今回は『ザシスネタバレ最終回結末!犯人・共犯者・遥人が生きてたかも考察!』というタイトルでネタバレ記事をお送りします!
【ザシス】は、男性が縛られた状態でビルから突き落とされる衝撃のシーンから始まるホラー・ミステリー漫画です。
物語の流れに謎や考察ポイントが多いため、3巻までという比較的短い作品にも関わらず話題となりました。
特に犯人や、その共犯者、そして物語の中で小説「ザシス」を書いた遥人は生きてたんじゃないかと考察している人も多いようです。
気になるネタバレ:ザシスの犯人は誰か?
気になるネタバレ:ザシスの意味とは?
気になるネタバレ:ザシスの共犯者(真犯人)は誰?
気になるネタバレ:ザシスの最終回結末
改めて『ザシス最終回結末ネタバレ!犯人・共犯者・遥人が生きてたかも考察!』について詳しく解説させていただきます!
漫画【ザシス】1巻あらすじネタバレ
物語は「スズキ」が両手・両足を縛られた状態でビルの屋上から蹴り落とされるシーンから始まります。
身動きができないまま殺されてしまった彼を突き落とした犯人は誰なんでしょうか?
シーンは変わり、とあるビルに会社を置く『小説つばさ編集部』
そこで働く八木沢珠緒(やぎさわたまお)は机の上も汚く仕事ができるタイプとは言えない女性。
何か与える仕事は無いかと上司が考えた結果、彼女にお願いしたのは小説新人賞に応募してきた作品の中でボツとされた小説原稿を読んでなぜボツになったのか考えるという仕事をお願いします。
そのボツ原稿の中にあったのか小説『ザシス』でした。
いじめからの復習系でありきたりな内容だと思った彼女は最後まで読むことなく、乱雑に原稿や書類が積まれている自分の机の家に雑に置いてしまいます。
彼女が机から離れているときに上に積まれている書類たちが雪崩のように崩れて小説の原稿も散乱。
その状況を見かねた同僚が小説『ザシス』の一部を捨ててしまうのでした。
『小説つばさ編集部』には毎日のように、とあるハガキが届いていました。
それは小説ザシスを書いた者からだったようで小説がボツになった理由と感想を聞かせろというもの。
記載されていたメールアドレスに「お答えできない」と返しても、しつこくメールを送ってくる差出人。
八木沢は自分で読んで感想を返信しようと思うのですが作品を読んでいると小説と同じ被害者名、殺害方法の殺人事件のニュースが流れ込んできます。
連続して起きた殺人事件の被害者である鈴木侑己(すずきゆうき)と川瀬拳士(かわせけんし)は中3の頃、同級生の佐伯遥人(さえきはると)をいじめていました。
鈴木はバルコニーから遥人を宙吊りにしていじめていたのでビルから落とされる形で殺害。
川瀬は遥人の服にネズミを入れていじめていたので中世ヨーロッパの拷問であるネズミに腹を食い破られる方法で殺害。
2人の殺害方法とザシスに書かれている2人の殺害方法は完全に一致していました。
その続きを読もうとしても、先日の彼女の不注意により原稿は紛失。
彼女は続きの原稿をどうにかして見つけなくてはいけなくなります。
八木沢は学校の教師である山内海と付き合っていました。
なんと、殺害された2人は彼の同級生だったんです。
山内は同級生である晋太郎と最近つるむようになっていましたが、2人の元へ佐伯遥人から「鈴木侑己お別れ会兼同窓会」のハガキが届きます。
これも小説に書かれていた内容でした。
八木沢や晋太郎は遥人が小説の通りに殺人を犯しているんじゃないかと言いますが山内は「それはありえない」と言います。
なぜなら去年の夏、遥人を轢き殺してしまった張本人が山内だったからです。
遥人は鈴木らと同様に彼をいじめていた児玉凌(こだまりょう)に路上で殴られていた所、逃げた瞬間道路に飛び出してしまい、そこに山内が運転する車が衝突してしまったようです。
山内は教員採用試験に受かったばかりで罪に問われることを恐れたためその場から逃げてしまいます。
その現場には同じく遥人のいじめに加担していた重松巨(しげまつなお)もいました。
遥人のひき逃げに関与することを恐れた児玉と重松は山奥に遥人の遺体を埋めます。
その現場を山内も見ていたのです。
そして現代、遥人が埋められた場所がどうなっているのか気になった山内、晋太郎、八木沢の3人は埋められた現場を訪れると掘り起こされたのか這い上がってきたのか、その場に遥人の遺体はありませんでした。
遥人の遺体はどこに行ったのでしょう?なかなかホラーな展開に続きが気になりますね!
