今回は「俺だけレベルアップな件の水篠父・潤一郎の正体は?再会&死亡シーンを徹底調査」を題してお届けしていきます。
アニメ化も果たし、続編まで連載されている『俺だけレベルアップな件』、とっても面白いですよね!
その中に登場する主人公・水篠旬の父親である水篠潤一郎は謎に包まれたキャラクターです。
彼の一生は作中では失踪から始まり、旬との再会そして悔いを残したままの死亡が描かれていました。
本記事では『俺だけレベルアップな件』での再会と死亡のシーンを振り返りながら、水篠潤一郎について分かりにくかったかも知れない場面や設定などについて解説して参ります。
『俺だけレベルアップな件』の水篠父親・潤一郎の正体は?プロフィ―ルを解説
水篠潤一郎について | 詳細 |
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名前 | 日本語版:水篠潤一郎 / 韓国語版:성일환(ソン・イルファン) |
CV | 小山力也 さん |
初登場 | 漫画56話 アニメ15話 |
職業 | 消防士→S級ハンター→不明(支配者との契約) |
元消防士のS級ハンター
水篠潤一郎は元々は消防士として人々を守る仕事に就いていました。
そんな彼は覚醒者として目覚めた為、ダンジョンの脅威から市民を救う為にゲートを通ってモンスターと戦うハンターを志します。
元々消防士だった為、人命救助の知識や厳しい訓練をクリアして来たので、そこに覚醒者としての能力も加わり、彼はなるべくしてS級ハンターとして認定を受けます。

ハンターになる前から尊敬できる人物だと感じますね。
S級ハンターは任される仕事も多く、恐らく稼ぎも悪くなかったのでしょう。
生活に困らず、性分である人助けも出来てに水篠家は順風満帆な将来が待っていると思われていたが...



元から人々を救う仕事をしていた潤一郎ですので、ハンターとして志を高く持って励んでいた事が分かりますね。
突然の失踪
潤一郎は物語は始まる10年前に失踪しており、行方不明の状態から旬の話が始まります。
水篠家は大黒柱を失い、母は寝たきりとなってしまった為、困窮した状態でした。



父がいない10年間、旬と母はかなり苦労していました。
逃げ場のないその状況が原因で旬は自分と母、そして妹の生活を守る為にかなり早い段階でハンターになる事を強いられ、覚醒者ながらもE級の魔力しかなかった彼は生活費を稼ぐのもかなり難しい状況です。
低級のハンターとしてこき使われることもあれば、危険な目に合ってしまう事もありました。
それだけでなく二重構造のダンジョンの様なそもそもランク付けに誤りがあったダンジョンに潜った事もあります。
旬はこれをきっかけに復活とレベルアップが出来る技能を得ますが、災難はそこでは終わりません。
悪意を持って自分の階級では危険すぎるダンジョンに潜らされ、切り捨てられるトカゲとの一軒もあったり、危険な目に合ってしまう事も多くありました。
レベルアップが出来るようになるまで、旬はかなり苦労します。
物語の序盤では経済的に不自由である事をプライドが許さない為に周りのハンターには言い出せず、相談する相手もいなかった旬はかなり悩みを背負った青年として生きていました。
その為、彼は父に恨みを持つほどに複雑な想いを抱いています。



旬は物語の中で強くなるきっかけがありましたが、そのまま一般人だった場合、父を本編以上に憎んでしまっていたのかもしれません。
人知を超えた強さ
潤一郎は元からかなり強く、覚醒してモンスターに対抗できる程に強くなりました。
後述する理由で彼は更に強化された為、もはや人の域を超えた力を持つことになります。
この強さはあまりに凄まじく、彼が10年ぶりに再発見された際に人型のモンスターと間違えられる程です。
彼はアメリカ合衆国のA級ダンジョンに出現し、潜ったハンターにはボスと間違えられ英語が話せない為人型モンスターとして大人数である彼らに襲われますが、全員生還できるように手加減をしながら、倒されるどころか傷一つつく事はありませんでした。
彼は家族の元に帰還したいという思いがあった為、何とか残ったハンターにつたない英語で意思表示をし、わざと捕まります。
彼は米国のハンター管理局に拘束され、尋問を通して交渉する事が狙いでした。



