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203号室ネタバレ1話!隣人・高梨さんの怪しい行動

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203号室ネタバレ1話!隣人・高梨さんの怪しい行動

百鬼夜行先生による現代ホラー漫画『203号室』が話題を呼んでいます。

コミックシーモアで独占先行配信されているこの作品は、大学生の新生活から始まる身近な恐怖を描いた傑作です。

幽霊や化け物といった超自然的な要素ではなく、隣人という最も身近な存在が引き起こす現実的な恐怖。

それが「203号室」の最大の魅力であり、多くの読者を震撼させている理由でもあります。

今回は、物語の始まりとなる第1話のネタバレを詳しく解説し、作品の魅力について深く掘り下げていきます。

それではさっそく『203号室』1話のネタバレをみていきましょう!

目次

203号室ネタバレ1話

1話ネタバレ要約:上京したばかりの蓮が引っ越したアパートで、隣人の怪しい行動に巻き込まれていく。

物語の主人公は金井蓮、20歳の大学生です。

二浪という苦い経験を経て、ようやく念願の大学進学を果たした彼は、新たな人生のスタートに胸を躍らせています。

選んだ住まいは築55年の古いアパート「あけぼの荘」の202号室。

家賃は4万8千円と格安金額ですが、六畳一間の風呂なしという条件を受け入れての選択でした。

二浪してまで進学させてくれた両親に贅沢は言えなかったのです。

引っ越し当日、荷物の整理をしながら蓮が悩んだのは隣人への挨拶でした。

都会での一人暮らしは初めてで、どのように近所付き合いをすべきか迷いを感じていたのです。

しかし、今後の生活を考えて挨拶回りを決断します。

この何気ない決断が、後に彼の平穏な日常を大きく揺るがすことになるとは、この時点では想像もできませんでした。

201号室の城さんとの出会い

最初に訪れたのは201号室です。

ドアを開けたのは「城」という表札の主で、いかつい体格とヒゲを蓄えた強面の中年男性でした。

蓮は緊張しながらも丁寧に自己紹介し、近所付き合いのしるしとしてタオルを差し出します。

しかし、城さんの反応は素っ気ないものでした。

無言でタオルを受け取ると、一言も発することなくドアを閉めてしまいます。

この冷たい対応に蓮は困惑し、都会の人間関係の難しさを実感することになりました。

運命の203号室・高梨さんとの遭遇

次に向かったのが、この物語の核となる203号室です。

表札には「高梨」の文字が刻まれていました。

ドアが開くと現れたのは、年齢不詳の女性でした。

彼女の最も印象的な特徴は、その瞳でした。

大きく黒い瞳には生気が感じられず、どこか虚ろな印象を与えます。

蓮は丁寧に挨拶をし、202号室に引っ越してきた旨を伝えます。

しかし高梨さんもまた、城さんと同様に無言でタオルを受け取るだけでした。

二度続けて愛想のない対応を受けた蓮は、東京の人々の冷たさに失望を感じずにはいられませんでした。

予想外の親切な行為

ところが、その日の夜に状況は一変します。

疲れ果てて部屋で休んでいた蓮のもとに、思いがけない訪問者が現れました。

それは高梨さんでした。

手には温かそうな肉じゃがの入った容器を持参し、「作り過ぎてしまったから」という理由でおすそ分けに来てくれたのです。

昼間の冷たい印象とは180度異なるこの親切な行為に、蓮は驚きと共に感謝の気持ちを抱きました。

一人暮らしを始めたばかりで、まだ食事の準備も整っていなかった彼にとって、この心遣いは本当にありがたいものでした。

高梨さんに対する印象も、この出来事で大きく変わることになります。

親切の度を越えた高梨さんの行動

その後も高梨さんの親切な行為は続きました。

今度は彼宛ての郵便物を部屋まで届けに来たのです。

それは大学のゼミに関する重要な資料で、「勝手に抜いたのか?」と思いつつも、蓮は心から感謝を伝えます。

さらに蓮がゴミを捨てにいくと、高梨さんはそのゴミ袋を勝手にあけ、中に入っていた缶と瓶を取り出しました。

その日は普通ゴミの日で、蓮はうっかり缶や瓶を入れてしまった事を謝ると、「大学の授業とバイトの連勤で最近寝ていないんです」と発言。

そして「本当なら彼女の一人くらいは・・」と愚痴をこぼします。

すると、高梨さんは、「うらやましいわ!」と言い、蓮に対して自分の境遇について語りました。

年齢的なコンプレックスを抱いており、若い人との出会いの機会がないことを寂しそうに話します。