漫画【ザシス】2巻あらすじネタバレ
遥人が埋まっていたであろう場所に遺体がなかったため、山内は気が気ではありません。
気がかりなのは晋太郎を含む他の同級生には同窓会の案内が来ているのに山内には来ていないこと。
そして遥人をいじめていた児玉や重松にもハガキは届いていない事もあって殺す予定の人にはハガキを送らないのでは?を考えるようになっていました。
そのため、遥人を敷いてしまった自分もいつか殺されるかもしれないと不安でたまらなくなります。
とうとう犯人の手は重松にも及ぶことに。
パパ活ならぬ“ママ活”のような事で小遣い稼ぎをする重松でしたが、事を終えて帰ろうとした所をスタンガンで気絶させられてしまいます。
彼はどうなってしまうのでしょう?
山内は自分が殺されるかもしれない事で頭がいっぱいになり、仕事に手がつきません。
そんな彼を八木沢は気晴らしにと『小説つばさ編集部』のつばさ文学賞のパーティーで誘います。
パーティーの来賓で来ていたのは八名四十四(やなしとし)
彼は同級生の仁志和真の父親でした。
和真は遥人と仲良かった印象だったので、何か知らないかと思い彼を探すことにしました。
山内達はパーティー内で和真を見つけ声をかけると明らかに動揺している様子。
ザシスのことを知っているのか?
遥人と最後に会ったのはいつなのか?
質問をすると「知らない・会ってない」の一点張りで逃げ去ってしまいました。
トイレに逃げ込む和真でしたが、動悸が止まりません。
なんと彼の手にはスタンガンが握られていました。
後日、やはりちゃんと和真と話したい山内は彼の家に行くことに。
結果、自宅へ行っても会えなかったのですが警察のパトカーを含む人だかりを発見。
見てみるとそこには遺体となった重松らしき姿が。
そしてその現場を見つける群衆の中に和真の姿を発見します。
追いかけるのですが「俺に付き纏うな」とスタンガンで山内は気絶させられてしまいました。
再び逃げ出した和真ですが、彼じゃない別の人間からスタンガンを当てられ気絶させられてしまいます。
犯人は和真ではなかったようです。
とうとう遥人が呼んだ鈴木を弔う同窓会当日を迎えます。
何が起こるかわからない危険な罠を感じる誘いですが山内は呼ばれていないのにも関わらず実態を確かめるために参加することを決めました。
一足先に集まっている同級生たちは予約があるというホテルに行きますが、なぜか大勢での同窓会の予約は入っていないと返されてしまいます。
ハガキに書かれた住所へ移動するとそこは遥人の自宅でした。
部屋に入るとそこには大きなテレビがあり、同級生と先生が見ている目の前で鈴木が遥人をいじめている時の音声が流れ始めました。
同時にビルの屋上から鈴木を突き落として殺害するシーンも流れます。
同級生一同は悲鳴をあげるのでした。
川瀬を拷問するシーンはなかなかトラウマになる光景でしたね…それだけ犯人はいじめた彼らを恨んでいたと言うことでしょう。
漫画【ザシス】3巻あらすじネタバレ【最終回結末】
気になるのは遥人が書いた小説『ザシス』の八木沢が途中まで読んで残りを紛失してしまった物語の続き。
『小説つばさ編集部』から出版した小説「月の雫」を書いた本屋敷先生(もとやしき)は他の作品を盗作したとしてネットで叩かれている小説家でした。
本人は「盗作なんかしていない」と豪語していましたが、八木沢の必死の関わりによって心を開いていきます。
結果「もう作家になるのは諦めよう」と涙ながらにこれまで盗作するつもりで集めていた他人の小説原稿のコピーを取り出すのでした。
その中に『ザシス』もあったんです。
電話で本屋敷は同窓会で集まった同級生に対してどんなことをすると小説に書かれていたのか読み始めます。
遥人が同窓会を開いた目的は復讐。
いじめて来た鈴木、川瀬、重松、児玉のいじめシーンの音声を聴かせた後、殺害する様を見せつけて一生拭えないトラウマをただ見ているだけで助けようとしなかった同級生へ与えるのが目的でした。
鈴木はビルから突き落とし、川瀬はネズミによる拷問。
重松にはクラス中の牛乳を吐くまで飲まされるといういじめを受けたのでベッドに縛り付けて、水を飲ませ続け、お腹がパンパンになったらバットで叩きつける。
これを繰り返す事で溺死させ、仁志和真の家の近くの川へ捨てました。
児玉には口にできてしまった皮膚の逆剥けを無理やり引っ張られて顔に消えない傷を作られたので痛い思いをさせることに。
アゴにナイフで切り込みを入れ、顔の皮膚を思いっきり引っ張り剥がした挙句、喉を引き裂いて殺害しました。
