計一千万円請求されます。
その後、ゲッソリした三木は会社を訪れ、間々田に泣きつきますが、全く相手にされません。
当然、他の社員たちも皆彼女の事をシカト!
パトロンにも見放され、哀れな最後を迎えるのでした。



三木姫華の壊職完了!
彼女は借金まみれで風俗嬢に堕ちてしまうよ。
壊職代行4話ネタバレ
4話ネタバレ要約:パワハラ動画が社内にばらまかれ解雇された中宮は、転職先で詐欺集団に追い込まれ静香の罠に落ちていきます。
次のターゲットは営業主任・中宮健也。
契約数が増えたと、間々田に褒められた中宮は上機嫌です。
自分の指導のお陰で成果が出たと意気揚々の中宮ですが、対照的に社員たちは疲労により淀んだ空気を漂わせています。
自分の評価のため壊れるまで働いてくれよと考える中宮に、一通のメールが。
メールは会社全体に送られているようで、そこには『パワハラ諸悪の根源・中宮健也のご尊顔』と題した動画が添付されていました。
三木の次は中宮による会社のイメージダウンで激怒した社長の間々田は、すぐさま中宮を解雇に。
中宮は「リークした奴は誰なんだ!」とキレながら会社を去りますが、そこに静香が近寄り、ヘッドハンティング。
中宮の手腕を褒め、年収3千万と伝えると、彼はあっという間に転職を決意します。
1ケ月後、転職先のオフィスに向かうと、そこにいたのは強面の男達の集団で、仕事内容はオレオレ詐欺。
完全に委縮してしまった中宮は、男たちにボロクソ言われ、シゴかれてしまいます。
その様子を見た鈴木は弱弱しい中宮の姿に呆然!



自分より弱い相手にしか高圧的にいけないなんてダサいですね!
オレオレ詐欺は仕込みで、ガラの悪い男性達も彼女の仕事仲間でした。
そうとは知らない中宮は、昼休憩に1人事務所に残されます。
そこに静香が現れ、ハメられた中宮はキレますが、彼女は脅されていたと謝ります。
そして、「お詫びとして身体で償います!」と言って、彼を誘惑。
中宮はまんまと彼女の罠にハマってしまうのでした・・・
壊職代行5話ネタバレ
5話ネタバレ要約:中宮を地獄のカニ漁に送り込んだ後、静香は社長の孫娘として潜入し、間々田を正面から挑発し始めます。
静香に馬乗りになり、襲い掛かかってくる中宮。
すると静香の婚約者というテイで鬼塚(壊職代行の仲間)が現れ、中宮の顔面を蹴り飛ばしました。
そして無理やり襲おうとした慰謝料として1億円を請求します。
そんな大金払えるわけがないという中宮に、鬼塚は「臓器を売るしかねーな」と脅すと、彼は恐怖のあまり失禁。
中宮は『自身の臓器を売る』もしくは『命の危険がある仕事をする(カニ漁)』の二択を迫られてしまいます。
死にたくない中宮は、カニ漁を選びました。
1ケ月後、外国人のカニ漁船に乗せられた中宮は5年もの間、過酷な労働を強いられることになります。
こうして中宮への復讐は完了しました。
最後にターゲットになるのは諸悪の根源であるフマホーム社長・間々田楓馬。
度重なるイメージダウンで業績が悪化してしまったため、間々田は資金集めに必死です。
そこに出資を申し出る老人が現れ、間々田も喜びます。
その翌日、フマホームに静香が入社してきたため、聞いていなかった鈴木はビックリ!