限られた英語知識でここまで機転を利かせたのは、不通に凄いと思います!
しかし、言語の壁がある為、強すぎる捕虜に困り果てたハンター管理局は日本語が話せるハンターの通訳の到着を待つことになりました。
結局この尋問はS級ハンターの右京隼人によって行われました。
だが彼は潤一郎の名前を知り、右京兄妹と彼らが所属するスカベンジャーギルドとの因縁がある旬の父だという事に気付きます。
スカベンジャーギルドと敵対している旬への恨みを彼で晴らそうとする右京は彼に息子や家族を使い脅しました。
しかし、ここが彼にとって最大の過ちだったのです。
家族を出して揺さぶりをかけてきた事に激高した潤一郎はそのまま右京と戦闘になりますが、S級ハンターでも全く歯が立たない程に彼を一瞬で圧勝します。
この方法では家族との再会は叶わないと察した強すぎた男は再び姿を眩ませるのでした。
尋問室があった建物は全壊し、消防署が手配されるほどの大事ですが、ハンター管理局に所属する人はS級同士の戦いではこの程度で済んだのは寧ろ不自然なぐらいだと考えます。
圧倒的な強さを持つ彼を右京は人間とは思えないとハンター管理局に報告します。
しかし、ハンター管理局副局長のマイケル・コナーは破壊されて行くビルで人命救助をする監視カメラ映像を目にしており、右京も大けがを負っているものの生きたまま発見されたことも加味し、本当は人を思いやれる心を持った人間なのではないかと疑念を抱くようになります。
彼の強さには様々な要因があり、上記でも説明した修練だけでなく後述する通りの驚くべき理由もありました。



人類の脅威になっているモンスターと間違えられる程なんて、怖くなってしまうぐらい強かったんですね。
『俺だけレベルアップな件』の水篠父親・潤一郎が行方不明になつたのはなぜ?
潤一郎が旬の前に姿を現せない理由は大きく分けて二つあります。
一つ目は10年前にゲートを通ってダンジョンに潜った彼はそこのボスを倒しました。
ダンジョンにいるボスが倒されると一時間程度の期間が経過するとゲートが閉じてしまい、万が一中に残っていた人や物は永久に閉じ込められてしまいます。
しかし、その日に時間以内に帰還したはずのだったのに何故か閉じたゲートがありました。
この事により彼は物資や食料もないダンジョン内に閉じ込められてしまい、連絡手段も立たれてしまっていたのです



潤一郎は家族の元に戻りたくても戻れない状態にあったようですね。
二つ目の理由はこのダンジョンから脱出する為に彼が行った取引にあります。
ダンジョンに閉じ込められた潤一郎は支配者という神の様な上位存在と出会います。
支配者は彼に脱出の手引きと新たな力を与えてくれました。
しかし、引き換えに、君主たちの発生を防ぐという力を与えられてもかなり難しい使命が与えられます。
この取引に応じた潤一郎は前述したアメリカ合衆国のダンジョンに出現するのですが、その瞬間から彼は自分に与えられた使命に準じるしかありませんでした。
彼はその強さを利用して君主の降臨を防いでいましたが、その中で息子の旬が影の君主を宿している事を知る事になります。
影の君主も例外なく討伐対象になる為、彼は息子に会わないようにふるまっていたと考えられるのです。
いずれは避けられない運命だと諦めがあったものの、彼は息子との戦いを遠ざける為に旬や妻と会わないよう行動していたのです。
作中で時より描かれた姿をフードで隠したり、間接的に管理局や政府から手を回すことによって旬を見守っていた人物は潤一郎だったのでした。
上位存在の戦況と使命の内容が変わるまで、彼は旬の前には姿を現したり、協力する事ができません。