これらのシーンを見せられた同級生は叫び、あまりの気持ち悪さから吐く人も。
そして4人の他にどうしても許せない人は2人いると連れてこられたのは和真でした。
彼はいじめされているのを笑って見ていた後で「大変だったね」と偽善者ぶって近づいて親友ヅラして来たのが許せなかったようです。
彼を連れて来たのは動画にも出てきた今まで4人を殺害してきた仮面を被った謎の人。
仮面の人はクロスボウで和真に狙い定めます。
しかし、和真を殺すのは私ではないとミイラ化した遥人を椅子に座らせた状態で連れてきてクロスボウを持たせようとしました。
遥人自身に殺させようとしたんです。
同じタイミングで本屋敷から電話を八木沢と同時に聞きながら山内が遥人の家へ到着します。
遥人の部屋には彼の小さな頃からの写真や、抜けた乳歯、これまでに切った爪などが綺麗に飾られていました。
気持ち悪さを覚えるその部屋に貼ってあったのは6名の顔写真。
鈴木、川瀬、重松、児玉、仁志、そしてもう1人。。
その写真を見ようとした瞬間、一緒に来ていた晋太郎が「見ない方がいい」と写真を剥がします。
山内は「6人目はやはり轢き殺した俺なのか」と思いながらも遥人の家の中を進み、仮面の人が遥人のミイラにクロスボウを持たせて和真を殺そうとしている現場へ居合わせます。
仮面を被った人の正体は遥人の母親でした。
和真を目の前で殺させる訳にはいかないので山内は正直に「僕が遥人を轢き殺してしまった」と母親に白状しました。
ものすごい形相で山内に襲いかかる母親でしたが、後ろからクロスボウで頭を打たれてしまいます。
「どうして、、」と涙ながらに倒れる母親、そして死んでいるはずの遥人の目にも涙が流れていました。
山内くんにはいじめを止めようと行動してもらったりして本当に助けられた。
だからどんなことがあっても僕は彼を守らなくてはいけない。
縄を解いてくれとお願いする和真に目を向けていたら、いつの間にか遥人の姿がありません。
この部屋への扉も閉めたはずなのに開いていました。
遥人はどこへ?
犯人だった母親も亡くなってしまったことで解放された山内や和真を含む同級生たち。
山内は遥人が「学校でのいじめを見逃さないように」と気づかせてくれたと言いつつ、彼をひき逃げしてしまった事を自首すると心に決めます。
母親が死んだことで安心したように「俺には関係ない」とその場を後にする晋太郎。
人気のない道を歩いて自分の車へ向かっている途中、何者かの「やれ」の声が。
その瞬間2頭の犬が晋太郎の頭と喉元に噛みつきます。
標的の目印となっていた黄色いネクタイは血で赤く染まっていくのでした。
遥人の6人目の標的な田宮晋太郎。
彼は中3のころ、遥人が父親の莫大な遺産を相続したから調子に乗っていると嫉妬したため、4人へいじめを依頼し、担任の蔦先生を脅して見過ごすようにさせてたいじめの黒幕(首謀者)でした。
ここで物語は結末を迎えます。
晋太郎へトドメを刺した犬へ「やれ」と指示を出した人物は誰なのでしょう…?詳しく考察させていただきましたので続きもご覧ください。
漫画【ザシス】ネタバレ最終回結末!犯人・共犯者・遥人が生きてたかを考察
物語のクライマックス、遥人の家で同級生たちや当時の教師を読んで、これまでの連続殺人を全員に見せつけるような形で、いじめを笑っていたくせに優しく近寄ってきた偽善者の仁志和真をクロスボウで殺そうとします。
遥人をいじめてきた4人を小説ザシスに則って殺害した犯人は遥人の母親でした。
しかし、ラストシーンには謎が残ります。
山内に襲いかかった遥人の母親ですがクロスボウで撃たれてしまいます。
でもクロスボウを持っているのは死んでミイラ化してしまった遥人の遺体。
死人がクロスボウを撃てるはずないのに、どうやって母親を撃ったのでしょう?
遥人は晋太郎が4人にいじめの指示を出しているということを知っており、許せないと思っていました。
最終的に彼は犬に喉元を噛みつかれて殺されてしまいます。
犬に謎の人物が「やれ」と指示を出すシーンがありましたが、その人物は誰なのでしょうか?
本当に遥人が死んでいるのか疑問に持つ人がほとんどのはずです!
【ザシスの最終回ネタバレ考察】遥人の母親の共犯者は誰?
ラストシーンを見ると遥人の母親には共犯者がいそうですよね。
4人の被害者は全員男性で鈴木や児玉などは体格も大きく、母親1人で運ぶのは困難ではないでしょうか?
そう思うと共犯者がいるのではと予想することができます。
鈴木たちを殺害するシーンは定点カメラを使っているとは言え、自分だけであんなに綺麗に撮れるでしょうか?