老人は孫娘のフマホーム入社を出資の交換条件にしていました。
この孫娘の正体が静香で、フマホームに潜入し、内部から会社を破壊しようとしていたのです。
彼女は潜入早々、さっそく行動を起こします。
鈴木の「対応係」の仕事ぶりを非難し、ボロクソにいう間々田に対して反論。
「対応係って存在する意味があるんですか?」と質問すると、、、
続けて「社員1人をいじめるために企業の評判を落とすのは、無能な経営者がすることですよね?」
と言って社長を煽ったのです。
壊職代行6話ネタバレ
6話ネタバレ要約:社長は静香に煽られ屈辱の土下座をさせられたうえ、電車内での失態までSNSに晒されてしまいます。
煽られた事でムカつく間々田ですが、出資者の孫娘という立場の彼女に強気には出れません。
すると静香は急に謝罪し、「思ったことを深く考えないですぐ口に出しちゃうんです。対応係を作ったのも深い考えがあるのですよね?」と間々田を立てます。
気を良くした社長は自分の考えを意気揚々と語りますが、ここで彼女が「さすが!官僚より経営者を選んだだけある!」と言いました。
さらに家族はみんな東大卒で官僚であること、間々田だけFランクの大学を卒業しており家族の仲では落ちこぼれであることをバラします。
自身の経歴を隠しておきたかった間々田は、喋り続ける静香を制止しようと彼女の肩に手を置きました。
すかさず、静香は悲鳴を上げセクハラだと訴えます。
謝罪を要求され、社員の前で土下座するという、彼にとって耐えがたい屈辱を味合わせました。
その後、間々田は出資者に紹介された取引先に向かうことになりますが、電車の中で謎の腹痛に襲われます。
実はいつも社長が飲む缶コーヒーに静香が下剤を仕込んでいたのです。
電車が駅に到着するまで残り20分…耐える間々田ですが、ここでガラの悪そうな男性(鬼塚)に絡まれました。
腹痛に耐えていた間々田は、我慢できずに車内で脱糞してしまい、辱めを受けてしまいます。
さらに、その様子を撮影した動画がSNSに流出し、静香のせいで誰なのかまで特定されてしまいました!
絶望し、怒りに震える間々田ですが、彼の元に「フマホーム社員・火室静香のスキャンダル」という題名のメッセージが送られてくるのでした。



粗相してしまった様子が流出してしまうなんて恥ずかしくてもう外出れないですね(^^;)
壊職代行7話ネタバレ
7話ネタバレ要約:社長は番組で元部下たちにパワハラやセクハラを告発され、会社も信用もすべてを失ってしまいます。
静香がフマホームに出社すると、会社の掲示板に「火室静香アダルト作品出演の過去」という文字と共にその写真が掲載されており、社員が群がっていました。
間々田はで何者かに送られてきた彼女のスキャンダルを掲示板に張り付けていたのです。
ショックを受けて、その場から逃げていく静香を見た間々田はご満悦。
そんな時、まるで計算したようなタイミングで、出資者の老人(壊職代行の仲間で静香の祖父役)がやってきました。
最初は「孫を泣かせるなんて」と怒るのかと思いきや、「出資者の孫にも臆することなく厳しく指導するなんて、すごい社長だ!」と間々田を褒めちぎったのです。
この上手な褒め方に完全にだまされた間々田は、満足気な表情をみせます。
そして、そのお礼と、今の会社の状況を好転させるため、「マネーのカブト」という番組の主演を提案してきました。
「マネーのカブト」は人気のネット番組で、有名な事業家や投資家の前で自分のアイデアを発表し、お金を出してもらうという番組です。
会社の悪い評判を消し、自分の能力を世の中に見せつける最高のチャンス。
間々田は、これが自分を破滅させるための罠だとは全く気付かず、すぐに出演を決めてしまいます。
静香たちが狙っていたのは、まさに「勝ったと思った瞬間が一番危険」という人の心を突くことだったのです。



スキャンダルもフェイクで、社長を転落させるための巧妙な作戦だったんだね!