家族を守りたいが故に、彼は家族から距離を置かざる得なかったのですね。
『俺だけレベルアップな件』の水篠父親・潤一郎と旬の再会シーンは?
君主の出現が佳境に入り、旬は疾病、牙、酷寒の君主との乱戦を強いられる場面になります。
旬はレベルがあがってかなり強くはなったものの君主がどれも強く、単純に数の差もあり、劣勢となりました。
手数の差に押され、この戦いで旬は一度死んでしまいます。
『黒い心臓』のパッシブスキルによって初代影の君主と対話し復活しただけでなく、プレイヤーとしてのリミットがすべて解除され、本当の意味で影の君主として降臨しかかりました。
他の君主と対立関係にあった影の君主の復活を避けたい牙と酷寒の君主がまとめて彼を襲いますが、そこへ潤一郎が現れ、二人の君主をその圧倒的な強さで退け、旬の復活の為に時間を稼ぎます。
支配者は竜軍との戦いに影の君主の力が必要になった為、彼との契約から影の君主の討伐の必要がなくなりました。
共闘を許された水篠親子は初めて力を合わせます。
牙の君主は敗北を察知し逃亡し、極寒の君主は最後まで戦ったものの、旬が影から呼び出したイグリットとベルで彼らを倒し切りました。



潤一郎の圧倒的な力が加わり、二人で残りの君主に勝利する事が出来たのですね!
『俺だけレベルアップな件』の水篠父親・潤一郎の最後は?死亡シーンを解説
親子の再会と共闘という熱い展開を迎える本作ですが、その後には悲劇が待っていました。
今まで神の力を操ってきた潤一郎だったが、その力を持つのには人間が器として不十分であり、彼の身体は長年のダメージの蓄積に耐えきれず崩壊が始まっていたのです。
最期を悟り、人知れず消滅を迎えようと人気のない場所に移動した彼だったが、それでも彼の前に旬が現れました。
最期の時を息子と共に過ごす事になった彼は今までの経緯を旬に説明します。
本来は君主の降臨を阻止する使命があった為、息子との接触が出来ず、家族を遠くから見守り事しかできなかった歯がゆさについてもここで言及しました。
旬は父に対して複雑な感情を抱いていましたが、父の苦悩に触れそれらを受け入れます。
親子二人で涙を流す中、潤一郎はそれでも家族と過ごす時間が欲しかったと悔むのでした。
最期に息子に言葉を残し、彼はの身体は限界を迎え崩れ去ってしまいます。



家族との再会の為に支配者との約束を取り付けたのに、結局家族との時間を逃してしまった報われない父親としての気持ちを想像するとかなり苦しいものを感じますね。
まとめ
水篠父・潤一郎は人知を超えた圧倒的な強さを持っていますが、人間らしい苦悩が多く、とても魅力的なキャラクターでしたね。
また、彼との最後の共闘や別れが旬にとってダンジョンブレイク、そして竜帝との戦いの決意につながる、物語のカギを握る重要な人物でもあります。
アニメ化も果たした『俺だけレベルアップな件』ですが、現在放送中のシーズン2では潤一郎が本格登場し、超大物声優の小山力也さんによって命を吹き込まれ、より魅力的な人物になっているのではないでしょうか。
アニメでは漫画と同じように展開するとは決まっていないので、今後彼の失踪の経緯や旬との再会などがどのように描かれるのか楽しみですね!
また、彼の死亡シーンも作中の重要なシーンですので、そちらについても注目してみてください!
本記事では『俺だけレベルアップな件』での再会と死亡のシーンを振り返りながら、水篠潤一郎について解説して参りました。
漫画とアニメのどちらもとても面白いので、是非楽しんでみてください!
「俺だけレベルアップな件の水篠父・潤一郎の正体は?再会&死亡シーンを徹底調査」でした。