物語の最後でも同級生が「共犯者がいるはず」と言っています。
そして、それを一つの動画に繋ぎ合わせるのもなかなか技術が必要な作業ですよね。
多くの読者が共犯者は山内の別の人格なのではないかと予想、考察していました。
しかし、それは間違っていたようです。
ラストシーンで晋太郎に犬をけしかけた男が共犯者だと思いますが、彼は遥人本人である可能性が高いことが予想されます。
女性(母親)だけでは大きな男性を運ぶのは絶対無理ですよね!
【ザシスの最終回ネタバレ考察】遥人は生きてた?
ラストシーンで母親がクロスボウで撃たれた後、遥人の遺体の目には涙が流れていました。
遥人が死んでいるなら涙が流れるなんてありえない事です。
彼が母親を撃ったと仮定して、撃った理由は山内を間違ってでも母親に殺させないためでした。
ザシスの小説にも「どんな事があっても山内くんは守らなくてはいけない」とあります。
彼にとっても苦渋の決断だったかもしれませんが山内の存在は母親よりも大きなものになっていたようです。
そして、騒ぎが落ち着いた時にふと遥人の座っていた椅子に目をやると遥人の遺体は消えてしまっていました。
その後も遥人の姿は見つけることができていません。
そのため読者の多くが遥人が生きてるんじゃないか?
と思っている人が多いようですね。
そもそも、人間は死後すぐに腐敗が進み5〜7日で腐敗臭がするようです。
完全なミイラにするためには3ヶ月必要のようですが、腐りやすい脳や内臓を取り除いた状態でないとミイラ化しません。
あの場で腐敗臭について誰も触れていないことから遥人は生きており、ミイラのような顔は特殊メイクの可能性が高いでしょう。
クロスボウをうまく持てなかった理由は、児玉に暴行を加えられ、山内の車に轢かれたこと事で腕に深い傷を負ってしまったからだと思います。
そして遥人が生きているという決定的な証拠があります。
それはいじめの首謀者で黒幕である晋太郎にトドメを刺すため「やれ」と犬に指示を出した男の履いている靴が遥人が履いていた靴と一致するからです。
遥人の靴のつま先の形状はウイングチップという特徴的な装飾がされていました。
犬に指示を出した男が履いていた靴の装飾もウイングチップでした。
母親が言っていた1ヶ月も見つけるのに時間がかかったというのは嘘で、実はすぐに救出できており、1年の時を経て母親と共に共犯者として今回の復讐に参加していた可能性が高いということになります。
遥人が実は生きていたと仮定する方が物語の辻褄がしっかりとあってきますね。
母親を自ら殺さないといけないという結果になりましたが、彼自身が自分の力で復讐を完遂できたのは読者も納得の結末なのではないでしょうか!
タイトル【ザシス】の意味は?
漫画のタイトルにもなっている『ザシス』の意味は『座視する』からきています。
黙って見ているだけで、その事に関係しようとはしないこと。
いじめの黒幕である晋太郎や直接いじめをして遥人を傷つけた鈴木ら4人が一番悪いのはもちろんですが、いじめられた側からしたら、その場にいるにも関わらず見て見ぬふりをした同級生も同罪という事ですね。
遥人は見て見ぬふりをして座視するだけだった同級生も許すことはできなかったんです。
漫画【ザシス】まとめ
今回は『ザシスネタバレ最終回結末!犯人・共犯者・遥人が生きてたかも考察!』というタイトルで記事を書かせていただきました。
やはり、どんな理由があってもいじめは許される事ではありませんね。
いじめをされた人もする人も誰も救われない悲しい出来事だと思います。
この作品を通じて、物語のドキドキハラハラを楽しみつつも改めて人との関わり方を考えさせられたなと感じました。
ザシスの最終回ネタバレ:「ザシス」の意味は「座視す」でいじめられていた遥人が書いた小説だった
ザシスの最終回ネタバレ:鈴木・川瀬・重松・児玉の4人を殺した犯人は遥人の母親
ザシスの最終回ネタバレ:遥人が殺したかった残りのは2人は仁志和真と田宮晋太郎
ザシスの最終回ネタバレ:山内に車で轢かれた後、児玉と重松に山奥に埋められた遥人だったが、奇跡的に生還、または母親に救出され、共犯者として今回の復讐に至ったと予想される
ザシスの最終回ネタバレ:田宮晋太郎に犬をけしかけたのは生きていた遥人本人の可能性が高い。(証拠として彼が履いていた靴の形状が一致するため)
遥人が生きてるか考察させていただきましたが、現実的に考えて実際に死んでいたら事故から1年経った同窓会の日に人としての形状を保っているのが不思議なので遥人は生きていると思います。
以上『ザシスネタバレ最終回結末!犯人・共犯者・遥人が生きてたかも考察!』でした!