放送当日、自信いっぱいでスタジオに入った間々田を待っていたのは、びっくりするような光景でした。
なんと審査員の席には、偽名を使った静香が座っていたのです。
動揺しながらも「俺の発表で黙らせてやる」と強気でいた間々田でしたが、彼の発表は事業家から「小学生の夏休みの宿題ですか?」とひどく言われてしまいました。
さらに静香からは「クソ漏らしオジスタンプでも作った方がまだお金になるんじゃない?」と弄られてしまいます。
ネットの書き込みも「あんまいじめるなよ!また漏らすぞ!」と大荒れになり、怒った間々田は最後の手段として彼女のスキャンダル画像を公開しようとします。
しかし、スマホに急にウイルス感染という画面が表示され開けません。
さらに番組は、挑戦者として鈴木が率いる「フマホームの今の社員たち」を登場させました。
間々田の公開処刑は、ここからが本当の始まりでした。
鈴木たちが発表したのは、間々田への皮肉を込めた「オフィスビルで使うパワハラ防止システム」。
その社会への貢献度は審査員たちから絶賛され、見事に投資してもらうことが決まりました。
そして番組には、間々田によって人生をめちゃくちゃにされた元部下たちが続々と現れました。
「愛人になれとしつこく言われた」 「やってもいないミスを自分のせいにされて、クビになった」
「高橋を潰せと命令されて、セクハラをでっちあげさせられた」 「接待の場で顔を火傷させられた」
彼のひどいパワハラ、セクハラ、そして暴力の数々が、全国に放送されている生番組で、涙を流しながら告発されていきました。
「我々は間々田社長を集団で告訴します!!!」
この前例のない生放送によって、フマホームの株価は大暴落し、世間からの信頼は完全になくなりました。
会社の破滅は確実なものとなったのです。
すべてを失い、幽霊のように夜の街をふらついている間々田。
そんな彼の前に、壊職代行メンバー(静香、鬼塚、老人)が姿を現すのでした・・
壊職代行8話ネタバレ
8話ネタバレ要約:フマホーム崩壊後、壊職代行の見習いとなった鈴木が次なる標的・金賀一族との戦いに挑み始めます。
突然の状況に動揺した間々田は、「グルだったのか…!!! てめえら何者だ!?」 と激しい怒りをぶちまけました。
すると静香は、「自分たちはブラック企業やブラック上司を代わりに『壊』す壊職代行です」と答えます。
これに対し、「やってることは営業妨害だ! 訴えてやる!!」と間々田が脅してきますが、老人が不気味に笑いました。
「ワシらは実体のない影の組織…どうやって訴えるのかね?」
そして、このタイミングで間々田の背後から警察が現れ、彼は逮捕されてしまいます。
連れていかれる間々田に、静香は「明日株主総会を開きますね。逮捕された代表取締役の解任について」 と驚きの発言。
「株主って…」と呟く間々田に、3人は悪魔的に微笑んだ。 「我々ですよ」



壊職代行チームはすでに会社も乗っ取っていたんだね・・
法廷で間々田は懲役5年の判決を受けますが、彼への復讐はそれだけでは終わりません。
静香はなんと、間々田の弁護士となっていたのです。
拘留初日、弁護士として現れた彼女が見せたのは、変わり果てた元部下・中宮の動画。
動画で中宮は、「間々田ぁああ!! 戻ったらてめえを殺しに行く!!!!」 「俺はそれだけを考えて地獄を耐えてる!」と復讐に燃えています。
静香は出所後に中宮へ居場所を教えると告げ、間々田を恐怖の底へ突き落とすのでした。
法廷で取り乱した間々田は「殺されちまう!一生ぶち込んでくれ!!」と絶叫。
彼を待つのは復讐に怯える終生の地獄だった。



ここで、フマホーム編は完結!
半年後、物語は新たな舞台へ移ります。
「その取引先との関係は切れと言ったよな!」と部下に激怒する金賀星屑興業の社長・金賀星蔵。
土下座して謝る部下に、刀を突きつけ「俺が法だ!神だ!!!!」と豪語します。
場面が切り替わり、元依頼者の鈴木はスーパー「カネガホシマート」で働いていました。
店長・金賀覇星が主任を殴り、床の魚を「売り場に並べろ、バカな客にはわからない」と命じる光景を目撃します。
主任いわく、カネガホシマートだけでなく、この一帯は金賀一族が支配しており、絶対的な王様とのこと。
この状況に鈴木は「情報通りだ」と発言。
実は、フマホーム退職後、鈴木は壊職代行の見習いとして働いていたのです。
その後、鈴木は静香と共に、ある青年の葬儀に参列。
青年の母親は涙ながらに、息子・智司は「金賀一族に殺され、名誉まで奪われた」と訴えます。
彼女は 「金賀一族を必ず生き地獄に落とします」と誓いました。
その帰り道、どんなに努力してもすべての人は救えないと語る静香に、鈴木はこう答えます。
「でも…自分は救われました!自分も誰かを救いたいです!」
金賀一族の悪事を暴く鈴木の初任務が、密やかに幕を開けようとしていた。