蓮は持ち前の優しさで、高梨さんを励まそうとしました。

年齢なんて関係ないと伝え、彼女の恋愛を応援すると約束します。

この純粋で真っ直ぐな言葉に、高梨さんは深く感動した様子を見せました。

しかし、この何気ない優しさが後に大きな問題を引き起こすことになるとは、この時の蓮には想像もできませんでした。

バイト先での不可解な出来事

蓮はアルバイトとして中華料理店「萬珍」で働いていました。

ある日、いつものように接客をしていると、見覚えのある顔が店に入ってきました。

それは高梨さんでした。

蓮が驚いていると、高梨さんは「この前教えてくれたわ…バイト先」と何気なく口にします。

しかし蓮には、高梨さんにバイト先を教えた記憶が全くありませんでした。

そんな中、バイト仲間の真帆が「明日のシフト変わって」と蓮にお願いしてきます。

「いい加減にしてくださいよ」と言い返す蓮でしたが、仕事中だったため、「イチャイチャしないで仕事仕事!」と店長に怒られてしまいました。

蓮は仕方なく「今夜ラインで話し合いましょう」と伝えます。

高梨さんはその様子を不気味な視線で眺めているのでした。

その夜、蓮は真帆と電話し、シフトを代わる事を渋々了承します。

隣の部屋では壁に耳をあて、その話を聞いている高梨さんの姿が・・・

>>次話のネタバレはコチラ

「203号室」第1話を読んだ感想

この作品の最大の魅力は、日常の中に潜む不気味さを丁寧に描写している点でしょう。

主人公の蓮が新生活への期待を胸に「あけぼの荘」に引っ越してくるという、誰もが経験しうるシチュエーションから物語が始まります。

二浪の末の大学進学という設定も、蓮の真面目で努力家な性格を自然に表現しており、読者が感情移入しやすいキャラクター造形となっています。

高梨さんという隣人の人物描写が秀逸です。

挨拶での「生気のない黒い瞳」や無言で品物を受け取る冷たい対応から、その後の肉じゃがのおすそ分けという一見優しい行動まで、彼女の存在には一貫した不気味さがありながらも、どこか理解できない複雑さが巧みに表現されているのです。

蓮のバイト先での描写も非常に興味深いものでした。

教えていないはずのバイト先に高梨さんが客として現れるという展開は、彼女の行動の不可解さを際立たせる効果的な演出となっています。

蓮には教えた記憶がないにも関わらず「この前教えてくれたわ」と呟く高梨さんの言動は、現実と彼女の認識のズレを鮮明に示しており、読者に強い違和感を抱かせる仕掛けといえるでしょう。

作品全体を通して感じるのは、現実にありそうな恐怖の絶妙な表現力です。

郵便物を勝手に持ってきたり、ゴミ袋を勝手に開けたりという行動は、確かに不気味でありながら完全に非現実的ではない、絶妙なリアリティラインで描かれています。

隣人関係の微妙なバランスを崩していく高梨さんの行動の積み重ねが、読者にじわじわとした不安感を醸成していきます。

親切そうに見える行為の裏に潜む異常性や、蓮の生活を密かに観察している様子など、ストーカー的な要素が巧妙に織り込まれた構成も実に見事でした。

百鬼夜行先生の絵柄は決して華やかではありませんが、それがかえって作品の不気味さを際立たせる効果を生んでいるようです。

高梨さんの表情や仕草一つ一つに込められた異常性の表現は、読者の心に強烈な印象を刻み込みます。

特に彼女の目の描写は秀逸で、一度見たら忘れられないインパクトを持っているといえるでしょう。

また、蓮の心境の変化も実に丁寧に描かれています。

最初は感謝していた高梨さんの親切が、徐々に不審に思えてくる過程は、読者自身も同じような感覚を味わうことができるのではないでしょうか。

この心理的な変化の描写こそが、この作品の真骨頂といえるのです。

まとめ

『203号室』第1話のストーリーについてネタバレしてきましたが、どうでしたか?

第1話の段階では、まだ高梨さんの本当の恐ろしさは完全には明かされていません。

しかし、既にその片鱗は十分に描かれており、今後の展開への期待と不安を同時に抱かせる構成になっています。

現代ホラー漫画の新たな可能性を示した作品として、この「203号室」は間違いなく注目に値する作品です。

続きの展開がどのようになるのか、高梨さんの異常性がどこまでエスカレートするのか、非常に気になる導入回でした。

ホラー好きはもちろん、普段ホラーを読まない方にも強くおすすめしたい作品です。

引き続き、『203号室』のネタバレをお送りしていきますので、また読みにきてくださいね。

>>全てのネタバレを読みたい方はコチラ

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