壊職代行9話ネタバレ
9話ネタバレ要約:静香が金賀星屑興業の内部に侵入し、劣悪な労働環境を調査。そして鈴木が壊職代行の一員になった経緯が明かされます。
金賀星屑興業の専務取締役である金賀成子は、社長夫人の地位を悪用して職場でやりたい放題。
若い男性社員に荷物持ちをさせたり、車を洗車させたりと、勤務時間外にも関わらずタイムカードを切らせて無給で働かせる手口を常用しています。
そんな中、成子は新たに会社に配属された火室静香に関心を示しました。
未婚であることを知ると、離婚歴のある息子・覇星(カネガホシマート店長)の結婚相手として目を付けたのです。
「主人に従順な良妻になれそう」という古臭い考えを一方的に押し付けてきました。
静香はこの無理な要求を断固として拒否しました。
職場に仕事以外の目的で来ているわけではないこと、時代に合わない価値観を強要しないでほしいことをはっきりと伝えます。
さらに「そのような母親に育てられた息子も問題があるはず。というか、あなたと義理の親子になると死んでも嫌です。」と厳しく言い返しました。
自尊心を深く傷つけられた成子は怒り狂い、静香の顔面を叩きつけました。
静香が暴行罪に当たると指摘しても、「従業員への教育的指導」だと言い逃れして謝罪しようとしません。
さらに周囲の従業員に対して「暴力を目撃した者はいるか」と尋ね、暗黙の脅迫を行います。
権力への恐怖に支配された同僚たちは、「静香が一人で転倒しただけ」という虚偽の証言を次々と行いました。
この集団による圧力で、静香は完全に孤独な状況に追い込まれます。
成子は「若い女性が屈服する瞬間を見るのが何よりも快感」と異常な喜びを感じていました。
そこへ社長の星蔵が登場し、調停者を装いながらも最終的には妻の側に立ちました。
結果として静香のみならず、現場にいた全従業員が経営陣に謝罪の姿勢を強要されるという不当な処分が下されます。
数日後、鈴木と再会した静香は、顔の傷跡を見せながらも自信に満ちた表情を浮かべていました。
「問題ないですよ。必ず何倍もの報復をしてみせますから」と決意を語ります。
予想を上回る劣悪な労働環境を把握した静香は、覇星の身辺調査を鈴木に委ね、自身は小物である成子の「壊職」から取りかかることを宣言しました。
ここでフマホーム壊職直後の回想シーンが描かれます。
フマホームが破綻した後、静香は3人から奪った資産やマネーのクワガタからの投資などで得たお金を使い、健全な新会社を創設。
被害を受けた労働者たちや鈴木をそこに移籍させる予定でした。
しかし、鈴木は「自分を壊職代行の一員にしてください」と懇願したのです。
それを聞いた静香は鈴木の胸倉をつかむと、見たこともないような怖い形相で、自分たちの活動が清廉な正義ではないことを説明しました
「正攻法では悪徳企業を倒せない」「違法行為も辞さない」「失敗すれば容赦なく見捨てる」という漆黒の組織である事を伝え、それでもこちら側にくる覚悟があるのかを問います。
それでも鈴木の意志は変わりません。
「他者を助けるためなら悪の道にも進みます」という固い決心を示しました。
これを聞いた彼女は以前、「ブラック企業を地獄へ落とした後に、自分も地獄で裁かれます」と老人(おそらく壊職代行のメンバー)に強く誓ったことを思い出します。
そして静香は鈴木を組織への加入を許可されます。
時は現在に戻り、静香は「ヘマしないでくださいね!鈴木さんを壊職したくないので!」と忠告するのでした。
一方、成子の嫌がらせはさらに度を越していきます。
婚約者がいる男性社員をホテルの部屋へ呼びつけ、服を脱がせてご奉仕させていたのです。
さらに翌月の日曜に予定される孫の運動会への全員参加を命令し、静香には30名分以上の弁当作りと食材費の個人負担を要求しました。
異常なハラスメントに静香が反応できないのを見て、成子は「反抗したことを後悔しているでしょう」と優越感に浸ります。
その瞬間、成子宛てに封書が届き、彼女は驚きの表情をみせるのでした。
『壊職代行』の最終回結末ネタバレ
「壊職代行」はまだ完結していません。
そのため、最終回結末はどうなるのか、今後の展開をネタバレ考察していきたいと思います。
壊職代行の最終回結末ネタバレ:鈴木は一人前の壊職代行になっていく
8話でフマホーム編が完結した後、鈴木は壊職代行のメンバーとなり、見習いとして働き始めました。
フマホーム編では静香や鬼塚の活躍ばかりでしたので、金賀星屑興業からは鈴木の見せ場も描かれていくでしょう。
しかし、彼はただの落ちこぼれ社員でしたので、現状、力不足は否めません。
潜入中にミスをしてしまい、ピンチに陥ってしまう可能性も考えられます。
壊職代行として活動していくうえで、今後何か特別な才能が目覚めていくのかにも注目ですね。
最終回では、一人前の壊職代行になっていくのではないでしょうか!
壊職代行の最終回結末ネタバレ:火室静香の過去が明かされる
静香がなぜ「壊職代行」という特殊な仕事をしているのか?
その理由は彼女自身が過去にブラック企業で働いていたからで間違いないでしょう。
9話では1コマだけですが、老人(壊職代行のメンバー)に「ブラック企業を地獄へ落としきった後に、自分も地獄で裁かれます」と発言しているシーンが描かれました。
このことから、彼女が昔ブラック企業に苦しめられ、深い恨みを持っていることがうかがえます。
パワハラやセクハラなどの辛い体験を通じて、加害者の心理や弱点を見抜く力を身につけたのでしょう。
静香の豊富な知識と周到な手法は、すべて自分の経験から生まれたもの。
同じように苦しんでいる人たちを救いたいという想いと、理不尽な会社への怒りが、今の壊職代行業へと導いたのだと思われます。
また、潜入する際も偽名を使用せず、「火室静香」として潜入することから本名は違う可能性もありますよね。
彼女の過去や経歴がいつわかるのかにも注目していきましょう。
『壊職代行』を読んでみた感想
『壊職代行』を読んで最も印象的だったのは、現代社会のブラック企業問題を「高解像度」で描いている点です。
パワハラやモラハラの描写は非常にリアルで、実際にそうした環境で働いたことがある人なら、思わず心臓がドキドキしてしまうほどの生々しさがありました。
主人公の鈴木が受ける理不尽な扱いは見ていて辛くなりますが、だからこそ後の復讐劇で得られるカタルシスが格別なのだと感じます。
特に、悪役たちが自分の行いの報いを受ける場面では、「ざまあみろ」という感情が湧き上がってきました。
静香というキャラクターの魅力も作品の大きな要素です。
彼女の圧倒的な頭脳と戦略性、そして様々な人物に変装する能力は、まさにプロフェッショナルという言葉がぴったり。
そして作品のテンポの良さも秀逸です。
ストレスを感じる場面もありますが、それが長く続くことはなく、すぐに痛快な展開が待っているため、一気に読み進めることができました。
ただし、現実的には実現不可能な復讐内容も多く、完全にフィクションとして楽しむ必要があります。
しかし、それこそが漫画の面白さであり、現実では決して味わえない爽快感を提供してくれる作品だと思います。
悪役の表情描写については、確かにホラー漫画のような醜さがありながらも、同時にユーモアも感じられる独特の表現でした。
この絶妙なバランスが作品の個性を生み出しており、記憶に残りやすい要因になっています。
全体的に、現代社会の問題を扱いながらもエンターテイメントとして非常に完成度の高い作品だと感じました。
ブラック企業で苦しんでいる人にとっては、一種のカタルシス効果を得られる作品として機能していると思います。
まとめ
この記事では「壊職代行ネタバレ全話!最終回結末がどうなるのかも徹底解説」をご紹介しました!
悪事を働くブラック企業&上司を徹底的に懲らしめ、制裁を与えていく『壊職代行』
パワハラを行っていた人物に鉄槌を下していく様は、読んでいて気分爽快ですよね。
1章完結後、鈴木は壊職代行のメンバーとなり、火室と共に悪事を働く企業と戦っていくことになります。
最終回結末はどんな展開になるのか、今後も目が離せません。
最新話のストーリーが更新され次第、ネタバレ情報を追記していきますので、また読みにきてくださいね。
「壊職代行ネタバレ全話!最終回結末がどうなるのかも徹底解説」でした。